その4 ~様々なエフェクト~
こんにちは。
前回は様々なトリガーを紹介しました。
今回はエフェクトを紹介します。
エフェクトとは?
エフェクトとは、前回までの'message'や'broadcast'など、
「○○しろ」という命令文のことを指します。
まずは、前回までに出てきたエフェクトをおさらいしましょう。
「メッセージを表示する」
message "文章"
message "文章" to (送る相手)
send "文章"
一番わかりやすいエフェクトですね。
messageとsendは全く同じです。
ちなみに、送る相手を指定しなかった場合、
「トリガーを起動したプレイヤー」が送る相手になります。
どういう事かというと、
たとえば'on rightclick:'(左クリックしたら)トリガーでは、
「左クリックをした人」がトリガーを起動したプレイヤーという事になります。
同じように、'on damage:'(ダメージを受けたら)トリガーでは、
「ダメージを受けた人」になります。
ここらへんはよく分からないなら今の所は気にしなくても大丈夫です。
「メッセージを全員に表示する」
broadcast "文章"
全員に送る版の'message'、みたいなものです。
こちらは誰に送るかなどは指定できません。だって全員に送るからね。
「トリガーのイベントをキャンセル」
cancel event
イベントを取り消します。
たとえば、'on drop:'(アイテムを捨てたら)イベントでは、
「アイテムを捨てた」ことを無かったことにします。
さて、ここからは新しいエフェクトの紹介です。
「コマンドを実行する」
command "コマンド"
execute console command "コマンド"
execute player command "コマンド"
コマンドを実行します。
'command'と'execute console command'は同じです。
'command'だとコンソールからの実行になります。
'execute player command'だと「トリガーを起動したプレイヤー」(上記)が実行したことになります。
「待つ」
wait a tick
wait 3 seconds
wait 10 minutes
wait 24 hours
このエフェクトまで来ると指定した時間その行で待ちます。
tick は Minecraft Tick です。(20Tickで1秒、1Tickは0.05秒)
on rightclick:
message "あいうえお"
wait a minute
message "かきくけこ"
たとえば、このスクリプトだと
右クリックした瞬間に「あいうえお」と表示され、
一分後に「かきくけこ」が表示されます。
おわりに
さて、今回は様々なエフェクトを紹介しました。
次回は、新しく「変数」というものを学びます。
また、ここまでで学んだものをいろいろ組み合わせてスクリプトを作ってみたいと思います。やめました。
では今回はおわり。ばいばい。
最終更新:2019年07月21日 23:00