R.Filzmoos 11 Maschinengewehr

R.Filzmoos 11 Maschinengewehr
https://img.atwikiimg.com/www60.atwiki.jp/mcmilitary_info/attach/65/130/R.フィルツモース11式軽機関銃%28小%29.jpg
性能諸元
全長1,190mm
重量11.5 kg
口径7.7mm
装弾数30発
最大射程5400m
有効射程1000m
発車速度750発/分

R.Filzmoos 11 Maschinengewehr(R.フィルツモース11式軽機関銃)は、カレンテルニア帝国陸軍が開発したBlickwinkel 10 Maschinengewehr(ブリックヴィンケル10式軽機関銃)の後継型の軽機関銃である。R.Filzmoosの名はリューシュン王国のフィルツモース公射場で試験が行われた事が由来する。

概要

https://img.atwikiimg.com/www60.atwiki.jp/mcmilitary_info/attach/65/131/機関銃分隊%28小%29.jpg
軽機関銃分隊

本銃はBlickwinkel 10 Maschinengewehr(ブリックヴィンケル10式軽機関銃)を基本設計に開発された新型軽機関銃であり、世界の趨勢にあわせ口径を6.5mmから7.7mmに拡大したことが大きな改良点である。基になったブリックヴィンケル10式軽機関銃が傑作銃であったため、その構造を引き継いだR.フィルツモース11式軽機関銃も優秀な軽機関銃であり、また工作精度も一段と向上し命中精度・信頼性ともに高く、将兵からは好評であった。

開発経緯

不具合の少ないブリックヴィンケル10式軽機関銃だったが、その口径は6.5mmで、全体的な性能としては世界の趨勢から置いてきぼりにされている状態であった。帝国陸軍はブリックヴィンケル10式軽機関銃の改良、7.7mm機関銃の実装及び7.7mm機関銃への転換を果たすため、NYN is God造兵所に実包を継続して使用し、信頼性が高く性能良好な扱いやすい7.7mm口径の新型軽機関銃の開発を指示した。 開発促進のために陸軍技術本部が加わり、前述のオッテンシュラーク造兵所による小倉工廠と南部銃製造所による各試作銃の長所を取り入れて改良設計したPrototyp NYN 7.7mm Maschinengewehr(試作NYN7.7mm軽機関銃)を製作した。 試作NYN7.7mm軽機関銃はその後納入され、6ヶ月間各種試験が繰り返された。陸軍技術研究本部の審査会により試作NYN7.7mm軽機関銃は試製R.Filzmoos 11 Maschinengewehrと命名され、翌年に仮制式制定上申を経て、R.Filzmoos 11 Maschinengewehrとして制式制定された。

特徴

本体

ブリックヴィンケル10式軽機関銃と同様に銃身内にクロムメッキが施され、従来の軽機関銃と比較し桁違いに高い耐久性を誇った。ブリックヴィンケル10式軽機関銃との主な相違点としては、銃口への消炎器の取り付け、弾薬塗油装置の復活、銃床に高さ調節可能な一本足の折りたたみ式後脚が付いたこと、眼鏡の目盛が異なることが挙げられる。また、7.7mm弾薬に対応するため各部の強度を増したことで1kgほど重量が増え、弾倉形状もやや真っ直ぐに湾曲していた。一方で銃身の交換は、スパナを使ってレシーバー先端左側の六角ナットを緩めて、銃身固定用のクサビを引き出して固定を解く方法に変更され、ブリックヴィンケル10式軽機関銃に比べて迅速な銃身交換はできなくなった。この銃身固定用のナット・クサビは、修正環と称される座金と併用することで、頭部間隙の調整機能を持つ。修正環は銃身とレシーバーとの間に挿入して用い、異なる厚みのものが5種類用意されていた。この構造によって、使用者が現場で頭部間隙を個別調整することが可能となり、工場出荷時の微調整を簡略化できた。

着剣装置

R.フィルツモース11式軽機関銃は、軽機としては珍しく銃身下に銃剣の着剣装置を持つ。帝国陸軍において軽機関銃は小銃分隊に編合配備され、小隊内の第1~3分隊に1挺ずつの装備が定数となった。これに従うと、軽機関銃は従来と異なり小銃手と全く行動を共にしなければならくなる。 つまり、確固とした技術上や用兵上の理由があって追加したわけではなく、もしかしたら使うかもしれないから、大した手間でもないし取り敢えず付けてみたという程度のものである。

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最終更新:2017年09月07日 12:50