真4(Chaos)

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#contents() ***破壊神 シヴァ >世界の破壊と創造を司る偉大な神。 >ヒンドゥー教でヴィシュヌ神と共に最も >崇拝を集める神である。 > >破壊によって世界を浄化した後、またこれを >再建するといわれる。 >悪魔に対しては恐ろしい破壊の力を振るうが、 >一方で信奉者には恩恵を授けるという。 >シヴァの容貌は様々に描かれるが、4本の手、 >1つの面、3つの目という姿が最も一般的と >されている。 >光の三叉槍ピナーカを武器とし、額にある >第3の目は、全ての被造物を焼き尽くす >恐ろしい光を放つという。 スサノオ 公の影 >御伽草子に登場する平将門の影武者。 > >7人の影武者がいるか、もしくは本物を >含めて7人であるとされ、その7という数は >妙見信仰によるものだとされている。 >影武者は平将門の呪術によって藁人形から >造り出されたと御伽草子ではいわれているが、 >主の身代わりに討ち死にした家臣7名である >という伝承もあり、地方各地でその墓標が >残されているという。 カルティケーヤ >インド神話の戦争の神。シヴァ神の息子と >され、仏教では韋駄天として知られる。 > >長い槍を持ち、パラヴァニという孔雀に >乗っている。また6つの首と12本の手を >持った姿で表されることも多い。 >神々の軍勢を率いる将軍として、敵対する >アスラ勢を打ち負かしたとされる。 マサカド >平安中期に朝廷に反乱した武将・平将門。 > >関東の支配に成功し&ruby(しんのう){新皇}を名乗るが、 >後に藤原秀郷と、平貞盛によって討たれる。 >死後、祟りなす&ruby(ごりょう){御霊}として祀られ始め、更に >英雄的性格を帯びて関東の守護神として信奉 >され、今に至るという。 >御伽草子の記述によれば、その風貌は、 >身の丈が七尺(210cm)以上、五体は >ことごとく金属製で、左の眼に瞳が2つある >とされる。また全身が&ruby(くろがね){鉄}の不死身の巨人で、 >こめかみだけが生身で弱点だともされる。 ホクトセイクン >北斗七星の神格化した存在で、 >死後の人間を司るとされる星座神。 > >人間の生死、貧富、貴賤を司り、特に人間の >行動により死後の扱いを定める神とされた。 >悪行の多い人間はホクトセイクンによって >地獄に落とされるため、大変に畏れられ、 >崇め奉られた。 セイテンタイセイ チェルノボグ >スラブ神話に伝わる、夜と悪と死を司る神。 >名は「黒い神」の意。 > >他の多くの死神と同様、地下に住んでいると >され、光と善を司る「白い神」ベロボーグと >対にされる。 >人に不幸をもたらすというその能力ゆえ、 >「黒い神がおまえを殺すように」という、 >その名をもって人を呪う言葉が今も残って >いるという。 アスラ >インド神話の凶暴な魔族。強大な武力と >魔力を持ち、神々を何度も苦しめたとされる。 > >厳格さを重んじる性格で、自らの正義に >反する者を容赦なく攻撃するとされる。 >元はペルシアで崇拝された光の神々であり、 >ゾロアスター教の主神アフラマズダもその >一柱に挙げられる。 トナティウ アレス >トラキア起源であるギリシャ神話の軍神。 > >粗暴かつ残虐な性格のため、他の神々から >疎まれる面もあったとされる。 >知性的な軍神であるアテナとしばしば対立し、 >痛手を負ったという。 ***地母神 セイオウボ >西王母。西方の聖地コンロンの主人とされる >古代中国の女神。漢代にさかんに信仰された。 > >人間の姿をしているが、髪はざんばらで >かんざしを乗せ、ヒョウの尾と虎の歯を持つ >といわれる。 >元来は天の災いと5つの刑罰を司る女神で >あったが、後に美しい女性の姿をした >コンロンの主人として、女性の仙人を統括 >する女神とされた。 >不死の仙薬を持つとされ、これは孫悟空が >彼女の目を盗んで食べたという仙桃の話で >知られている。 スカディ >ケルト神話における、暗黒の女神。 > >その名は「影」を意味するが、これは最後の >審判の日に神々が落ち行く所の「影」を意味 >するといわれる。 >女神スカアハと同一視される場合もある。 ブラックマリア >フランスを中心として崇拝される、 >キリスト教教会の黒い聖母。 > >キリスト教の教会で礼拝を受ける聖母像は、 >一般的にキリストの母である聖女マリアと >されているが、幾つかの黒い聖母像には >異なる解釈もあるという。 >それら黒い聖母像は、むしろ中東の古い >地母神に由来し、エジプトの女神イシスや >ギリシアの女神アルテミス、プリュギアの >太母神キュベレなどではないかといわれる。 イシス >エジプトの母と呼ばれる女神。 >冥界の神オシリスの妹および妻ともされる。 > >砂嵐の神セトにより夫がバラバラにされた後、 >その遺骸を結び合わせ、失われた男根を造り >出して復活させると、彼と交わり、ホルスを >産んだという。 >死者の守護女神として、数々の墳墓の図像に >その姿を見ることができる。 >またイシスが哺乳する図像は、幼児イエスを >抱いたマリアの原型になったといわれている。 アシェラト >西セム系神話の女神。古バビロニアでは >大地に豊かな実りをもたらす存在とされた。 > >牧畜の神であるアムル神を夫とし、 >「神々の母」と呼ばれた。 >フェニキア神話では、女神アスタルテと >なったとされる。 ダイアナ >古代ローマの地母神。狩猟の女神でもあり、 >ギリシア神話の女神アルテミスと同一視 >される。 > >山野の野生動物の女主人で、誕生や多産を >司ると共に、人間や獣の子の守護者でもある。 >また男嫌いで結婚を拒み、美しくありながら >純潔を守る誓いを立て、ニンフたちを従えて >いると伝えられる。 >後にキリスト教の影響で「魔女の女王」と >されたという。 ハリティー >鬼子母神として知られる女神。 >子供の生育を守る神として信仰される。 > >元は人間の子供を喰らう邪悪な鬼であったが、 >釈迦が彼女の500人の子供のうち、最も >可愛がっていた末の子を隠すと、彼女は嘆き >悲しんだ。 >釈迦が彼女に、親が子供を失う悲しみを >説いて戒めると、彼女は善神となり、子供の >代わりにザクロの実を食べるようになったと >いう。 セドナ >イヌイットの神話に伝えられる海の女神。 >自分の子供であるアザラシや魚など、海の >生物を監視するという。 > >恐ろしい一つ目の姿をした女神で、石と鯨の >骨でできた家に住むとされる。 >またその姿を見ることができるのは呪術師 >だけだとされる。 