0<r<1となる実数rに対し,点O=(0,0)を中心とし半径がrの円をCとする.円C'は中心がO'=(1,0)で円Cと異なる2点P,Qで交わり,OP⊥O'Pとなるものとする.円Cの内部をD,円C'の内部をD',四辺形OPO'Qの内部をD"と表す.rを0<r<1の範囲で変化させるとき,D''から交わりD∩D'を除いた部分の面積の最大値を求めよ.
∠O'OP=θとおく.OP=cosθ,O'P=sinθ,OP⊥OP'より∠OO'P=

.
扇型OPQの面積は

,扇型O'PQの面積は

,四辺形OPO'Qの面積は

.
(D''から交わりD∩D'を除いた部分の面積)=2(四辺形OPO'Qの面積)-(扇型OPQの面積)-(扇型O'PQの面積)

とおく.

,等号成立は

.

なので,

は

で最大値

をとる.
最終更新:2013年09月27日 15:26