2011年11月04日(金)15時09分 - 雪緒
明日世界が終るなら
明日、星でも落ちてきて世界が終るなら、僕は君と屋根の上で星を見る。
屋根に登って、君の作った肴をつまみ、一番好きなお酒を飲む。
「何を食いたい?」
きっと君は世界が終る夜も、笑ってそう聞く。
きっと僕も、
「いつもの」
なんて答える。
明日、星でも落ちてきて世界が終るなら。
せめて終わりまで臆することなく笑い。星に向かって、
「やぁ」
とでも、言ってやろう。
明日に君がいないなら
明日、君が居なくなるとでも言ったら、僕は君に明日の約束をする。
そう、誰かがやって見せたように僕は強引に小指を絡めて約束させる。
「遊女か」
「まさか、小指は切らないよ」
君はこういう戯言の気休めは大嫌いだから。
きっと君は嫌そうに、面倒臭そうに君は顔を歪める。
僕は気休めの約束を愛おしく思うけれど。
「じゃあこうしよう」
明日、君が居なくなるとでも言ったら。
僕はそれでも君に明日の約束をする。
「明日にいない君を忘れるよ」
明日雨が降るのなら
明日、雨が降っていたら、僕は君に傘を届けない。
真っ黒な着物から滴を滴らせ、帰った君は肩をすくめて笑うだろう。
「傘、忘れちまってなぁ」
そう言う君から、菊の残り香が薄く香って。
「風邪ひきますよぅ」
何でもないというように笑うだろう。
君がどこにいたのかなんて、聞いても仕方がないから。
明日、雨が降っていたら。
僕は君を探しに出はしない。
ただ、玄関に腰を下ろして雨を見つめ、君の帰りを待つ。
明日心中したら
明日、誰かが心中したら、僕は彼らを羨ましく思う。
「情死があったそうですよ」
僕が言えば、きっと君はつまらなさそうに、
「御免だね」
と小馬鹿にするように笑うだろう。
「死ぬ時ぐらい独りにさせろよな」
けれどきっと僕は笑わない。
「悪くないじゃぁないですか」
躊躇いもなく、愛のために命を絶てるなど。
僕らもまた志に殉じるのだ。
明日、誰かが心中したら。
そう、叶うならば、
同じ思いに殉じる君と、共に死にたいと思う。
ふと思いついて書き始めたが、なんだかよくわからない代物になった気がする。ここ最近小説を全く書いてなかったせいかもしれない。
とりあえず感想よろしくお願いします。
事の次第によっては書き直すかもしれない・・・。