TRIGUN
「バド・ラド団を甘く見ちゃ駄目だ!! いや 人間全体を甘く見すぎだあんたは!!」
「俺も・・・こいつらも・・・何人も死なせ 何人も裏切ってきたんだ・・・」
『じゃあ仕切り直せよ 死なせるな 裏切るな 幸せを掴め 夢を語れ!!』
『未来への切符は・・・いつも白紙なんだ』
TRIGUN ヴァッシュ・ザ・スタンピード
「人はそれぞれじゃ 親子の間の感情も比べられるもんではないじゃろう
それを重荷に思うよりもっと大切で簡単な事があるーーー自分の道をしっかりと胸をはって歩きなさい
生命はつながっている 君が君を生きることが両親を生かす事でもあるんだよ」
TRIGUN パドウィックの父
TRIGUN MAXIMAM
『届けもん 2年前に拾ったんや』
「・・・・・・・・ヒドイなあ・・・・・・本当に気に入っていたんだぜ・・・・・・・・今の生活が」
『しゃあないやろ 誰かが牙にならんと誰かが泣く事になるんや・・・』
TRIGUN MAXIMAM ニコラス・D・ウルフウッド
「確認させてやる 俺の名前を言ってみろ!!」
『えぇっ⁉…俺が言うのぉ~~~~⁉・・・・・ヴァッシュ・ザ・スタンピード』
「聞こえねぇ」
『ヴァッシュ・ザ・スタンピード!!』
「んーーーーそうだったよなァ この名前が何を意味するか教えてやろう・・・銃を捨てな」
『・・・・・・・』
「つまり そいつが地面に着くまでに てめぇの心臓にブチ込める腕ってことさ」
バ ラ ラ ラ ラ ラ
「かッ なッなな なぜええぇぇ・・・・・・・」
『奇遇だね 俺も同じ名前なんだ 6倍速いけど』
TRIGUN MAXIMAM ヴァッシュ・ザ・スタンピード
『ええか トンガリ…』
『こないな時代やと人生は絶え間なく連続した問題集や そろって複雑 選択肢は極薄 加えて制限時間まで有る
一番最低なんは 夢みたいな解法を待って何ひとつ選ばない事や オロオロしてる間に全部おじゃん 一人も救えへん』
『………選ばなアカンねや!! 一人も殺せん奴に独りも救えるもんかい ワシら神様と違うねん 万能でないだけ鬼にもならなアカン…』
「…ウルフウッド…でもやっぱり それは言葉だ」
「今そこで人が死のうとしてる 僕にはその方が重い」
TRIGUN MAXIMAM ニコラス・D・ウルフウッド ヴァッシュ・ザ・スタンピード
『ワイは 今もおんどれの考えがキレイ事やと思うとる 幸運とゴリ押しはいつまでも通用せえへん』
『いつかおどれにも「選ぶ」日が必ずやってくる・・・必ずや』
TRIGUN MAXIMAM ニコラス・D・ウルフウッド
『撃て』
『どうしてもワイが間違ってるいうなら引き金を引け その代わりヨゴレ役もバトンタッチや 次からは邪魔者を消すのに躊躇するな』
『キッカケになるなら安いもんや 命くれたる できへんのか このヘタレがッ』
「・・・・弱虫はおまえの方だウルフウッド なんでもかんでも あっさり見限ってる」
『・・・・・・・おんどれが・・・おんどれが見限らなさ過ぎなんや!!』
「そんな辛そうな目をして何いってんだ 裏切られるのがそんなに怖いのか」
「おまえ…以前いったよな 僕の笑い方はカラッポだって・・・ でも 僕からすると今のおまえは・・・心が悲鳴をあげているくせに無理矢理 鬼になってる そんな風に見えるぜ」
TRIGUN MAXIMAM ニコラス・D・ウルフウッド ヴァッシュ・ザ・スタンピード
「長く生きる事 死ににくい事・・・いいことばかりじゃないでしょうね」
「年月が彼の身内を惑星中に増やすなら・・・身内が死に身内同士が殺し合い 身内が自分に銃を向けるこの星は・・・蜿蜒と続く地獄そのものだわ」
・・・・・笑うんか そないして・・・
ぐるぐる ふらふら
ぎょうさん生かされて・・・傷も荷物も増えていく・・・
・・・鈍い奴っちゃでホンマ
ええ事ばかりしかおぼえてへんのやろ?
なあ
ヴァッシュ・ザ・スタンビード
TRIGUN MAXIMAM ルイーダ ニコラス・D・ウルフウッド
『隠密にして神速 知覚できぬ攻撃に反応することは不可能』
『何を見張っているつもりだったかは知らんが「中継」を嫌う俺の気持ちも分かるだろう?』
『ここからのギグは メンバーシップオンリーだ』
TRIGUN MAXIMAM ミッドバレイ・ザ・ホーンフリークス
歩の進め方からして何も「見」えてはいないだろう…
では 奴は何故 どうやってここまで辿り着く!?
