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2011年11月30日(水)18時03分 - 水無原

 

 環状線を、ぐるぐる回っているだけの様な気がした。

 ガラス越しの雨は、届かない。
 絶えず響く僅かな振動。通り過ぎる灰色の建築物。

 人の一生は電車の様と、誰が喩えたのか。
 銀河鉄道に終わりはある。私はあれに乗りたかった。
 私は環状線に乗っている。カムパネルラと同じ所へは行けない。

 振動が止まる。
 電車を降りる。再度電車が見えたら、虚空へ踏み出す。

 環状線から降りる方法を知っている。カムパネルラと同じ所へ行けないけど。
 

最終更新:2013年04月07日 17:14