ズェラロンズ >北アメリカ太平洋岸に住むハイダ族に伝え >られる蛙の王女。「火山の女」とも呼ばれる。 > >一族の神話によると、彼女は6つの丸木舟に >人を一杯に乗せ、海から現れたといわれる。 >また彼女の夫は、熊の神カイチだとされる。 ペレ >ハワイの火山の女神。溶岩が神格化された >もので、怒りに駆られると人々を石に変える >という。 > >ペレの起源について、ハワイの名家の出身 >だとする説では、彼女はキラウェア噴火口を >掘り起こした本人であり、普段はそこに >住んで火の神々を取り仕切るとされる。 >また噴火が近づくと島民に危機が迫っている >ことを警告するといわれる。 ***龍神 コウリュウ >黄龍。中国神話に伝わる尊貴なる龍神。 > >その名の通り黄色い体をしていて、地上に >喜ばしいことが起こると現れる瑞獣。 >大地・土の力を司る存在で、青龍・白虎・ >玄武・朱雀の四神を従えているという。 コウガサブロウ >甲賀三郎。「&ruby(しんとうしゅう){神道集}」の「諏訪縁起」に >登場する伝説上の人物。 > >地底の国に迷い込み、彷徨った末に地上への >帰還を果たすが、その体は蛇と化しており、 >後に諏訪大社の諏訪大明神としてまつられた >とされる。 >また日本神話のタケミナカタが変化したもの >とも解釈される。タケミナカタとしての彼は、 >土着の蛇ミシャグジさまを平定した後、 >タケミカヅチとの戦いに敗れ、逃げて異国を >彷徨ううちに蛇神に変化、諏訪の地に至った >ものと考えられる。 ケツアルカトル >アステカ神話における創造神。その名は >「羽毛のある蛇」の意で、翼を持つ大蛇の >姿で描かれる。 > >太陽と同一視され、金星は彼の心臓であると >される。また呼吸を与える風の神でもある。 >自らの血で人間を造り、人間の守護者として >その豊穣と文化を培うとされる。 ショクイン >季節や気候を司る古き龍神。その顔は人に >似ているが、目が縦に並んでいるという。 > >中国北方にあるとされる霊山に棲み、 >果てしなく長い真紅の体を山に巻き付け、 >その頭を頂上に置いた状態で、一切の飲食も >せず、眠りもせず、息すらもせずに世界を >見ているとされる。 >その目を開くと世界は真昼になり、閉じると >夜になり、また息を吐き雲を起こせば冬に >なり、息を吸えば夏になるという。 イルルヤンカシュ >古代ヒッタイトの神話に登場する龍神。 >凶暴な性格で強い力を持ち、海を支配して >いたとされる。 > >ヒッタイトをふくむ古代オリエント文明では、 >荒れた海の脅威や、川の氾濫を龍にたとえる >ことが多く、イルルヤンカシュもそうした >天候神の一種であるとされる。 >主神である嵐の神と戦ったとされる伝説が >多く残されており、そこでは主神をも >超える強力な龍神として描かれているという。 セイリュウ >中国の多くの神話や思想に語られる >「四聖獣」の一柱。 > >方角の東、季節の春、五行思想の木を司る。 >四聖獣で最も尊く、海底の宮殿に住むという。 >また風水において、東側に流水を置くと >青龍の力を導き、吉相になるとされる。 グクマッツ >古代マヤ文明の叙事詩「ポポル・ブフ」に >登場する海蛇。緑と青の羽毛を持つとされる。 > >天地創造以前、空と海には天の神フラカンと >海の神グクマッツが存在したとされ、二者は >水の中から山と大地を生み出し、またその >大地に住まわせる森の動物たちを生み出した >とされる。 >このことからグクマッツは古代マヤにおける >天地創造の神とされている。 パトリムパス マカラ >インド神話で、神々を背に乗せて運んだと >される聖獣。河や湖に棲息していたという。 > >巨大な魚の一種で、ワニを基本とし、カバや >象、龍(ナーガ)の特徴を持つとされる >複合獣である。 >「大唐西域記」には、ある商人の船がマカラ >に襲われた話が記されており、山のように >大きな体で、2つの目が太陽のように見えた >と語られている。 ***鬼神 トール >北欧神話の雷神にして豊穣神。 >農民たちを中心に崇拝されたという。 > >豪快にして実直な性格で、無双の怪力を誇る。 >彼の持つ鉄槌ミョルニルは、どこへ投げても >必ず敵を砕いて主の手に戻るとされ、雷撃の >象徴であるとされる。 >世界の終わりラグナロクにおいて、世界蛇 >ヨルムンガンドと相討ちになり果てるという。 マリシテン >摩利支天。見ることも触れることもできない >陽炎が神格化したとされる仏教の神。 > >元々はインドでマリーチと呼ばれる神で >あったが、この名には「陽炎」や「威光」と >いった意味があると伝えられている。 >日本では武士達によって祀られ、あらゆる >害から身を守り、悟られずに敵を襲うことが >できる御利益があるとされた。 >天女の姿で表されることが多く、一般には >3つの顔、6本あるいは8本の腕を持ち、 >&ruby(こんごうしょ){金剛杵}や針、矢といった武器を手にする。 ビシャモンテン >毘沙門天もしくは多聞天。 >仏教の護法神で、四天王の一者。 > >八部衆を同族に持ち、帝釈天の命を受け、 >四方位の北を守護する。 >甲冑を着た怒りの表情、戟を持った姿で >表される。 >聖徳太子が戦勝祈願したことから軍神として >名高く、また後に七福神の中にも取り込まれ、 >富を守る尊格としても信仰された。 ジコクテン >持国天。 >仏教の護法神で、四天王の一者。 > >八部衆を同族に持ち、帝釈天の命を受け、 >四方位の東を守護する。 >甲冑を着た怒りの表情、剣を持った姿で >表される。 >「持国」の言葉の通り、国家安泰の功徳が >あるといわれる。 ショウキ >道教で悪霊や邪鬼を退治するとされる神。 >日本では五月の節句の武者人形で知られる。 > >唐の玄宗皇帝が原因不明の病気で就寝中、 >一匹の小鬼が忍び込み、皇帝の所持品を盗み >去ろうとしたが、怒った皇帝が警護の者を >呼ぶと、役人姿をした巨大な鬼のショウキが >現れ、小鬼を捕まえ食べてしまった。 >すると不思議なことに、同時に皇帝の病気も >治ったと伝えられている。 >彼は役人の試験に落ちて自殺した者の霊で、 >手厚く葬ってくれた高祖皇帝に報いるべく >悪霊退治をしているのだという。 コウモクテン >広目天。 >仏教の護法神で、四天王の一者。 > >八部衆を同族に持ち、帝釈天の命を受け、 >四方位の西を守護する。 >甲冑を着た怒りの表情、三つ叉の矛を持った >姿で表される。 >鋭い目で世界を監視し、弁舌によって人々を >教化するといわれる。 ゾウチョウテン >増長天。 >仏教の護法神で、四天王の一者。 > >八部衆を同族に持ち、帝釈天の命を受け、 >四方位の南を守護する。 >甲冑を着た怒りの表情、太刀を持った姿で >表される。 >五穀豊穣の神とされ、万物の育成に力を >及ぼすとされる。 ***堕天使 サマエル >「毒ありし光輝の者」という背反の意味の >名を持つ、謎多き天使。 > >その姿は翼ある大蛇で、天使でありながら >デーモンの首領とも通称される。 >堕天使とする解釈もあるが、それでは説明の >つかない記述が、聖書などに多くあるという。 ボティス >ソロモン王72柱の魔神の一柱。 >地獄の総裁を務めるとされる。 > >現在・過去・未来についての知識を持ち、 >問われれば遠慮なく答えるという。 >本来は恐ろしい蛇の姿で現れ、人間の姿に >変身することもできるが、それは大きな歯と >2本の角を持つとされる。またその手には >剣を持ち、見る者を威圧するという。 バルバトス >ソロモン王72中の魔神の一柱。 >地獄の伯爵もしくは公爵で、堕天する以前は >力天使であったとされる。 > >狩人の姿で現れ、魔術師が隠した財宝を発見 >したり、友人同士のいさかいの調停をしたり >するという。 >また鳥のさえずりや、犬の吠える声など、 >あらゆる生き物の声を理解できるという。 シャックス >ソロモン王72中の魔神の一柱。 >公爵と大公爵を兼任し、魔界にある30の >軍団を支配するという。 > >大きなコウノトリの姿で現れて、しわがれた >声で話す。基本的には嘘つきだが、召喚者に >対しては忠実であるという。 >人間の目や耳や口を使えなくしたり、隠れた >財宝を探し出すことに長けているとされる。 >まだ財宝などを略奪して地獄へ持ち去るため、 >「略奪候」とも呼ばれている。 ムールムール >ソロモン王72柱の魔神の一柱。 >「座天使の公爵」と呼ばれる悪魔。 > >緑の鎧をまとい、グリフィンに乗り、公爵の >証である冠をかぶった姿で現れるとされる。 >哲学とネクロマンシー(死霊を操る術)を >得意とし、どんな死体であっても死霊として >使役することができるという。 >まだ地獄の大公として30もの軍団を率いる >とされている。 ゴモリー >ソロモン王72柱の魔神の一柱。 >唯一の女性で、吟詠公爵とも呼ばれる。 > >黄金の冠を乗せた美女で、純白のレースを >羽織り、ラクダに乗った姿で現れる。 >過去と未来を見通す力があるとされるほか、 >時におぞましい醜女に化け、召喚した者を >試すこともあるという。 ミスラ >ゾロアスター教・ペルシャ神話の太陽神。 >善なる光の神・アフラマズダの息子である。 > >彼は日の出前に現れる太陽の光だとされ、 >暗闇を払う力を持つ者とされた。 >一方で戦争の神としての恐ろしい側面も持ち、 >彼に敵対した者は、脳や骨がすり潰される >ほどの攻撃を受けたという。 デカラビア >ソロモン王72柱の魔神の一柱。 > >五芒星図の姿をした奇妙な悪魔で、鳥と >宝石について熟知しており、従える使い魔も >鳥の姿であるという。 ネビロス >地獄の元帥にして検察官である悪魔。 >常に魔神たちの様子を観察しているという。 > >とりわけ死霊や死体を操る術に長けており、 >魔神の中で最も優れたネクロマンサーの一柱 >とされる。 オセ ダンタリアン >ソロモン王72柱の魔神の一柱。 > >異相の公爵で、その顔は常に老若男女様々に >変化しているという。 >右手には分厚い本を持っており、それには >ありとあらゆる生き物の過去、現在、未来の >思考が、彼以外には読めない文字で書かれて >いるという。 オリアス >ソロモン王72柱の魔神の一柱。 > >獅子の頭を持ち、蛇の尾を持つ猛き馬に >またがり、両手に2匹の大蛇を持つ。 >医術や占星術の知識を持つとされ、人間を >変身させ、敵を仲間に引き入れる力や、 >現世での地位を与えるという。 ハルパス >ソロモン王72柱の魔神の一柱。 > >「死と破滅の公爵」とも呼ばれ、血のように >赤い目をした、闇のように黒いハトの姿で >現れるとされる。 >建築の能力を持ち、軍備や武器に満ちた砦や >城砦を建造するという。 ビフロンス >ソロモン王72柱の魔神の一柱。 >墓石の上に火を灯すという。 > >命じられた時だけ人間の姿を取る死者の >伯爵で、普通は角の生えた醜い怪物の姿で >現れるとされる。 >豊富な知識の持ち主で、占星術や魔法の薬草、 >宝石、植物等についての知識を授けてくれる >という。他にも、死体や死霊を操る魔術を >会得しているという。 メルコム >地獄の会計官を勤める悪魔。 >財布を持った姿で描かれる。 > >地獄の宮廷にあって、侍従部の支出会計官 >という興味深い位官に就いている。 >その仕事の具体的な内容は定かではないが、 >彼が地獄の公務員たちの給与支払い係で >あることだけは確かなようである。 ***妖鬼 オンギョウキ >平安時代、伊賀・伊勢を治めた伝説上の豪族 >「&ruby(ふじわらのちかた){藤原千方}」が使役した四鬼の一柱。 > >己の姿や気配を消して奇襲する使役神。 >鬼は人と神の仲を取り持つとされており、 >この地方では鬼に関する行事も多いと >「風土記」にある。 ヤクシャ ベルセルク >北欧の猛戦士。戦闘の興奮で我を忘れ、 >何者に対してでも恐怖を覚えることなく >向かっていくという。 > >動物の毛皮をまとって戦うが、その多くが >熊の毛皮だったことは、彼らの名前自体 >「熊の毛皮を着る者」の意であることから >明らかである。 スイキ >平安時代、伊賀・伊勢を治めた伝説上の豪族 >「藤原千方」が使役した四鬼の一柱。 > >いかなる場所でも洪水を起こし、敵を溺れ >させる力を持った強大な使役神。 >「太平記」にて&ruby(きのともお){紀友雄}の詠んだとある歌を >聞いて四散したと伝えられる。 フウキ >平安時代、伊賀・伊勢を治めた伝説上の豪族 >「藤原千方」が使役した四鬼の一柱。 > >大風を起こして敵を吹き飛ばす力を持った >強大な使役神。 >並外れた行を重ねた豪勇の持ち主を指し、 >また忍者の始まりともいわれている。 キンキ >平安時代、伊賀・伊勢を治めた伝説上の豪族 >「藤原千方」が使役した四鬼の一柱。 > >どんな武器も弾き返す堅牢な体を持ち、 >千方を勝利に導いたとされる。 >紀友雄の和歌により奈落の底に落ちたとされ、 >今でも彼らの落ちた四つの穴が残っている。 ヨモツイクサ >日本神話で、黄泉の国の神々に仕える兵。 >「&ruby(よもついくさ){黄泉軍}」と表記される。 > >イザナギが亡き妻イザナミを黄泉の国から >連れ戻そうとするも、その醜い姿を見て >逃げ出した際、怒ったイザナミが放った >追っ手のひとつが、ヨモツイクサである。 >邪霊や邪鬼が擬人化されたものだといわれる。 ヤマワロ モムノフ >古代日本神話の武神。