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中小企業におけるM&A > よしだ

(非公開株を公開株にするM&A事例について)
非公開株は資産承継上不利であると一般的に言われる。その理由として、いったん相続が発生すると、
① 非公開会社の株式は公開会社のように証券市場で売買できないため相続人が納税資金を調達することは容易ではない
② たとえ、資産処分などでの納税資金調達が可能である場合にも、公開会社株式にくらべると通常は課税上評価面で不利な取り扱いとなるため、多額の税負担が相続人に発生する
③ 公開会社の株式なら納税に株券を使うこともできるが、非公開会社の株式はこうした物納の面でも不利な取り扱いを受ける
などの理由から深刻な事態が発生するケースがあります。
このような事態を回避するため、M&Aの手法を使って、ファミリー持株を相続税法上不利な非公開株から有利な公開株に変えることがあります。
 戦前最大の財閥であった三井家は三井合名会社を、1940年に三井物産を吸収。これにより三井家は以下の点を実現させました。
① 合名会社の清算によって発生する清算所得課税を、吸収合併のかたちをとることによって回避
② 換金性のない合名会社持分を流動性の高い上場会社株式へ転換
③ 三井物産株式を一部売却することで、非課税で相続財対策資金の調達に成功(当時株式の売買利益は個人の所得税法上非課税)
『小川好澄 図解雑学M&A ナツメ社 2000年』

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最終更新:2007年09月12日 02:23
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