バスの中

カシス「マドレーヌ先生、まだ
    来てないじゃねぇか。」

グラン・ドラジェ「えー、
         おほん。」

カベルネ「うわっ!!
     どっから出たヌ~!?
     ナニものだヌ~!?」

ペシュ「ナニものとはナニごとですの!?
    校長のグラン・ドラジェですの!
    校長は、生きた伝説と呼ばれてる
    すごい魔法使いですの!!」

グラン・ドラジェ「えー、
         みなさんに、お話があります。
         今回のキャンプは、みなさんの
         魔法の力を見ぬくテストでも
         あります。
         したがって、
         キャンプの途中でネを上げて
         帰って来たりした人は・・・・・・・・
         その場で退学!!
         この学校から去ってもらいます。」

ピスタチオ「なんでだっぴーーーーッ!?」

グラン・ドラジェ「何か事件が起きた時、
         マドレーヌ先生は
         『もう帰りましょう』なんて
         ことを言うかも知れませんが
         それはワナです。
         その言葉にさそわれて
         ノコノコ帰って来た人は
         退学です。」

シードル「マジですか・・・・・・・・?」

グラン・ドラジェ「本当はこのことは、生徒には
         ないしょになっておるんじゃが、
         キミたちにはとくべつに
         教えちゃいました。
         わしがここで、こんな話をした
         ことはマドレーヌ先生には
         ないしょにしておいて下さい。
         以上!!」

マドレーヌ先生「ほらほら、
        急ぐのよショコラ!
        マイペースなのはしょうが
        ないけど、みんな待ってるん
        だからねっ!」

ショコラ「んー。
     らくちん。」

マドレーヌ先生、ショコラ、バスに乗る

マドレーヌ先生「あら、校長先生
        いつの間に・・・・・・・・?」

グラン・ドラジェ「ぎくっ!!
         それじゃ、わしはこれで!!
         楽しいキャンプをッ!!」

グラン・ドラジェ、バスから降りる

マドーレヌ先生「なんだからな~
        あ、そうそう、忘れてた!
        魔法の手帳を配りまーす。
        前の人から順にまわして
        くださーい。
        魔法の手帳には、重要な情報が
        自動的に書きこまれるので、
        時々見るようにしてくださいね。

        ところで、これでみんな
        そろったかな!?」

キャンディ「先生!!
      ガナッシュが来てません!!
      彼、休みなんですか!?」

レモン「よかったな、ピスタチオ。
    キルシュが相手だ。」

ピスタチオ「・・・・・・・・。」

オリーブ「私、さがしてきます!!」

キャンディ「私も!!」

マドレーヌ先生「ちょっと待ちなさい!!
        二人で行かないでいいでしょ!?」

オリーブ、キャンディ立ち止まる
オリーブ、探しに行く

キャンディ「あっ!!
      オリーブ!!」

in 川原

ヴァニラ「やっぱりここにいたのね!!」

ガナッシュ「!!!」

オリーブ「キャンプには行かないの?」

ガナッシュ「・・・・・・・・。
      オリーブか・・・・・・・・。」

オリーブ「お姉さんのこと
     考えてたんでしょ?」

ガナッシュ「・・・・・・・・
      お見通しか・・・・・・・・。
      そこまで見すかされるのも
      ツライもんがあるな。」

オリーブ「ずっと逃げてばかりじゃ
     ダメよ・・・・・・・・。
     ヴァレンシア海岸で何があったか
     ちゃんと調べてみようよ・・・・・・。」

ガナッシュ「何もないよ。
      海岸にはただ、波が打ちよせて
      いるだけさ。
      楽しく笑ってるヤツらを横目に
      見て、自分の血を呪うんだ。」

オリーブ「そんなんじゃないよ・・・・。
     わかるんだ・・・・。
     何かが起きるの。
     海岸で何かが起きて・・・・、
     みんないなくなる・・・・!!」

ガナッシュ「オレの姉のように・・・・・・?」

オリーブ「助けて!!
     みんなを助けて!!」



マドレーヌ先生「おっそいぞ~!
        いそいで~!」
最終更新:2007年09月15日 21:29