SMS Schlachtschiff Majestic Klasse | ||
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性能諸元 | ||
全長 | 281m | |
全幅 | 36m | |
基準排水量 | 63,221t | |
速度 | 最大28ノット | |
機関 | ESK-Sister-ourhappy14式蒸気タービン | |
乗組員 | 2,355名 旗艦2978名 | |
兵装 | RU-Sister 40cm3連装砲 RU-Sister 12.7mm連装砲 NYN-Kawaii 40 mm4連装機関砲 NYN-Kawaii 20mm機関砲 |
SMS Schlachtschiff Majestic Klasse(マジェスティック級戦艦)は、カレンテルニア帝国海軍が建造した戦艦である。戦艦番号はBB36~BB-45
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マジェスティック級戦艦は主砲にRU Sister 40cm3連装砲を4基、副砲は新型のRU-Sister 12.7mm連装砲10基が搭載された。各部の装甲は自らが搭載する砲に充分対抗できる装甲を持たなかったバーフラー級と比べて増強された。機関出力は4軸合計172,000馬力で重量増加や艦形の都合からも最高速力はキルヒャー高速戦艦案よりも5ノット低下したが、バーフラー級の設計速度と同等の28ノットを確保した。 上部構造物はアメリカ艦を思わせるものとなり、3番艦のメインに艦隊旗艦設備、他の艦には戦隊旗艦設備が設けられた。
カレンテルニア海軍は当時、欧州列強はカレンテルニア海軍で当時最新鋭であったバーフラー級戦艦を上回る46,000トン型の40㎝砲戦艦、もしくはそれ以上の46㎝砲戦艦を建造していると見なしており、海軍の新型戦艦は欧州諸国海軍新型戦艦に対抗できる性能を持つ必要があると見なされた。一方、海軍では「互いの空母機動部隊の決戦で制空権を奪取したのち、味方制空権下で戦艦同士の砲撃戦を行うもの」という戦術が考えられていた。この際、敵側の空母部隊に高速戦艦が配属されて空母部隊と遊撃作戦を実施したと仮定した際、両側の空母部隊が接触時、カレンテルニアの重巡以下で構成された偵察部隊が砲戦で敗北することが懸念された。その為、空母決戦の構想が進むにつれ、空母部隊に随伴し敵高速戦艦を大きく上回る砲撃力及び防御力を持った低速戦艦が必要不可欠と考えられるようになった。また、同時に主力戦艦同士の砲撃戦となった場合でも、相手高速戦艦を速力で上回る高速戦艦を保有すれば優位に戦闘が進められるという判断もあった。こうした観点から、新型戦艦の計画は排水量を45,000トン級とし、二つの案で検討されることになった。一つはバーフラー級戦艦と同じ27ノットに抑える代わり、46㎝砲9門又は40㎝砲12門を備え攻防力を強化したスローバトルシップ「アタナシウス低速戦艦」案。もう一つは空母機動部隊を引率して敵高速戦艦の撃破と敵戦線の圧迫を行い、更に味方艦隊を襲撃する可能性がある未知の敵艦隊を捜索し攻撃するため、バーフラー級と同等の攻防力を持った33ノットのファーストバトルシップ「キルヒャー高速戦艦」案である。この二つの案は「アタナシウス低速戦艦」案が後のマジェスティック級、「キルヒャー高速戦艦」案が後のインヴィンシブル級として発展していく。