aを実数とする.
(1) 曲線

と放物線

の両方に接する直線がx軸以外に2本あるようなaの範囲を求めよ.
(2) aが(1)の範囲にあるとき,この2本の接線と放物線

で囲まれた部分の面積Sをaを用いて表せ.
(1)

の接点のx座標をtとおくと,接線の方程式は

.
これと

を連立させて

.

.
これが重解を持つ条件は

.
所与の2曲線はx軸以外に2本の共通接線をもつので,これはt=0以外の相異なる実数解をもつ.
t=0でない解は

であるから,

,

.
(2)
放物線の接点のx座標をsとおくと,接線の傾きを考えて

.
よって放物線の2接点のx座標をp,q(p>q)とおくと

.
また,放物線の式から接線の式を引くと

,

となるので,求める面積は

.
最終更新:2011年10月27日 13:09