およそ戦いの場で対峙して…
最も厄介なのはこの手あいだ…
戦略・戦術の一切を捻じ伏せ
ただ 闘争の神に愛されているがごとくにじり寄る悪鬼よ
だからこその闇の称号か…
耳ざわりな音をたてるな
チャペル!!
TRIGUN MAXIMAM ミッドバレイ・ザ・ホーンフリークス
「見つけたで プレイヤー」
「この中断 死よりも高くつくと思え」
TRIGUN MAXIMAM ニコラス・D・ウルフウッド ミッドバレイ・ザ・ホーンフリークス
「道義を語るなよ
お互い唇を火傷するぞ」
TRIGUN MAXIMAM ミッドバレイ・ザ・ホーンフリークス
「現実を凝視しろ
おまえは矛盾だらけだ
綺麗事と痩せ我慢の生き方が
おまえの心を蝕んでるんじゃないか?
恨むぜ――――レム
こいつをこうしちまったのは―――――あんただ」
TRIGUN MAXIMAM ミリオンズ・ナイブズ
「…それで?
またおまえはいつもの生き方にしがみつくのか
そいつは本当に正しいのか? クズまで救おうとはしていないか?」
「・・・馬鹿な真似しやがって・・・悪党の死に際の扱いも知らねえ
・・・・・悪いが 俺はここまでだ これでやっと楽になれる これで・・・・・
・・・・おまえは 生きて苦しめ 殺してなどやらん
このクソ溜めのような世界で 血を吐きながら生き続けるがいい」
TRIGUN MAXIMAM ホッパード・ザ・ガントレット
「不覚やぞ ウルフウッド」
全くエライ違いやで このワイが背中をあずけてしまうとは
TRIGUN MAXIMAM ニコラス・D・ウルフウッド
・・・・・・・・地球でね・・・・・・・・・
アレックスが事故で死んで・・・・・・
毎日ふさぎ込んでいたときに・・・
見た夢があるの
私は旧い汽車に乗っていてね
外はもの凄い雨と風
まるでその時自分が置かれてる場所そのものだった・・・
可笑しいのよ
その切符には行き先が書いてないの
あっさり切って
何事もなかった様に戻してくれた
でもね
正直 私ほっとしたの
なんとなく
ああ どこに行ってもいいんだって そう思った
土砂降りの雨を抜けたら
陽のあたる海を見にゆこう
そこから先はその時決めればいい
思い切り遠くまでゆきたくて
そういう人達に憧れて
私は移民船のクルーになったの
どこにでも行けるのよ
ヴァッシュ
今いるそこがたとえ暗闇でも・・・
あなたの手の中の切符は
いつでも書き込まれるのを待ってる
だから
だか・・・ら・・・
決して手放さないで
死ぬなんていわないでよ
わたしと一緒に色々見ようよ歩こうよ
人も世界もゼッタイ馬鹿にしたもんじゃないから
TRIGUN MAXIMAM レム・セイブレム
「・・・・・ふん 後悔に潰されそうか?」
「・・・・誰でもそうだよ 逃げ出したい事がない奴なんて居ねえ 眠って忘れろ それ以外ねえ
おまえの事なんて みんなすぐ忘れる 忘れてゆく 時間がおまえを救う ひとりぼっちになっちまうが
それは もとからだ
なあに そんな時のために 音楽とこいつがある
色々期待しすぎだよ・・・ 何の土産も持たずにこの世に生まれたくせにしてよ・・・」
TRIGUN MAXIMAM 足を洗った悪党
『みんな 行かなきゃならなくなったみたいです』
「えぇーっ どこへェ?」
「何いってんだヴァッシュ こっちにきて飲みなおせ」
『ありがとう でも もう発つよ
辛くなったからこのまま行く あのさ』
「なんだ」
『いろいろけっこう まんざらでもないもんだね』
『最後にこんな酒が飲めるなんて 僕は今夜の事を きっとしつこく思い出す』
「・・・・ヘッ 人の話を全然聞いてねぇや 馬鹿ッたれが」
TRIGUN MAXIMAM ヴァッシュ・ザ・スタンピード 足を洗った悪党
「おまえは気付いていない様だから
しっかり言葉にしてやる」
「いいか?これは戦争なんだ
人間がこれだけの力
俺達のような桁違いの力をふるう存在を受け入れると思うか
あるわけがないな
そんなことが
血まなこになり集団で括り殺しに来るだろう
自分たちの居場所を脅かすものに対し奴等がどんな行動にでるか
おまえの胸裡には刻み込まれているはずだ……!! 」
TRIGUN MAXIMAM ミリオンズ・ナイブズ ヴァッシュ・ザ・スタンピード
「暴力は受けた側からしかその本質は語れない
苦痛にうたれた者にしか争いを止める真の言葉は吐けない
テスラの死を…
ただ憎しみと争いの連鎖の中に組み込むか
胸に秘めた自分の礎にするか
本当の戦いはそこにある 目を逸らすな ナイブズ!!」
TRIGUN MAXIMAM ヴァッシュ・ザ・スタンピード
あかんのか・・・!! ここまでやってきて・・・!!
