2006年05月17日(水)03時13分-テンシャン山脈
1 劇場でツッタカタと踊り、踊り終わったピエロに少年が言った。
「哀しくありませんか?」
ピエロは応えた。
「たのしいですよ」
2 劇場でルララと踊り、踊り終わった姫に少年が言った。
「私はストロジェリ王国の王子です。あなたをお嫁に迎えたい」
姫は応えた。
「こんな所までいらっしゃるとは勇敢な騎士様、ぜひ私のナイトをしていただきたいわ」
3 劇場でのろのろと踊り、踊り終わった村人に少年が言った。
「どうして貧乏なくらしをしているのですか」
村人は応えた。
「我が神は、人の心を惑わすお金がお嫌いだ」
4 劇場が閉まり、なおも入り口に佇む少年にくたびれた乞食が言った。
「どうして君は、まだここにいるんだい?」
少年は応えた。
「朝一番に劇場で踊りたいからさ」
乞食が言った。
「この歩道がステージ、道が客席です。今からでも踊りませんか」
少年は応えた。
「それでは風邪をひいてしまう」
遅れてすみません。他のことも色々すみません。
私だって書くときには考えてるんだぞ、ということでした。