同じく古代神話の >土着神であるアラハバキの配下とされる。 > >童話「桃太郎」のモデルだともいわれ、後に >武士を表す「もののふ」の語源となった。 >また古代の軍事氏族である物部氏の子孫を、 >武人の申し子としてモムノフと呼んだという >説もある。 アズミ >日本に渡来した南方系海洋民族である >安曇族の水神。水を操る能力を持つ。 > >黄泉の国から戻ったイザナギが体を清めた >時に生まれたワタツミの三神を祖とすると >される。 オニ >日本の様々な伝承に登場する、醜悪で怪力を >持つ邪悪な妖怪。人里を襲っては暴虐を >はたらくとされる。 > >頭には角があり、肌は朱らんでおり、 >長い爪と、刀のように鋭い牙を持っている。 ビルヴィス ***鬼女 カーリー >破壊と殺戮を好む暗黒女神。シヴァ神の妃 >パールヴァティ女神の変身した姿である。 > >同様にパールヴァティ女神の変身した姿で >あるドゥルガー女神が、アスラ軍に対する >怒りに顔を黒くした時、その顔から >カーリーが出現し、瞬く間にアスラたちを >倒してしまったとされる。 >黒い肌を持ち、生首や骸骨で作った首飾りを >着け、4本あるいはそれ以上ある手には、 >血まみれの武器や生首を持つという。 ランダ >インドネシア・バリの神話に伝わる魔女。 >バリ・ヒンドゥーの悪の側面を象徴する。 > >魔法使いの女性で、人を恨んだりして悪の >道に進んだ者が、このランダになるという。 >ランダは黒魔術で疫病をまき散らし、災害を >引き起こし、また人々に呪いをかけ、悪霊を >遣わしたりするという。 >善を象徴する神獣バロンとは互いに宿敵で、 >たとえ倒されても必ず転生し、永遠に戦い >続けるとされる。 ダーキニー >インド神話における、情愛と交歓の女神。 >カーリーに従う存在。 > >人肉を喰らうとされ、夜毎に墓場や火葬場で >集会を開くという。 >またその名は「空に遊ぶ者」を意味する。 ターラカ >インド神話に登場する鬼女。 > >森に棲み、毎晩闇の中を駆け回って男を >求めるという。 >もし気に入った男であれば交わって精気を >奪い取り、そうでなければ頭からむさぼり >喰ってしまうという。 アトロポス >ギリシャ神話で、主神より運命の司を >任されたとされる三姉妹「モイライ」の一柱。 > >運命の糸を、ラケシスが定めた長さに従って >断ち切る。右手には、そのためのハサミを >握っている。 ラケシス >ギリシャ神話で、主神より運命の司を >任されたとされる三姉妹「モイライ」の一柱。 > >クロトが紡いだ糸を測り、長さを定める。 >その長さこそは、生命に与えられる寿命の >長さであるという。 クロト >ギリシャ神話で、主神より運命の司を >任されたとされる三姉妹「モイライ」の一柱。 > >運命は糸に象徴されるが、彼女はその紡ぎ手 >としての役割を担っている。 メデューサ >ギリシア神話に登場する怪物で、 >ゴルゴーン三姉妹の三女である。 > >髪の毛は蛇であり、肌は青銅の鱗で覆われ、 >背中には大きな黄金の翼、口からは鋭い牙が >生えており、その瞳は覗き込んだものを石に >変えてしまうとされる。 >また一説では、髪が蛇である以外は美しい >女性の姿であるともされる。 >女神アテナの助力を得た英雄ペルセウスに >よって、その首を切り落とされたという。 ユキジョロウ >雪女郎。豪雪地帯に伝わる女の妖怪で、 >雪の降る夜に現れるとされる。 > >いわゆる雪女の一種で、人々を凍りつかせて >殺す妖怪である。 >赤ん坊を抱いて現れることもあり、出会った >男に赤ん坊を抱いてくれるよう頼むが、男が >抱くと赤ん坊はみるみる重くなる。それに >耐えきれないと彼女に殺されてしまうが、 >逆に耐えきれば、怪力を授けてくれるという。 ヨモツシコメ >&ruby(よもつしこめ){黄泉醜女}。黄泉の国に棲む醜い鬼女で、 >黄泉の神々に従っている。 > >イザナギが亡き妻イザナミを黄泉の国から >連れ戻そうとするも、その醜い姿を見て >逃げ出した際、怒ったイザナミが放った >追っ手のひとつがヨモツシコメであり、 >各々がヨモツイクサの軍勢を束ねるという。 >追われるイザナギが、自分の黒髪や櫛を >地に投げると、黒髪は野ブドウに、櫛は >タケノコに変わり、ヨモツシコメは追っ手の >任を忘れ、これを食べ始めたという。 ストリゲス リャナンシー ***夜魔 マーヤー >インド神話の人格化された魔術的な力。 >地上の物質が起こす作用、すなわち >「現象」を、人間に知覚・理解させる力で >あるといわれる。 > >世界を構成する重要な力と考えられていて、 >偉大なカーリー女神と関連付けられる存在 >でもある。ブッダを生んだマーヤー妃と >同一視されることもある。 >彼は、世界を覆う幻影マーヤーから >「目覚めた者」なのだという。 リリス >旧約聖書でアダムの最初の妻となったと >される女性。堕落により楽園を追放され、 >後に夜魔と化した。 > >一般にアダムの妻とされるエヴァが誕生する >記述は『創世記』2章22節に見られるが、 >これより前の1章27節で、神が女性を >創ったと読める記述があるため、その女性が >アダムの最初の妻リリスであると、一節には >信じられている。 >総じて不貞の象徴として描かれるが、元来は >バビロニアの地母神であったとされる。 >ある伝承では、リリスはサマエルの妻で、 >エヴァを誘惑した蛇を放ったとされ、後世の >図案でも、彼女はしばしば蛇を伴った姿で >描かれている。 クイーンメイブ ワイルド・ハント >夜な夜な空を駆けるという、怒れる亡霊たち。 >ケルトとゲルマンの民間伝承に伝えられる。 > >馬に乗った狩人の亡霊が、猟犬の幽霊の >群れを引き連れている霊団で、彼らは悪魔の >烙印を受けた異教の女神に率いられていると >される。 >山野を駆け巡っては各地を荒廃させ、姿を >見てしまった者はその身を異界へ移され、 >話しかけてしまった者は死を運命づけられる >という。 サキュバス >ヨーロッパ各地の伝承に残る女性型の夢魔。 >男性型のインキュバスと対をなす。 > >眠っている男性の夢に忍び込み、性的関係を >結んで精を集める。素顔は醜い老婆だが、 >夢に現れるサキュバスは大変な美貌を備える。 キウン リリム インキュバス >ヨーロッパ各地の伝承に残る男性型の夢魔。 >女性型のサキュバスと対をなす。 > >眠っている女性の夢に忍び込み、子供を >身篭らせるという。また生まれた子供は >悪霊や魔女などであるとされる。 >インキュバスに取りつかれたら教会で祈祷を >受けると良いとされるが、それでも追い払う >だけで、退治まではできないという。 キキーモラ ザントマン >ドイツ民間伝承の妖精。 >その名は日本語で「砂男」と訳される。 > >背負った袋の中には魔法の砂が入っており、 >これを人間の目に振りかけ、眠らせるという。 >無理やりに眠りをこらえる人間には、 >まぶたに座ってでも強引に眠らせるという。 >それでも眠ろうとしない悪い子供は、彼に >目玉をえぐり取られるといわれるが、この >物騒な性格だけは、ドイツの母親たちの >創作だと考えられる。 フォーモリア >ケルト神話の悪の巨人。山羊や馬の頭を持つ >獣面の蛮族として描かれることが多い。 > >アイルランドに太古から棲み、インデッハや >邪眼のバロールといった王に率いられ、西方 >から訪れた種族の侵入を再三に渡って阻んだ >という。 モコイ >オーストラリアの原住民アボリジニの伝承に >古くから伝わる妖怪。 > >フクロウと共にジャングルに生息し、人間に >よく似た姿をしているが、頭が異常に大きく、 >舌を持っていないため、言葉を話すことが >できないと伝えられている。 >人間の「影の魂」の生まれ変わりであるとも >いわれ、人間の女性と交わることもあれば、 >産まれた子供を喰べたり、人間と戦ったり >することもあるという。 ***魔王 マーラ >インド神話で悪霊を従えるとされる魔王。 >死を運ぶ者とされる。 > >恐怖をかきたてる術を得意とし、修行する >ブッダを誘惑しようとしたこともあるという。 >その強大な力は世界各地へ及び、メアや >モーラなどの闇の悪魔を産んだとされる。 ルキフグス >偉大なる地獄の宰相。ルキフゲ・ロフォカレ >とも呼ばれ、意味は「光を避けるもの」。 >悪魔王ルシファーと対を成す存在だとされる。 > >禿頭に3本のねじれた角を生やし、大きな目、 >山羊の下半身と長い尻尾を持った姿とされる。 >世界の財宝や富の管理をルシファーから >任され、その配下にはバエル、アガレス、 >マルバスを置くとされる。 >また契約の導師でもあり、後年に魂を奪う >条件で、召喚者の願いをかなえるという。 シュウ >中国の古代神話に登場する魔王。牛の頭に >8本あるいは6本の手、4つの目という姿で >描かれる。 > >武器の発明者でもある彼は戦闘を得意とし、 >連戦連勝を誇る強大な軍勢を率いていた。 >天下を取ることを望んだ彼は、偉大な帝王で >ある黄帝の軍勢と戦い、互角以上に渡り >合ったが、太母神である西王母の助力を得た >黄帝の前に敗れた。彼の体はバラバラにされ、 >二ヶ所に分けて埋葬されたという。 スルト >北欧神話で、火の国ムスペルヘイムを支配 >する巨人の王。 > >手には炎の剣「レーヴァテイン」を持つ。 >神々の黄昏ラグナロクに際し、軍勢を率いて >アスガルドへ攻め上り、アース神族を討ち >滅ぼしたとされる。 ツィツィミトル >アステカ神話にて、夜と恐怖を司る女神。 > >神たる太陽と争い続け、災いの日食を引き >起こす死と悪の象徴で、52年ごとに生贄を >求める、嫉妬深く邪悪な神である。 ベルゼブブ >地獄に君臨する魔王。 >その名は「蝿の王」という意味を持つ。 > >蝿を手下として遣い、魂を運ばせ支配すると >いう。悪霊の頭として聖書に記されたこと >から、キリスト教世界における有力な悪魔 >としての地位を確立したとされる。 >カナンの主神バアルが貶められた姿である >ともいわれる。 アザゼル アバドン >黙示録に記された奈落の主。 >害虫の大群や疫病を率いる魔王だとされる。 > >最後の審判を告げる第5の天使のラッパと >共に現れ、イナゴの群れを放って人々を >苦しめるとされる。 >名はヘブライ語で「破壊」「滅亡」「深淵」 >といった意味を持ち、奈落自体の名としても >使われる。 >イナゴが大発生して人里を食い荒らす天災が >神格化されたものだと考えられている。 ロキ >北欧神話の悪神。邪悪なだけの神ではないが、 >気まぐれで悪知恵に長けるという。 > >神々の敵である巨人を両親とするが、主神 >オーディンと義兄弟の契りを交わし、神々の >一員に加わったとされる。 >しかしオーディンの子バルドルを殺すなど >幾多の悪行の末、遂に罰を受けて洞窟に >捕縛された。 >世界の終末ラグナロクを迎える時、彼はこの >縛から解き放たれ、神々と戦うとされる。 ベリアル >ソロモン王72柱の魔神の一柱。 >50もの軍団を率いる大いなる王である。 > >元来はセラフィム(上級天使)だったが、 >天上界の政争に敗れ、自ら堕天したという。 >炎の戦車に乗った美しい天使の姿で現れ、 >召喚者に高位の社会的地位を与える。 >その名は「無価値」「邪悪」の意味を持ち、 >性格は悪辣。人々を堕落させ、ソドムと >ゴモラの町を滅びへと導き、イエスを告発 >したとされる。 アスモデウス >ソロモン王72柱の魔神の一柱。 >堕天する以前は智天使であったとされる。 > >頭は牛と人と羊で、足はガチョウ、尾は毒蛇、 >また翼は醜悪で、手には軍旗と槍を持ち、 >地獄の竜に跨り、口から火を噴くとされる。 >その姿を恐れず敬意をもって接すると、 >彼は喜び、指輪やガチョウの肉をくれたり、 >幾何学や天文学の秘術を教えてくれるという。 >グリモワールなど後世の俗説においては、 >キリスト教の「七つの大罪」のひとつである >「色欲」に結びつけられる。 アスタロト バロール キングフロスト シェムハザ オーカス ミトラス モラクス アエーシェマ ***邪龍 ヴァスキ ピュートーン ファフニール ヤム ニーズホッグ ティアマト ムシュフシュ キングー バジリスク ハクジョウシ トウビョウ チョトンダ ***悪霊 ガロット レギオン ピシャーチャ インフェルノ マカーブル クイックシルバー ポルターガイスト ウィッカーマン ディブク ***外道 マッドガッサー タトゥーマン ナイトストーカー フーリガン ジャック・リパー スライム ***幽鬼 ヴェータラ デュラハン クドラク グール エンク チュレル モウリョウ オバリヨン ガキ ストリゴイイ
