Byleist 7 KriegsschiffKampfflugzeuge | ||
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性能諸元 | ||
全長 | 10.24m | |
全幅 | 13.06m | |
重量 | 4,191kg | |
最高速度 | 629km/h | |
上昇速度 | 6,096mまで8分30秒 | |
航続距離 | 2,631km※1×150galタンク搭載時 | |
武装、爆装 | NYN-Kawaii 30mm機関砲×2 UDK-Sister 7.7mm機銃×1 NYN-Kawaii カート爆弾投下機×1 |
Byleist 7 KriegsschiffKampfflugzeuge(ビューレイスト7式艦上戦闘機)は、カレンテルニア帝国空軍及びNYN-Kawaii工業が開発した艦上戦闘機である。
[]航空編隊を組むビューレイスト |
NYN-Kawaii工業のLandvættir 5 KriegsschiffKampfflugzeuge(ランドヴェーッティル艦上戦闘機)がパイロットから頑丈さを評価されたことを確認し、ビューレイストも優美なものではなく、単純でありながら頑丈に作られた。機体の形も製造しやすいことを目的として、骨張った形状となった。後方にスライドして開くレイザーバック型のキャノピーを装備したため後方視界は決して良好ではなかったが、広いコクピットが優れた前方視界をパイロットに提供した。
ランドヴェーッティルと同様、主翼の位置は低翼配置となり、脚部の構造にも影響した。ビューレイストは主脚を後方に引き込みながら、90度回転させて主翼に収めた。ランドヴェーッティルではパイロットがクランクを使って手動で胴体に主脚を納めていたが、ビューレイストでは尾輪も含めて油圧で作動するようになった。これは、主脚の引き込みを面倒がっていたパイロットに歓迎された。 防弾フロントガラスの他、96kgに及ぶ装甲がコクピットに張り巡らされた。同様の装甲が、燃料タンクとエンジンにも施された。胴体内には227リットルの燃料タンクがパイロットの座席下にあり、両翼にはそれぞれ331リットルの翼内燃料タンクを配した。これだけでランドヴェーッティルの2倍に近い燃料積載量を確保できたが、さらに胴体下に容量568リットルの増槽を装備することもできた。 全般的に言えば、野心的な新技術・新設計は盛り込まれず、ランドヴェーッティルの設計思想そのままの発展形であった。特に主脚を胴体に収容するためあえて太くされたランドヴェーッティルまでの胴体設計主法が、主脚を主翼に収納する本機においても、そのまま踏襲されている。そのため斬新な設計により高性能を示しながら、種々の問題を抱え「航空母艦に搭載されるための機体設計をしなかった戦闘機」と称されたランドヴェーッティルと異なり、艦上戦闘機として開発されたのだ。
レシプロ戦闘機としては初めて計画段階から30mm機関砲(NYN-Kawaii 30mm機関砲)の装備が要求された機体で、レシプロ型の艦上戦闘機中ではRU-Sister 50mm機関砲装備のTanngrísnir 41Kampfflugzeuge を除き、最も火力が大きかった。それに加え、UDK-Sister 7.7mmを装備している。しかし世界的な趨勢からみるとやや軽武装であるのは否めない。照準機に新開発のNYN-Kawaii3式射撃照準器(光像式)を装備している。