まだや!
泣き虫リヴィオ・・・!! おんどれは・・・ワイが救ったる!!
全員で・・・生き延びるんや!!
くそッ!! 何やちゅうねん・・・
頼むで・・・後生や・・・ 救いたいんは本当やねんか・・・
神様・・・よう 神様・・・
人殺しは 人殺しか
綺麗事抜かして笑かすないう事か・・・
ワイは・・・
「間違ってるいうんか」
『間違ってないぜ ウルフウッド!!』
TRIGUN MAXIMAM ニコラス・D・ウルフウッド ヴァッシュ・ザ・スタンピード
・・・・・・・・・
あのな
この男は
僕に命をかけた
人一倍死に怯え・・・
生きる事に執着したこの男が
・・・・・・勝ち目のあるなしなど関係あるか
理由としちゃこれで十分だ
TRIGUN MAXIMAM ヴァッシュ・ザ・スタンピード
「・・・牧師さん
自分で明日の征き先を決める生き方をすると
世界はどんな風に見えるの?」
『やめとき ・・・よく見てみいな
あの鳥・・・ボロボロや
あいつは心底望んどるやろな
恐れなく眠れる場所を 十分な食事を 平穏な毎日を
カゴが立派ならなおさらなん違うかな』
TRIGUN MAXIMAM メイリーン ニコラス・D・ウルフウッド
わかってる
わかってるがな
あいつは馬鹿や
いってる事は現実を見ないガキのたわ言や
大馬鹿や
そんな事わかっとる
でも
ああ でも…
でも…
あいつは一度も 言い訳をせえへんかった
TRIGUN MAXIMAM ニコラス・D・ウルフウッド
「・・・何を守ろうとしようが勝手だが
無駄だとは思わんか?
どのみち世界は幾許いくばくもなき内に終わる
まさかおまえは「あの男」がナイブズを斃せるとでも?・・・」
「ばかだね。ニコラス、あんた、また独りでやろうとしただろ
全く損な子だねえ・・・
あんた理想が高いくせに融通がきかなくて傷付きやすいんだから
一人だと色々と手にあまってきたじゃないか
そんなに傷ついて・・・何年も帰ってこなかったくせに
いちばん居て欲しい時にはちゃんと来てくれるんだねえ あんたは」
TRIGUN MAXIMAM メラニィおばちゃん
なあ おばちゃん
友達・・・出来てんで
俺よりアホやねんで
そうやな
あいつなら
きっと一緒にやってくれたかもしれんなぁ・・・
TRIGUN MAXIMAM ニコラス・D・ウルフウッド
『ガキめ
師匠師匠ゆうなら話ぐらい聞いとけタコスケが
次の一手でワイはおんどれの動きに追いつく
これはホンマの事や
今居る お前の場所が
そこが望み通り ギリギリの場所やで』
TRIGUN MAXIMAM ニコラス・D・ウルフウッド
「よう ”泣き虫リヴィオ”の ご帰還やな」
TRIGUN MAXIMAM ニコラス・D・ウルフウッド
『笑え トンガリ・・・
おまえはやっぱり 笑ってる方がええ
カラッポなんていうて 悪かった・・・』
TRIGUN MAXIMAM ニコラス・D・ウルフウッド
『食えよ
ここのみんなを守る それがあいつの望みだ
だがナイブズを止められなければ全てが水泡に帰す
食って万全になれ 俺たちは失敗できないんだ』
TRIGUN MAXIMAM ヴァッシュ・ザ・スタンピード
「――――全くよ・・・アレだなおめぇは
そうやってある瞬間ガチッと立ち入らせない所があるよな
サビシイぜ
周囲に気ィ遣ってるのは分かるんだけどよ
独りで背負い込むの見せられてるこっちの身にもなれや
お嬢ちゃんたちもいつかいってたさ 遠慮しちまうんだと
男の世界に立ち入っちまう様な気がしてるらしいぜ?
お前はもっと頼っていい それだけの事をしてきた男だ 皆待ってる」
『・・・・・ッ そんな事・・・
今ッ いわないでくれよ・・・っ!!』 ””どうしていいか わからなくなっちまう・・・””
「って 泣いてるの? それ以外!?」
TRIGUN MAXIMAM マーロン ヴァッシュ・ザ・スタンピード
「これでも俺は元“ミカエルの眼”です 戦いで後れをとる気は毛頭ありません
それに―――ヤケクソで始めて血を吐きながら身に付けた外道の技と体
かを守るために使えるなんてのは存外痛快なもんです」
TRIGUN MAXIMAM リヴィオ・ザ・ダブルファング
「私はね優しい男が嫌いよ
すぐ死んじゃうから
”あの男”もそうだったわね とっとと早死にしたんじゃないかしら?」
TRIGUN MAXIMAM エレンディラ・ザ・クリムゾンネイル