レシラム級汎用フリゲート | ||
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前級 | ヘルガー級ミサイルフリゲート | |
オディバトラス級汎用フリゲート | ||
次級 | フーディン級高速汎用フリゲート | |
性能諸元 | ||
全長 | 177m | |
全幅 | 23m | |
満載排水量 | 10450t | |
速力 | 29ノット+ | |
機関 | EMU N3930D ガスタービン×2 最大70000馬力 | |
PE X1050電動機 ×2 | ||
C4I | RS-FCS v9-2 | |
EWS-M3G(発展型エクスカリバーシステム) | ||
ARWS-M5B(アロンダイトシステム) | ||
兵装 | 178mm ATGS ×1 | |
40mm速射砲 ×4 | ||
20mm7連装機関砲(A型)/CBSAMR-1 「ドラゴンバスター」RAM 12連装発射機(B型) ×1 | ||
VLS-7C-SSM 垂直ミサイル発射機 8セル | ||
搭載可能: SSM-84「ハープーン」SSM | ||
VLS-7C 垂直ミサイル発射機 64セル | ||
搭載可能: RIM-21「ヘルドール」短SAM | ||
搭載可能: PM-2MR「ピジョン」長SAM | ||
搭載可能: VL-ASR1「ソニック」SUM | ||
艦載機 | CSH-5またはSH-20 哨戒ヘリコプター ×2 |
レシラム級大型汎用フリゲートは、スティーブ・クラフタリア同盟連邦同盟統合海軍が保有するフリゲートの艦級。 対地・対水上・対空・対潜とあらゆる目標に対し高い対処能力を誇る大型フリゲートで、20隻もの多数が建造されていることもあって同盟統合海軍の主戦力を占めている。
本級は同盟統合海軍が、退役の進むミラボレアス級やパルキア級といった従来のフリゲートを置き換えるべく開発した大型フリゲートである。アロンダイトシステムおよびエクスカリバーシステムを搭載し、汎用性に優れた重武装を有する。 基本設計は、ミラボレアス級以降開発が進められてきたエクスカリバーシステム搭載フリゲートの集大成として堅実に纏められており、船体設計や兵装システムはヘルガー級フリゲートのものを拡大・強化した保守的なものとなった。 とはいえ、大型な船体に無理なく搭載された武装・戦闘システムはフリゲートとしてはいずれの面でも破格の水準にあり、諸外国の軽巡洋艦にせまる規格外の性能を誇っている。 汎用艦・ワークホースとしての任務を遂行するための多彩なコマブロ兵器を搭載、哨戒ヘリコプター2機の運用に対応している他、 高い性能を持つ大型艦である本級だが、大量建造に適した設計が採用されているため建造費用は前級のヘルガー級とほぼ同程度であり、コストパフォーマンスは非常に良好。 機関は一基あたり35000馬力を発揮可能なガスタービンエンジンと高出力電動機(最大20MW)各2機を搭載しているが、10000tを超える大型船体にはやや出力不足であるとされ、最高速力は30ノット弱とクラフタリアのフリゲートとしては二番めに低速となっている。
本級の主砲は、クラフタリア製フリゲートとしては標準的なCCM8C ATGS(先進TNT砲システム)を採用している。本砲は対水上戦や対地支援を想定した中型の艦載砲で、戦艦の主砲とほぼ同等の射程と、巡洋艦クラスを2発前後で撃破可能な威力を有している。 長射程・大火力の代償として対空射撃能力は最低限度以下の水準であるとされている。 副砲として40ミリ速射砲4基を搭載、小型艦艇やシースキマー(海面付近を低空飛行するミサイル)への対処が可能。 その他にSSM-84「ハープーン」艦対艦ミサイルをVLSに8発搭載している他「ドラゴンバスター」RAMも対水上モードでの射撃が可能となっている。
対潜コマブロVLS(VLASR-1 ソニック)を搭載。大型の船底装備型CB式パッシブソナーを備えており、索敵・攻撃能力のいずれも高水準に纏まっている。また搭載された2機の哨戒ヘリコプターも考慮すれば、クラフタリア製フリゲートとしては最も優れた能力を有する。
全方位攻撃が可能なVLS-7 対空コマブロVLS(PM-2MR「ピジョン」)を搭載。中距離以遠の対空目標に対する迎撃能力は、防空艦なみの高水準にある。近距離においてはCBSAMR-1「ドラゴンバスター」RAMによる近接防空能力も有する。