#contents() ***破壊神 シヴァ >世界の破壊と創造を司る偉大な神。 >ヒンドゥー教でヴィシュヌ神と共に最も >崇拝を集める神である。 > >破壊によって世界を浄化した後、またこれを >再建するといわれる。 >悪魔に対しては恐ろしい破壊の力を振るうが、 >一方で信奉者には恩恵を授けるという。 >シヴァの容貌は様々に描かれるが、4本の手、 >1つの面、3つの目という姿が最も一般的と >されている。 >光の三叉槍ピナーカを武器とし、額にある >第3の目は、全ての被造物を焼き尽くす >恐ろしい光を放つという。 スサノオ 公の影 >御伽草子に登場する平将門の影武者。 > >7人の影武者がいるか、もしくは本物を >含めて7人であるとされ、その7という数は >妙見信仰によるものだとされている。 >影武者は平将門の呪術によって藁人形から >造り出されたと御伽草子ではいわれているが、 >主の身代わりに討ち死にした家臣7名である >という伝承もあり、地方各地でその墓標が >残されているという。 カルティケーヤ >インド神話の戦争の神。シヴァ神の息子と >され、仏教では韋駄天として知られる。 > >長い槍を持ち、パラヴァニという孔雀に >乗っている。また6つの首と12本の手を >持った姿で表されることも多い。 >神々の軍勢を率いる将軍として、敵対する >アスラ勢を打ち負かしたとされる。 マサカド >平安中期に朝廷に反乱した武将・平将門。 > >関東の支配に成功し&ruby(しんのう){新皇}を名乗るが、 >後に藤原秀郷と、平貞盛によって討たれる。 >死後、祟りなす&ruby(ごりょう){御霊}として祀られ始め、更に >英雄的性格を帯びて関東の守護神として信奉 >され、今に至るという。 >御伽草子の記述によれば、その風貌は、 >身の丈が七尺(210cm)以上、五体は >ことごとく金属製で、左の眼に瞳が2つある >とされる。また全身が&ruby(くろがね){鉄}の不死身の巨人で、 >こめかみだけが生身で弱点だともされる。 ホクトセイクン >北斗七星の神格化した存在で、 >死後の人間を司るとされる星座神。 > >人間の生死、貧富、貴賤を司り、特に人間の >行動により死後の扱いを定める神とされた。 >悪行の多い人間はホクトセイクンによって >地獄に落とされるため、大変に畏れられ、 >崇め奉られた。 セイテンタイセイ チェルノボグ >スラブ神話に伝わる、夜と悪と死を司る神。 >名は「黒い神」の意。 > >他の多くの死神と同様、地下に住んでいると >され、光と善を司る「白い神」ベロボーグと >対にされる。 >人に不幸をもたらすというその能力ゆえ、 >「黒い神がおまえを殺すように」という、 >その名をもって人を呪う言葉が今も残って >いるという。 アスラ >インド神話の凶暴な魔族。強大な武力と >魔力を持ち、神々を何度も苦しめたとされる。 > >厳格さを重んじる性格で、自らの正義に >反する者を容赦なく攻撃するとされる。 >元はペルシアで崇拝された光の神々であり、 >ゾロアスター教の主神アフラマズダもその >一柱に挙げられる。 トナティウ アレス >トラキア起源であるギリシャ神話の軍神。 > >粗暴かつ残虐な性格のため、他の神々から >疎まれる面もあったとされる。 >知性的な軍神であるアテナとしばしば対立し、 >痛手を負ったという。 ***地母神 セイオウボ >西王母。西方の聖地コンロンの主人とされる >古代中国の女神。漢代にさかんに信仰された。 > >人間の姿をしているが、髪はざんばらで >かんざしを乗せ、ヒョウの尾と虎の歯を持つ >といわれる。 >元来は天の災いと5つの刑罰を司る女神で >あったが、後に美しい女性の姿をした >コンロンの主人として、女性の仙人を統括 >する女神とされた。 >不死の仙薬を持つとされ、これは孫悟空が >彼女の目を盗んで食べたという仙桃の話で >知られている。 スカディ >ケルト神話における、暗黒の女神。 > >その名は「影」を意味するが、これは最後の >審判の日に神々が落ち行く所の「影」を意味 >するといわれる。 >女神スカアハと同一視される場合もある。 ブラックマリア >フランスを中心として崇拝される、 >キリスト教教会の黒い聖母。 > >キリスト教の教会で礼拝を受ける聖母像は、 >一般的にキリストの母である聖女マリアと >されているが、幾つかの黒い聖母像には >異なる解釈もあるという。 >それら黒い聖母像は、むしろ中東の古い >地母神に由来し、エジプトの女神イシスや >ギリシアの女神アルテミス、プリュギアの >太母神キュベレなどではないかといわれる。 イシス >エジプトの母と呼ばれる女神。 >冥界の神オシリスの妹および妻ともされる。 > >砂嵐の神セトにより夫がバラバラにされた後、 >その遺骸を結び合わせ、失われた男根を造り >出して復活させると、彼と交わり、ホルスを >産んだという。 >死者の守護女神として、数々の墳墓の図像に >その姿を見ることができる。 >またイシスが哺乳する図像は、幼児イエスを >抱いたマリアの原型になったといわれている。 アシェラト >西セム系神話の女神。古バビロニアでは >大地に豊かな実りをもたらす存在とされた。 > >牧畜の神であるアムル神を夫とし、 >「神々の母」と呼ばれた。 >フェニキア神話では、女神アスタルテと >なったとされる。 ダイアナ >古代ローマの地母神。狩猟の女神でもあり、 >ギリシア神話の女神アルテミスと同一視 >される。 > >山野の野生動物の女主人で、誕生や多産を >司ると共に、人間や獣の子の守護者でもある。 >また男嫌いで結婚を拒み、美しくありながら >純潔を守る誓いを立て、ニンフたちを従えて >いると伝えられる。 >後にキリスト教の影響で「魔女の女王」と >されたという。 ハリティー >鬼子母神として知られる女神。 >子供の生育を守る神として信仰される。 > >元は人間の子供を喰らう邪悪な鬼であったが、 >釈迦が彼女の500人の子供のうち、最も >可愛がっていた末の子を隠すと、彼女は嘆き >悲しんだ。 >釈迦が彼女に、親が子供を失う悲しみを >説いて戒めると、彼女は善神となり、子供の >代わりにザクロの実を食べるようになったと >いう。 セドナ >イヌイットの神話に伝えられる海の女神。 >自分の子供であるアザラシや魚など、海の >生物を監視するという。 > >恐ろしい一つ目の姿をした女神で、石と鯨の >骨でできた家に住むとされる。 >またその姿を見ることができるのは呪術師 >だけだとされる。 ズェラロンズ >北アメリカ太平洋岸に住むハイダ族に伝え >られる蛙の王女。「火山の女」とも呼ばれる。 > >一族の神話によると、彼女は6つの丸木舟に >人を一杯に乗せ、海から現れたといわれる。 >また彼女の夫は、熊の神カイチだとされる。 ペレ >ハワイの火山の女神。溶岩が神格化された >もので、怒りに駆られると人々を石に変える >という。 > >ペレの起源について、ハワイの名家の出身 >だとする説では、彼女はキラウェア噴火口を >掘り起こした本人であり、普段はそこに >住んで火の神々を取り仕切るとされる。 >また噴火が近づくと島民に危機が迫っている >ことを警告するといわれる。 ***龍神 コウリュウ >黄龍。中国神話に伝わる尊貴なる龍神。 > >その名の通り黄色い体をしていて、地上に >喜ばしいことが起こると現れる瑞獣。 >大地・土の力を司る存在で、青龍・白虎・ >玄武・朱雀の四神を従えているという。 