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その5 ~変数~

こんにちは。三ヶ月に一回するみたいになってますね。
なるべく気が向いたときに書き足していくので、宜しくお願いします。

変数とは?

(変数がどんな物か分かっている人は飛ばしても大丈夫です。
 が、数学における変数とは違うので注意)


変数とは、「数値を記録しておくメモ」です。

例えば、勇者のHPが「30」だったとします。
これを、変数「勇者のHP」に「30」と記録しておきます。

そして、敵から攻撃を受けてHPが5減ってしまいました。
変数「勇者のHP」は、30から5減って「25」に記録され直します。

こんな感じで、変わる数を記録しておくのに使うのが変数です。
「変」わる「数」、で「変数」と覚えておきましょう。


変数の使い方

変数の名前は、中かっこで囲って表します。
{ }←中かっこ

そして、変数に数値を設定する時はこう書きます。
set {変数名} to 数値

例としてはこんな感じ。
set {zip} to 10
set {rar} to 20

それぞれ、変数「zip」に10を、変数「rar」に20を設定しています。
また、計算式の結果を設定することもできます。

set {zip} to 10+5
set {zip} to {zip}+5
set {zip} to 3*3

上から、
変数「zip」に10+5(=15)を設定する、
変数「zip」に変数「zip」+5(変数zipの値に5を足した数値)を設定する、
変数「zip」に3×3(=9)を設定する、
という意味です。

ちなみに、計算に使える記号は以下の通り。
記号 効果
x + y xとyを足した数
x - y xからyを引いた数
x * y xとyを掛けた数
x / y xをyで割った数
x ^ y xのy乗

そして、上の二番目の例に示したとおり、計算式の中に変数を使うことも出来ます。

変数に設定できるもの

色々な物が入れられます。

set {lzh} to 10
set {lzh} to 0.1
set {lzh} to "text"
set {lzh} to 999999999999999999999999999999999999999
set {lzh} to true

「10」はただの数字として、
4番目の「99999999・・・」みたいな長い数もちゃんと入ります。
そして2番目の「0.1」みたいな小数も入れる事が出来ます。

3番目の「"text"」は、文字列を入れています。
「文字列」だという事を表すとき、文章を「"」で挟むようにします。
'message''broadcast'のときにも「"」で挟みましたね。

5番目の「true」ですが、一見すると文字列のように見えます。
しかし、これは特殊な値で、文字列ではなく、「true」という値です。
「正しい」「真」のような意味。
「true」の反対として、「false」があります。
falseは「正しくない」「偽」のような意味です。

おわりに

短いですがここで終わり。
ここで学んだ変数は後々すごく使います。
死ぬほど使います。
頑張って覚えましょう。
次回はエクスプレッションです。やたら名前長いですが我慢してください。
ではお疲れ様でした、ばいばい。

次回→【その6】
最終更新:2019年07月21日 23:00