SMS Flugzeugträger Ranger Klasse | ||
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性能諸元 | ||
全長 | 326.9 m | |
全幅 | 76.8 m | |
基準排水量 | 60,728 t | |
速度 | 最大32ノット | |
航続距離 | 20ノットで2万2,000km | |
乗組員 | 個艦要員: 2480名 航空要員: 3150名 | |
兵装 | ||
レーダー機器 | NYN-Kawaii ART.NYN-S 3D200/110 3次元航空警戒用 |
SMS Flugzeugträger Ranger Klasse(レンジャー級航空母艦)は、カレンテルニア帝国海軍が建造したである。航空母艦番号はCV29~CV34。
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レンジャー級航空母艦の設計は、おおむねカイザー・フランツ・ヨーセフ級の艦橋を1つに統一したものを拡大したものとなっている。強度甲板は飛行甲板とされており、かなりの重装甲が施されている。その下には、1層のギャラリー・デッキをおいてハンガーが設置されている。なお、外見から受ける印象と異なり、上甲板にあたる主甲板はハンガー床面とされており、飛行甲板は04甲板に相当することから、艦の大きさの割に乾舷は小さい。主船体は、主甲板および第2-4甲板の4層の甲板で構成されており、その下方はレベル5から8まで機関区画となっている。推進効率向上のためバルバス・バウが採用されている。艦橋構造はジブラルタル級準拠のアイランドとされており、艦橋を航海用と航空機管制用に分けた前級とは大きく印象が異なる(というより前級が異端であった)。ブリッジは3層で構成され、下段を司令部、中段を航海艦橋とし、上段は発着管制に充てられた。アイランド頂部並びに直後には各種電子装備を据え付けるためのマストが設けられている。本級では04甲板が全通した飛行甲板とされており、全長332メートル×最大幅76メートルを確保した。飛行甲板上にはアングルドデッキが設定されており、長さは243メートル、船体中心線に対する角度は9度3分と、小さい角度で済んでいる。飛行甲板上の配置はジブラルタル級のそれが踏襲されている。カタパルトは、飛行甲板前方に2基、アングルド・デッキ上にさらに2基設置されている。
機種としては、カイザー・フランツ・ヨーゼフ級が搭載したMk.13の改良型であるMk.13-1が採用されている。カタパルト長は94メートル、フル装備のF/A-18を2秒で265キロメートル毎時に加速させることができる。各種艦上機80~105機程度の搭載・運用が完成時点では想定されていた。しかし全機を格納庫に収容することはできず、一定数は露天繋止の状態である。艦載機の小型艦と性能強化により艦載機数は現在の標準搭載機を抑えることに成功し、現在はCTOL機62機とヘリコプター18機の計80機が運用されている。