沙門

沙門(しゃもん、Skt:sramana、Pali:samana)は、
古代インド社会に於いて、バラモン階級以外の出身の男性修行者を指す。
桑門、勤息とも言う。
バラモン教とは異なり、バラモン階級以外からの出家を容認した仏教、
ジャイナ教の僧侶に対して呼ばれる事が多い。

一説には、シャーマンの語源を沙門とし、それが一部において巷間を賑わす感もあるが、
この説は、未だ俗説の域を出ていない。
シャーマンの語源はツングース系語族の「薩満」であるというのが、有力な学説である。

由来
語源はサンスクリットで努力を意味するsramから来ているとされるが、
静まるを意味するsamから来ていると言う説もある。
前者の意味として功労、後者の意味として息心と意訳される事があり、
上記の勤息は両方の意味を合わせた訳語である。

関連項目
沙門不敬王者論 - 僧侶は国王を礼拝せずとも良いとする廬山の慧遠の説
沙門統 - 中国の官職の1つ。僧侶を統制













最終更新:2007年07月25日 02:36
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