婆羅門(バラモン)

インドのカースト制度によって定められる身分の一つ。
カースト制度の頂点に位置するバラモン教やヒンドゥー教の司祭階級の事。

インド神話『リグ・ヴェーダ』にはカーストに触れた最も古い用例が見え、
神々が原人プルサを解体した際、
その口からバラモン(僧侶)、両腕からクシャトリヤ(王族・貴族)、
両腿からヴァイシャ(庶民)、 両足からシュードラ(奴隷)が生じたという。

サンスクリット原語のブラーフマナ (braahmaNa ब्राह्मण)が
漢字に音写された婆羅門を片仮名書きしたものであり、
正確なサンスクリット語形でないので注意。

ブラーフマナとは古代インド哲学で宇宙の根本原理を指すブラフマンから派生した
形容詞転じて名詞。
つまり「ブラフマンに属する(階級)」の意味である。ブラフミンともいう。

バラモン教は、
遊牧民族インド・アーリヤ人(前1500年頃より中央アジアからインド亜大陸に波状的に侵入)の宗教
祭祀の基本形態----祭火への献供(ホーマ〔護摩〕)、犠牲祭
祭場----長い間、恒久的な施設なし。更地を祭場に仕立て、また更地に戻す。非定住民 族であったことの名残。



最終更新:2007年08月02日 01:13
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