aを正の実数とし、空間内の2つの円板
を考える。

をy軸の回りに180°回転して

に重ねる。ただし回転はz軸の正の部分をx軸の正の方向に傾ける向きとする。この回転の間に

が通る部分をEとする。Eの体積をV(a)とし、Eと{(x,y,z)|x≧0}との共通部分の体積をW(a)とする。
(1) W(a)を求めよ。
(2)

を求めよ。
(1)
y=kで切ったEの断面のx≧0の部分は半径

の半円から半径aの半円を取り除いたものだから,

.
(2)
直方体の領域

の体積をX(a)とおく.
W(a)<V(a)<W(a)+2X(a)であり,

.
従ってはさみうちの原理により

.
最終更新:2011年11月06日 23:07