四面体OABC において, 4 つの面はすべて合同であり, OA = 3 , OB =

,AB = 2であるとする。また, 3 点O, A, B を含む平面をL とする。
(1) 点C から平面L におろした垂線の足をH とおく。

を

と

を用いて表せ。
(2) 0<t<1 を満たす実数t に対して, 線分OA, OB 各々をt : 1 - tに内分する点をそれぞれ

,

とおく。2 点

,

を通り, 平面L に垂直な平面をM とするとき, 平面Mによる四面体OABC の切り口の面積S( t )を求めよ。
(3) t が0<t<1 の範囲を動くとき, S( t )の最大値を求めよ
(1)

,

,

とおく.

,

,

,

,

,

.

とおくと,

より,

,

なので

.
(2)
Mと直線OCの交点をRとおき,

とおく.
するとRから平面Lにおろした垂線の足をH'とおくと

.
これが

上にあるので,

.
(i) 0<t≦

のとき
切り口は△

であり,

より
面積は

.
(ii)

<t<1 のとき
MとAC,BCの交点をそれぞれT,Uとする.
Tは

上にあるので

とおけ,
TがAC上にあることから

よって
これより

,同様に

.
よって△TURの面積は△

の面積の

倍.
切り口は四角形

なので,
S(t)=(△

の面積)-(△TURの面積)=

.
(3)
0<t≦

ではS(t)は単調増加なので

が最大.

<t<1では

なので,

が最大であり,これは

より大きいのでこれが求める最大値である.
最終更新:2011年10月22日 04:22