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1.消毒・滅菌の方法

消毒:

  • 病原微生物の殺菌または感染力価以下に低下させること。
  • 非病原菌の残存や混入は問題としない。

滅菌:

  • 病原菌、非病原菌を問わずすべての微生物を完全に死滅除去すること。

殺菌:

  • 微生物の生命を奪い不活性化すること。

除菌:

  • 液体や気体中の微生物をフィルタなどで除去すること。


2.消毒・滅菌の原理

消毒・滅菌の原理は主として下記の通り。
方法を選択するときは、微生物によって、その抵抗性が違うことに注意する必要がある。

温度:

  • 加熱によって微生物の構成タンパク質中の水素結合を破壊し、タンパク質が変性することにより微生物が死亡する。
  • オートクレーブがもっとも一般的且つ確実な方法。
  • 飽和水蒸気による高温と湿度または作用時間の三要素で効果が決まる。
  • 通常は121℃で20分の条件で処理する。

乾燥:

  • 微生物の生存に必要な水分を断つことにより、増殖・発育が停止し死滅する。
  • 乾燥滅菌装置が使用される。

紫外線、X線、γ線:

  • X線、γ線、紫外線はDNAによく吸収される。
  • これらのエネルギーによって核酸が変性し微生物が死亡する。
  • よく使用される紫外線ランプは、殺菌光線とも呼ばれる254nm付近の波長を利用する。
  • 紫外線の使用について特別な技術は不要。
  • 安全キャビネット、空調ダクト、水などの殺菌に利用される。
  • 但し、その効果は照射される表面に限られる(透過力がないため)。

超音波:

  • 10~20kHzの超音波は強い機械的エネルギーを有している。
  • 溶液中の微生物を破壊する。
  • 但し、100%の効果は期待できない。
  • 一般に滅菌の目的では使用されない。

化学薬品:

  • 所謂、消毒剤。
  • タンパク質を凝固させたり、油脂成分を溶解するなど、微生物の生理活性を阻害する。
  • その作用機序は十分解明されていないものも多い。
  • 一種類ですべてに有効という万能消毒薬は存在しない。使い分けが必要。
  • 一般的に最大薬効を得るには、高濃度・高温・長時間処理がポイントになる。
  • 消毒剤は強い毒性を有するものが多いため注意が必要。
  • 尚、アルコールは濃度100%よりも60~80%の方が消毒効果は高い。
最終更新:2011年12月20日 05:54