定数a(a≧0)およびbが与えられている.x≧0で定義された関数y=f(x)で,下の2条件①,②を満たすものを決定せよ.
①f(x)はx≧0で連続,x>0で微分可能
②
b=0のとき,f(x)=0.以下,b≠0とする.
②の両辺を微分してbf(x)=f(x)+xf'(x).これより

.
両辺積分してexpをとると

(C:積分定数).
これを②に代入して

.
これが成立するのは(a,b)=(0,1)のとき.このときf(x)=k (k>0:定数).
以上をまとめて,b=0のときf(x)=0,(a,b)=(0,1)のときf(x)=k (k>0:定数).
最終更新:2013年09月23日 03:50