n枚のカードがあり,それぞれのカードには

という数字が記入されている.
これをよく混ぜて無作為(任意)に1枚のカードを取り出すとき,それに記入された数の期待値(平均値)をEとする.
また,同時に2枚のカードを取り出すとき,記入された2数の和の期待値(平均値)をFとすれば,
F=2Eとなることを示せ.(n≧2)
無作為に一枚取り出し,戻して再度1枚取り出す操作を考える.和の期待値は2E.
ここで,2回目に1回目と同じものが出るか否かで場合分けをする.出る場合の期待値は2E,出ない場合の期待値はFに等しい.
2回目に1回目と同じものが出る確率をpとすると,n≧2のときp≠1であるから2E=p2E+(1-p)FよりF=2E.
最終更新:2013年09月07日 22:14