Android開発環境構築
概略
目次
開発環境構築
Ubuntu Linux(8.04,32bit-x86)上での開発環境構築について書く。
Windows上でやりたい場合は、VMware等を利用して実施。
Macとか他のLinuxディストリビューションについては、
参照元をチェック。
- アップデート実施- 「アップデート・マネージャ」を起動する(「システム」→「システム管理」→「アップデート・マネージャ」を選択)
- アップデートを実施する(「アップデートをインストールする」を押す)
- パスワードを要求されるので、入力してEnterキーを押す。
 
- 必要なパッケージを追加する。- 「端末」を起動する(「アプリケーション」→「アクセサリ」→「端末」を選択)
- 「端末」上で、下記のコマンドを入力して、Enterキーを押す。- sudo apt-get install git-core gnupg sun-java5-jdk flex bison gperf libsdl-dev libesd0-dev libwxgtk2.6-dev build-essential zip curl libncurses5-dev zlib1g-dev
 
- パスワードを要求されるので、入力してEnterキーを押す。- 事前に、sudoを使った場合は、要求されない場合がある。
 
- パッケージのダウンロードが始まるので、終わるまで待つ。
 
- 念のため、再度アップデートを実施
- 注意事項- 8.10だと別のパッケージ(lib32readline5-dev)が必要となるらしい
- 64-bitだと、少し違うらしい
 
ソース取得準備
- 必要なパッケージ(Git)の取得- 「端末」を起動する(「アプリケーション」→「アクセサリ」→「端末」を選択)
- 「端末」上で、下記のコマンドを入力して、Enterキーを押す。- sudo apt-get install git-core 
 
- パスワードを要求されるので、入力してEnterキーを押す。- 事前に、sudoを使った場合は、要求されない場合がある。
 
- パッケージのダウンロードが始まるので、終わるまで待つ。
- (動作確認はしてないので・・)他に必要なパッケージがあれば、導入。
 
- repoインストール用のフォルダ作成と設定- 説明同様に、ホーム配下(~/bin/)に作成する場合を記載(/usr/local/bin/等でも良いと思う)
 - 「端末」を起動する(「アプリケーション」→「アクセサリ」→「端末」を選択)
- ホーム配下に移動する- 「端末」上で、「cd ~」入力して、Enterキーを押す
 
- ホーム配下にbinフォルダを作成- 「端末」上で、「mkdir bin」入力して、Enterキーを押す
 
- コマンド入力時に、binフォルダが検索対象となっていることの確認- binフォルダに移動する(端末で「cd bin」)
- 確認するパスを表示- 「端末」上で、「pwd」入力して、Enterキーを押す
 
- 環境変数を表示- 「端末」上で、「echo $PATH」入力して、Enterキーを押す
 
- 表示される文字列に確認するパス(pwdで表示されたパス)が含まれていることを確認
- 含まれている場合、検索対称となっている
 
- 検索対象となっていない場合の対処方法- 「.bashrc」を開く- 端末で「gedit ~/.bashrc」を入力して、Enterキーを押す
 
- エディタが開くので、最後に下記1行を追加
- 端末を一度終了させて、再度起動し、環境変数を確認
 
- repoを取得- 端末で下記を入力して、Enterキーを押す
 
- repoフォルダの設定- 端末で下記を入力して、Enterキーを押す
 
 
- 注意事項- repoを導入しなくても、gitだけでソース取得することも可能
- 「.bashrc」の編集は自己責任で・・。
 
ソース取得方法(repo)
repoを使ってのソースのダウンロード方法について記載。
repoが導入されていることを前提条件とする。
- ダウンロード先のフォルダを作成
- フォルダ内に移動- 端末で「cd ~/mydroid」を入力して、Enterキーを押す
 
- ダウンロード情報の初期設定- 端末で下記を入力して、Enterキーを押す- repo init -u git://android.git.kernel.org/platform/manifest.git- ビルドする場合は、「-b cupcake」等を付加して、バージョン固定したほうが良いと思う
 
 
- 名前、メールアドレスの問合せがあるので、入力してEnterキーを押す- Enterでデフォルトが入るので、とりあえず、それでも動く
- 設定ファイル内に格納される。アップロード時に使用される(?)
 
 
- ダウンロード実施- 端末で下記を入力して、Enterキーを押す
 
- 注意事項- repoのイメージとしては、「manifestに対応して、複数回のgitによるソース取得を実施する」(たぶん・・)
- 「repo init」、「repo sync」ともに、失敗することがある。その際は、再度実施。
- repoのオプション等は、http://source.android.com/download/using-repoをチェック
- 「repo init」後に、manifestファイル(ローカルに作成されている)を変更することで、パッケージの追加、削除等の操作ができる
 
ソース取得方法(git)
gitを使ってのソースのダウンロード方法について記載。
gitが導入されていることを前提条件とする。
(とりあえず、ビルドしたいなら、素直に、repoを使った方が良い)
- ダウンロード先のフォルダを作成
- フォルダ内に移動- 端末で「cd ~/mydroid」を入力して、Enterキーを押す
 
- サーバからダウンロード- 端末で下記(例:標準カーネル部分取得)を入力して、Enterキーを押す- git clone git://android.git.kernel.org/kernel/common.git
 
 
- 注意事項- gitを1回実施するだけでは、1部分のみのソースを取得するイメージかな
- 複数回実施して、repo1回と同程度になる(makeするまでに手間がかかる)
- あるパッケージのソースだけ欲しい場合には、gitのほうが便利
- 動くソース一式が欲しい場合は、repoのほうがおすすめ
 
ビルド方法
repoによりソースを取得した段階でのビルド方法を記載。
「~/mydroid」内で、「repo init」、「repo sync」を実施した状態だとする
- ソースのルートフォルダに移動- 端末で「cd ~/mydorid」を入力してEnterキーを押す
 
- ビルドを開始する- 端末で「make」を入力してEnterキーを押す
 
- 注意事項- 設定を何もしていない状態だと、ユーザ空間のビルドがgeneric設定で実施される。
- 上記の場合、生成物は「~/mydroid/out/target/product/generic」にできる
- カーネルビルドは含まれておらず、基本的にユーザランドが生成物となる
 
最終更新:2009年08月28日 01:43