95s4

Nを正の整数とする.Nの正の約数nに対し
f(n)=n+\frac Nn
とおく.このとき,次の各Nに対してf(n)の最小値を求めよ.
(1) N=2^k, ただしkは正の整数
(2) N=7!

m=\min\{n, \frac Nn\}とおく.
\sqrt N≧m>m'のとき,
f(m')-f(m)=(m-m')\left(\frac N{mm'}-1\right)>0
であるから,mが大きいほどf(n)は小さくなる.
(1)
(i) kが偶数のとき
m=2^{\frac k2}のとき最小値2^{\frac k2+1}をとる.
(i) kが奇数のとき
m=2^{\frac{k-1}2}のとき最小値3\cdot2^{\frac k2}をとる.
(2)
71^2>7!なので,m=70のとき最小値142をとる.
最終更新:2011年10月27日 20:39