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極短編小説(白霧)

2011年11月14日(月)23時10分 - 白霧

・目を開けると
 目を開けると、向かいに綺麗な女性が座っていた。
 僕はどきっとして、慌てて顔をうつむけるが、ちらちらと視線を向けてしまう。目のぱっちりした、本当に綺麗な人だった。
 そのとき、彼女の持っている花柄の手提げ鞄にふと目が留まった。あれ、あの鞄って、さっきあそこに座っていた、根暗な感じの女の子が持っていたのと一緒……?
『次はー、○○ー、○○でーす』
 電車を降りていく彼女の鞄の中から、化粧ポーチがちらりと覗いた。

・輝く星の行く末
 人気のあるアイドルや俳優のことを、スターなんて言ったりする。星という意味の英語。でも、と、今大ブレイク中の女優をテレビの中に見ながら私は思う。
 その人たちのほとんどは、流れ星なんだろう。ほんの一瞬輝いて、すぐにその光を失い、どこかに消えていってしまう。ずっと輝き続けていられる者なんて、本当に一握りだけなのだ。

・セイギノタタカイ
 A国の王様は国民に呼びかけます。
「私の民よ! 我らが神聖な国土を侵犯せんとする、邪悪なB国と戦おう! 我らの正義のために!」
 B国の皇帝は国民に呼びかけます。
「私の民よ! けだものの集団たるA国から、昔略奪された我らが国土を奪還しよう! 我らの正義のために!」


 実はアップ版初めましての白霧です。いつも長いのばっか書いてるからこっちにはなかなか上げられないんですけど、みんなたくさん書いてるのでつられて上げてみました。

最終更新:2013年04月07日 16:46