松茸大学学生寮

設備

部屋タイプ・設備

個室(6~8畳):ベッド/机/本棚/小型冷蔵庫(納豆はフタ厳守)

水回り:各階シャワー・ランドリー(深夜1:00~5:00は静音運転)

共用:自習室/キッチン/談話室/発酵物保管庫(温度管理付)

生活ルール(抜粋)

静音帯:22:30~翌6:00(発酵のポコポコ音は可、打楽器は不可)

発酵物:名前・仕込み日・香りの傾向をラベル記載。爆発予兆は速やかに係へ。

祈り・儀礼:音量は図書館相当。御札の掲示は画鋲2点まで。

きのこ採集品:持込は一人1コンテナまで。危険種は見回り係に申告。

来客:23:00まで。量子ロッジは観測時間により制限あり。

※違反時は「清め当番」か「早朝ラジオ黙祷」のいずれかを選択。

食事

学食プラン(任意):朝夕2食/月額 18,000円 目安

人気メニュー:松茸うどん(本物が入る日は“鐘”が鳴る)、菌活定食、祓いスープ。

祓塾はタンパク質多めの“筋祈メニュー”を追加選択可。

費用(目安)

寮費:月 28,000~36,000円(寮・部屋タイプで変動)

共益費:月 2,000円(清掃・消耗品)

電気・水道:実費

研究寮加算(量子ロッジ):月 +3,000円(夜間設備維持)

安全・衛星

夜間巡回:見回りキノコ係(2名体制)

衛生管理:発酵物庫は温度・圧のセンサー監視。異常時は自動で“瓶の歌”が流れる。

非常時:山道避難ルート/非常集合は“菌糸停”の前。

申し込み方法

合格後、マイページ「寮希望」から第一~第三希望を登録。

希望寮に応じて簡易エッセイを提出(例:松庵→「静けさの作り方」600字、祓塾→「筋肉と規律」400字、量子ロッジ→「夜と観測」600字)。

結果通知:合格発表から2週間以内。入寮手続きはオンライン完結。

よくある質問

Q. 発酵物はどこまでOK?
A. 二次発酵まで。三次以降は研究扱いで指導教員の許可を取得してください。

Q. 門限はありますか?
A. 基本23:00(満月のみ23:30)。量子ロッジは観測計画申請で延長可。

Q. 祈祷は部屋でできますか?
A. 可。ただし線香は無香料推奨、太鼓は禁止。

静けさは共用財産、発酵は各自責任。

入寮の心得

(寮生ハンドブック抜粋)

一、静寂は共有資源なり。

夜22時以降の話し声は控えること。
ただし発酵音、寝言、菌糸の成長音は自然現象として免除する。

二、清潔は外見より香りを重んず。

服装よりも、部屋に立ち込める“善き発酵臭”を大切に。
匂いの方向で性格がわかると言われている。

三、挨拶は発酵を促す。

すれ違うたびに軽く会釈せよ。
返事がなかった場合、相手が熟成中とみなす。

四、他人の瓶に手を出すべからず。

中身が何であれ、それは“研究”であり“祈り”である。
爆発しても、それは学びである。

五、火気厳禁。ただし信仰の火を除く。

ろうそくを使う場合、炎が語り出したら即消火すること。

六、門限を守る者は、時間に愛される。

23時を過ぎた帰寓は見回りキノコに報告される。
ただし満月の夜のみ、門は自ら開く。

七、夢の話は朝食時に。

夜語ると夢が迷子になるため。
パンと味噌汁が冷めないうちに共有せよ。

八、寮内にて異音を聞くことあり。

恐れずに「発酵が順調ですね」と返答すること。
返事が返ってきたら、それはもう発酵ではない。

九、落とし物は菌糸停に届ける。

忘れ物はやがて根を張る。
特に靴下は成長が早い。

十、ここで暮らすすべてのものに敬意を。

人・菌・時間、それぞれが寮の住人である。
あなたもその一部に過ぎない。

静けさの中で、何かが育っている。それがあなたでも構わない。

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最終更新:2025年11月02日 04:25