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その3 ~色々なイベント~

こんにちは。前回、右クリックで動作するトリガーを使いましたが、
今回は様々なトリガーを使ってみましょう。

「左クリックしたら」

on leftclick:
 message "hey!"
'on leftclick:'は「左クリックしたら」というトリガー(起動条件)。
そして'message'は前回もやりましたね。今回は「『hey!』という文章を送る」ということになります。
つまり、前回の「右クリックしたら」を左クリックに変えただけです。

「アイテムを捨てたら」

on drop:
 cancel event
'on drop:'は「アイテムを捨てたら」というトリガーです。
Qキーで捨てたりすると反応します。
そして、またまた新しく出てきた'cancel event'は、イベントをキャンセルします。
イベントとは、「右クリックしたら」「左クリックしたら」のような、トリガーの起動条件のことです。
今回の場合は、「アイテムを捨てたら」というイベントをキャンセルします。
ということは、アイテムを捨てられなくなる、ということですね。

on drop of diamond:
 cancel event
先ほどの'on drop'に、'of diamond:'が付いています。
これは、「アイテムを捨てたら」をダイアモンドに限定して、
「ダイアモンドを捨てたら」というイベントにしています。
なので、この場合はダイアモンド以外は普通に捨てられるけど、
ダイアモンドは捨ててもキャンセルされることになります。

「ダメージを受けたら」

on damage:
 message "ダメージを受けた!"
'on damage:'はダメージを受けたら、というイベント。
なので、このスクリプトではダメージを受けたら
「ダメージを受けた!」と言ってくれるスクリプトになります。

「コマンドを実行したら」

on command:
 broadcast "%player%さんがコマンドを使いました!"
一気に色々と出てきたので、一つずつ解説します。
まずは'on command:'、これはコマンドを実行したら、というトリガーです。
そして、'broadcast'も初登場の文。
これは、messageを全員に送るという文です。

ではその文章の中身を見てみると、今度は'%player%'と%で囲まれた文がありますね。
これは、イベントを実行した人のMinecraftIDが代入されるという機能です。
'%player%'の部分にそのままプレイヤー名が入ります。
例として、Steveさんがコマンドを使うと、
%player%さんがコマンドを使いました!
なので、
Steveさんがコマンドを使いました!
と出ます。

「死んでしまったら」

on death:
 broadcast "%player%"さんは死んでしまった!
'on death:'は死んでしまったらというイベント。
死んだとき、全員に死んでしまったと知らせるスクリプトになります。
これだけならMinecraft本来の機能だけで十分な気もしますが、
意外と役にたったりします。

Skript説明書

さて、ここまで色々なトリガーなり機能を解説してきましたが、
構文にはまだまだ種類があります。
なので、ドキュメントとしてnjol.chとかskUnityとかあるのですが、
njol.chのドキュメントは古いバージョンのSkriptの説明だったり、
skUnityはアドオン(追加機能、いつか解説します)も全て載っていたりするので初心者には分かりにくいかもしれません。
しかもどっちも英語です。
(ちなみにアドオンは別のプラグインを追加で入れなければいけないので、Skript単体では各種アドオンの機能は使えません)

とりあえず、しばらくはこの講座を読んでいてもらいたい!!!!!ですが、
ある程度分かってきたらドキュメントを使って自分で調べるのもありかもしれません。
てことで今回はおわり。ばいばい。

次回→【その4】
最終更新:2019年07月21日 23:00