2007年11月11日(日) 00時13分-藤枝りあん
ぬしQuest
――どう転んでも、Happy END.――
<この話の読み方>
本当ならば、選択肢を選ぶと違う文章が出るようにすべきなのでしょうが、そのプロット的なものなので変な形をしています。
基本的に、出てくる選択肢によって大なり小なり話が変わります。
イメージとしては、昔懐かしい「ゲームブック」です。選択肢の番号に飛んで話を読み進めてください。
まぁ、読まないというのも手ですから。アホなことをやっているなと考えていただければ。
お目汚し澄みませんが、そんな感じでお願いいたします。
序章 選び手
<0>
さて、では始めるとしようか。
物語が「語られることで形作られる」ものならば、たった今、ひとつの物語が始まった。
しかし残念ながら、物語の世界には何も大きな事件は起こっていない。滅亡の危機に瀕しているわけでもなく、穏やかな日々が繰り返されている、退屈とまでは言わんが――いわゆる、「平和」そのもの、だな。
だから今から語る話は、些細な出来事をまとめただけのものだ。世界を破滅から救っただとか、世界征服をたくらむ悪を撃ち滅ぼしただとか、そのような大業なことではない。気を抜いて耳を傾けていればよろしい。
ただ、そうさな、時折わしがおぬしに問いかけることがあるだろう。その答え如何によっては、ほんの少し――ごくごく僅かに、話が変わっていく、かもしれん。変わらんかもしれんよ、そこまでは知らん。とにかく、おぬしはわしの問いに応え、物語を選ばなければならん。そのためにここにおるのだ。理解したか?
まぁ、つまりはこういうことだ。
おぬしが望むように、物語を変えてゆけ――おお、そう表現すれば、おぬし、この物語の神となったわけだな。ははは、面白い、いやすまん、冗談だ。そう構えるな。
そうそう、安心させるためにも、先に断っておこうか。
この物語の結末は、どう転んでも Happy END だ。いわゆる「幸せな結末」――何も変わらない、平穏な未来、とでも言い換えられようか。
ゆえに、気楽に選ぶがよい。
――というわけで、まずは最初の問いかけだ。
おぬしはこのわしの話を聞き、結末を選び取る覚悟はあるか?
(ア はい →2
(ア いいえ →1
<1:いいえ>
そうか。嫌ならば、仕方あるまい。話はここまでだ。ここを去り、すべて忘れろ。そしてすまぬな、くだらない話を聞かせようとして。記憶はすべて、ここに置いてゆけ。
さらばだ、名も知らぬ選び手よ。二度と会うこともなかろう。
願わくば、おぬしの道に光あれ。
(終)
<2:はい>
ありがたい。感謝するぞ、選び手よ。
ああそういえば、名前を聞いてなかったな。
おぬし、名は何と言う?
・・・ほぉ、ずいぶんと変わっておるな。では、「(貴方の名前)」、以後よろしく。
うん? どうした、何か不満でもあるのか。ああ、わしの名前か。名乗るほどのものでもないが、そう、だな・・・まぁ、かまわん。好きなように呼べ。特別だ、「様」をつけなくても許してやろう。喜べ、滅多に無いことだ。
まだ不満か――別にわしが誰であろうと無意味なことだ。おっと、これ以上の質問は受け付けんぞ。わしは「語り手」、おぬしは「選び手」、その役を担い、ここにおるだけのこと。ならば、その役割を全うするのが道理。そうだろう?
(ア はい →3
(ア いいえ →4
(ア ・・・ →5
<3:はい>
素直よな。諦めとも見えるがな――わしはどちらでもかまわん。おぬしが役目を果たすのであれば、な。
→6
<4:いいえ>
ならばここを去れ。これが最後の機会だぞ。
――どうした? まだわしに付き合う気か? ならば警告だ。要らぬ好奇心は命に関わることになるぞ・・・? そんなに知りたいのであれば、己の力で察してみせよ。
そしてこれだけは覚えておくことだ。
おぬしは「選び手」――その役割を果たすために、ここにいるのだ、と。
→6
<5:・・・>
無視しているのか、それとも、本当に応えかねているのか――少々不愉快だ。だが、許してやろう。わしは心が広いからな・・・おぬしが役目を果たせば、それでよい。
→6
<6>
――まぁよろしい。
では、付き合え、物語の「選び手」よ。おぬしによってどんな未来が描かれるのか・・・わしも楽しみにしておるぞ。
→第1章
第1章 明日は