SMS E(1&2) Unterseeboot Klasse | ||
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性能諸元 | ||
全長 | 149 m | |
全幅 | 13m | |
基準排水量 | 31,500t | |
速度 | 水中25ノット | |
出力 | 27,500馬力 | |
乗組員 | 士官14名 兵員121名 | |
主兵装 | BNKRG-SIKO 533mm魚雷発射管 UDK-Sister トライデントD5潜水艦発射弾道ミサイル |
SMS E(1&2) Unterseeboot Klasse(E(1&2)級潜水艦)は、カレンテルニア帝国海軍が建造した潜水艦である。潜水艦番号はBC29~BC34。
E2級 |
カーニス・ヌーシャテル・プロジェクトでは対艦、対潜攻撃に特化した物と、ある程度の人員輸送、特殊部隊投入も視野に入れた2つの攻撃型原子力潜水艦の開発が求められた。その様な背景もありE級潜水艦は同じような艦形を持つが性能、用途は大きく異なる2タイプの艦を建造することになった。性能は両艦ともにカレンテルニア史上最高の物となり、特にE-1級の対艦攻撃力はC級潜水艦3隻分、D級潜水艦9隻分を誇る。E-2級は攻撃力こそE-1級に劣るものの他のどの通常動力潜水艦にも勝り、人員輸送量はケツアル・コアトル輸送機と同等若しくはそれ以上を誇り、更に特殊部隊専用の潜航艇を3槽格納することにも成功した。両艦は共に8隻ずつ建造され、不足し勝ちであった潜水艦戦力の補充を行うと同時に潜水艦戦力の戦闘能力向上のシンボルとされる。
第12次航洋軍増強計画の内の1つであるカーニス・ヌーシャテル・プロジェクトとはヌーシャテル出身のヴァルター・ライナント=ヌーシャテル侯爵を中心に進められていた。当時ヴァルター・ライナント=ヌーシャテル侯はカレンテルニア初となる原子力を推進動力方式に採用する潜水艦の開発、建造を目的とする計画の実施を進言していたが、海軍の主力はあくまで戦艦を主軸とする水上戦闘主力艦船であり空母はおろか潜水艦の開発、建造は主力艦の建造に差し支えるとされ疎かにされてきた。しかし、海上戦力に関して保守的な思想を持つメッテルニヒ・ルドルフ帝が退位しその逆の思想を持つフランツ・ヨーゼフ大公が皇帝に即位したことで海軍の拡張方式について再検討が行われた。そこで生まれたのが不足し勝ちであった潜水艦戦力を質の高い原子力潜水艦で補う「カーニス・ヌーシャテル・プロジェクト」である。