コウガサブロウ >甲賀三郎。「&ruby(しんとうしゅう){神道集}」の「諏訪縁起」に >登場する伝説上の人物。 > >地底の国に迷い込み、彷徨った末に地上への >帰還を果たすが、その体は蛇と化しており、 >後に諏訪大社の諏訪大明神としてまつられた >とされる。 >また日本神話のタケミナカタが変化したもの >とも解釈される。タケミナカタとしての彼は、 >土着の蛇ミシャグジさまを平定した後、 >タケミカヅチとの戦いに敗れ、逃げて異国を >彷徨ううちに蛇神に変化、諏訪の地に至った >ものと考えられる。 ケツアルカトル >アステカ神話における創造神。その名は >「羽毛のある蛇」の意で、翼を持つ大蛇の >姿で描かれる。 > >太陽と同一視され、金星は彼の心臓であると >される。また呼吸を与える風の神でもある。 >自らの血で人間を造り、人間の守護者として >その豊穣と文化を培うとされる。 ショクイン >季節や気候を司る古き龍神。その顔は人に >似ているが、目が縦に並んでいるという。 > >中国北方にあるとされる霊山に棲み、 >果てしなく長い真紅の体を山に巻き付け、 >その頭を頂上に置いた状態で、一切の飲食も >せず、眠りもせず、息すらもせずに世界を >見ているとされる。 >その目を開くと世界は真昼になり、閉じると >夜になり、また息を吐き雲を起こせば冬に >なり、息を吸えば夏になるという。 イルルヤンカシュ >古代ヒッタイトの神話に登場する龍神。 >凶暴な性格で強い力を持ち、海を支配して >いたとされる。 > >ヒッタイトをふくむ古代オリエント文明では、 >荒れた海の脅威や、川の氾濫を龍にたとえる >ことが多く、イルルヤンカシュもそうした >天候神の一種であるとされる。 >主神である嵐の神と戦ったとされる伝説が >多く残されており、そこでは主神をも >超える強力な龍神として描かれているという。 セイリュウ >中国の多くの神話や思想に語られる >「四聖獣」の一柱。 > >方角の東、季節の春、五行思想の木を司る。 >四聖獣で最も尊く、海底の宮殿に住むという。 >また風水において、東側に流水を置くと >青龍の力を導き、吉相になるとされる。 グクマッツ >古代マヤ文明の叙事詩「ポポル・ブフ」に >登場する海蛇。緑と青の羽毛を持つとされる。 > >天地創造以前、空と海には天の神フラカンと >海の神グクマッツが存在したとされ、二者は >水の中から山と大地を生み出し、またその >大地に住まわせる森の動物たちを生み出した >とされる。 >このことからグクマッツは古代マヤにおける >天地創造の神とされている。 パトリムパス マカラ >インド神話で、神々を背に乗せて運んだと >される聖獣。河や湖に棲息していたという。 > >巨大な魚の一種で、ワニを基本とし、カバや >象、龍(ナーガ)の特徴を持つとされる >複合獣である。 >「大唐西域記」には、ある商人の船がマカラ >に襲われた話が記されており、山のように >大きな体で、2つの目が太陽のように見えた >と語られている。 ***鬼神 トール >北欧神話の雷神にして豊穣神。 >農民たちを中心に崇拝されたという。 > >豪快にして実直な性格で、無双の怪力を誇る。 >彼の持つ鉄槌ミョルニルは、どこへ投げても >必ず敵を砕いて主の手に戻るとされ、雷撃の >象徴であるとされる。 >世界の終わりラグナロクにおいて、世界蛇 >ヨルムンガンドと相討ちになり果てるという。 マリシテン >摩利支天。見ることも触れることもできない >陽炎が神格化したとされる仏教の神。 > >元々はインドでマリーチと呼ばれる神で >あったが、この名には「陽炎」や「威光」と >いった意味があると伝えられている。 >日本では武士達によって祀られ、あらゆる >害から身を守り、悟られずに敵を襲うことが >できる御利益があるとされた。 >天女の姿で表されることが多く、一般には >3つの顔、6本あるいは8本の腕を持ち、 >&ruby(こんごうしょ){金剛杵}や針、矢といった武器を手にする。 ビシャモンテン >毘沙門天もしくは多聞天。 >仏教の護法神で、四天王の一者。 > >八部衆を同族に持ち、帝釈天の命を受け、 >四方位の北を守護する。 >甲冑を着た怒りの表情、戟を持った姿で >表される。 >聖徳太子が戦勝祈願したことから軍神として >名高く、また後に七福神の中にも取り込まれ、 >富を守る尊格としても信仰された。 ジコクテン >持国天。 >仏教の護法神で、四天王の一者。 > >八部衆を同族に持ち、帝釈天の命を受け、 >四方位の東を守護する。 >甲冑を着た怒りの表情、剣を持った姿で >表される。 >「持国」の言葉の通り、国家安泰の功徳が >あるといわれる。 ショウキ >道教で悪霊や邪鬼を退治するとされる神。 >日本では五月の節句の武者人形で知られる。 > >唐の玄宗皇帝が原因不明の病気で就寝中、 >一匹の小鬼が忍び込み、皇帝の所持品を盗み >去ろうとしたが、怒った皇帝が警護の者を >呼ぶと、役人姿をした巨大な鬼のショウキが >現れ、小鬼を捕まえ食べてしまった。 >すると不思議なことに、同時に皇帝の病気も >治ったと伝えられている。 >彼は役人の試験に落ちて自殺した者の霊で、 >手厚く葬ってくれた高祖皇帝に報いるべく >悪霊退治をしているのだという。 コウモクテン >広目天。 >仏教の護法神で、四天王の一者。 > >八部衆を同族に持ち、帝釈天の命を受け、 >四方位の西を守護する。 >甲冑を着た怒りの表情、三つ叉の矛を持った >姿で表される。 >鋭い目で世界を監視し、弁舌によって人々を >教化するといわれる。 ゾウチョウテン >増長天。 >仏教の護法神で、四天王の一者。 > >八部衆を同族に持ち、帝釈天の命を受け、 >四方位の南を守護する。 >甲冑を着た怒りの表情、太刀を持った姿で >表される。 >五穀豊穣の神とされ、万物の育成に力を >及ぼすとされる。 ***堕天使 サマエル >「毒ありし光輝の者」という背反の意味の >名を持つ、謎多き天使。 > >その姿は翼ある大蛇で、天使でありながら >デーモンの首領とも通称される。 >堕天使とする解釈もあるが、それでは説明の >つかない記述が、聖書などに多くあるという。 ボティス >ソロモン王72柱の魔神の一柱。 >地獄の総裁を務めるとされる。 > >現在・過去・未来についての知識を持ち、 >問われれば遠慮なく答えるという。 >本来は恐ろしい蛇の姿で現れ、人間の姿に >変身することもできるが、それは大きな歯と >2本の角を持つとされる。またその手には >剣を持ち、見る者を威圧するという。 バルバトス >ソロモン王72中の魔神の一柱。 >地獄の伯爵もしくは公爵で、堕天する以前は >力天使であったとされる。 > >狩人の姿で現れ、魔術師が隠した財宝を発見 >したり、友人同士のいさかいの調停をしたり >するという。 >また鳥のさえずりや、犬の吠える声など、 >あらゆる生き物の声を理解できるという。 シャックス >ソロモン王72中の魔神の一柱。 >公爵と大公爵を兼任し、魔界にある30の >軍団を支配するという。 > >大きなコウノトリの姿で現れて、しわがれた >声で話す。基本的には嘘つきだが、召喚者に >対しては忠実であるという。 >人間の目や耳や口を使えなくしたり、隠れた >財宝を探し出すことに長けているとされる。 >まだ財宝などを略奪して地獄へ持ち去るため、 >「略奪候」とも呼ばれている。 ムールムール >ソロモン王72柱の魔神の一柱。 >「座天使の公爵」と呼ばれる悪魔。 > >緑の鎧をまとい、グリフィンに乗り、公爵の >証である冠をかぶった姿で現れるとされる。 >哲学とネクロマンシー(死霊を操る術)を >得意とし、どんな死体であっても死霊として >使役することができるという。 >まだ地獄の大公として30もの軍団を率いる >とされている。 ゴモリー >ソロモン王72柱の魔神の一柱。 >唯一の女性で、吟詠公爵とも呼ばれる。 > >黄金の冠を乗せた美女で、純白のレースを >羽織り、ラクダに乗った姿で現れる。 >過去と未来を見通す力があるとされるほか、 >時におぞましい醜女に化け、召喚した者を >試すこともあるという。 ミスラ >ゾロアスター教・ペルシャ神話の太陽神。 >善なる光の神・アフラマズダの息子である。 > >彼は日の出前に現れる太陽の光だとされ、 >暗闇を払う力を持つ者とされた。 >一方で戦争の神としての恐ろしい側面も持ち、 >彼に敵対した者は、脳や骨がすり潰される >ほどの攻撃を受けたという。 デカラビア >ソロモン王72柱の魔神の一柱。 > >五芒星図の姿をした奇妙な悪魔で、鳥と >宝石について熟知しており、従える使い魔も >鳥の姿であるという。 ネビロス >地獄の元帥にして検察官である悪魔。 >常に魔神たちの様子を観察しているという。 > >とりわけ死霊や死体を操る術に長けており、 >魔神の中で最も優れたネクロマンサーの一柱 >とされる。 オセ ダンタリアン >ソロモン王72柱の魔神の一柱。 > >異相の公爵で、その顔は常に老若男女様々に >変化しているという。 >右手には分厚い本を持っており、それには >ありとあらゆる生き物の過去、現在、未来の >思考が、彼以外には読めない文字で書かれて >いるという。 オリアス >ソロモン王72柱の魔神の一柱。 > >獅子の頭を持ち、蛇の尾を持つ猛き馬に >またがり、両手に2匹の大蛇を持つ。 >医術や占星術の知識を持つとされ、人間を >変身させ、敵を仲間に引き入れる力や、 >現世での地位を与えるという。 ハルパス >ソロモン王72柱の魔神の一柱。 > >「死と破滅の公爵」とも呼ばれ、血のように >赤い目をした、闇のように黒いハトの姿で >現れるとされる。 >建築の能力を持ち、軍備や武器に満ちた砦や >城砦を建造するという。 ビフロンス >ソロモン王72柱の魔神の一柱。 >墓石の上に火を灯すという。 > >命じられた時だけ人間の姿を取る死者の >伯爵で、普通は角の生えた醜い怪物の姿で >現れるとされる。 >豊富な知識の持ち主で、占星術や魔法の薬草、 >宝石、植物等についての知識を授けてくれる >という。他にも、死体や死霊を操る魔術を >会得しているという。 メルコム >地獄の会計官を勤める悪魔。 >財布を持った姿で描かれる。 > >地獄の宮廷にあって、侍従部の支出会計官 >という興味深い位官に就いている。 >その仕事の具体的な内容は定かではないが、 >彼が地獄の公務員たちの給与支払い係で >あることだけは確かなようである。 ***妖鬼 オンギョウキ >平安時代、伊賀・伊勢を治めた伝説上の豪族 >「&ruby(ふじわらのちかた){藤原千方}」が使役した四鬼の一柱。 > >己の姿や気配を消して奇襲する使役神。 >鬼は人と神の仲を取り持つとされており、 >この地方では鬼に関する行事も多いと >「風土記」にある。 ヤクシャ ベルセルク >北欧の猛戦士。戦闘の興奮で我を忘れ、 >何者に対してでも恐怖を覚えることなく >向かっていくという。 > >動物の毛皮をまとって戦うが、その多くが >熊の毛皮だったことは、彼らの名前自体 >「熊の毛皮を着る者」の意であることから >明らかである。 スイキ >平安時代、伊賀・伊勢を治めた伝説上の豪族 >「藤原千方」が使役した四鬼の一柱。 > >いかなる場所でも洪水を起こし、敵を溺れ >させる力を持った強大な使役神。 >「太平記」にて&ruby(きのともお){紀友雄}の詠んだとある歌を >聞いて四散したと伝えられる。 フウキ >平安時代、伊賀・伊勢を治めた伝説上の豪族 >「藤原千方」が使役した四鬼の一柱。 > >大風を起こして敵を吹き飛ばす力を持った >強大な使役神。 >並外れた行を重ねた豪勇の持ち主を指し、 >また忍者の始まりともいわれている。 キンキ >平安時代、伊賀・伊勢を治めた伝説上の豪族 >「藤原千方」が使役した四鬼の一柱。 > >どんな武器も弾き返す堅牢な体を持ち、 >千方を勝利に導いたとされる。 >紀友雄の和歌により奈落の底に落ちたとされ、 >今でも彼らの落ちた四つの穴が残っている。 ヨモツイクサ >日本神話で、黄泉の国の神々に仕える兵。 >「&ruby(よもついくさ){黄泉軍}」と表記される。 > >イザナギが亡き妻イザナミを黄泉の国から >連れ戻そうとするも、その醜い姿を見て >逃げ出した際、怒ったイザナミが放った >追っ手のひとつが、ヨモツイクサである。 >邪霊や邪鬼が擬人化されたものだといわれる。 ヤマワロ モムノフ >古代日本神話の武神。同じく古代神話の >土着神であるアラハバキの配下とされる。 > >童話「桃太郎」のモデルだともいわれ、後に >武士を表す「もののふ」の語源となった。 >また古代の軍事氏族である物部氏の子孫を、 >武人の申し子としてモムノフと呼んだという >説もある。 アズミ >日本に渡来した南方系海洋民族である >安曇族の水神。水を操る能力を持つ。 > >黄泉の国から戻ったイザナギが体を清めた >時に生まれたワタツミの三神を祖とすると >される。 オニ >日本の様々な伝承に登場する、醜悪で怪力を >持つ邪悪な妖怪。人里を襲っては暴虐を >はたらくとされる。 > >頭には角があり、肌は朱らんでおり、 >長い爪と、刀のように鋭い牙を持っている。 ビルヴィス ***鬼女 カーリー >破壊と殺戮を好む暗黒女神。シヴァ神の妃 >パールヴァティ女神の変身した姿である。 > >同様にパールヴァティ女神の変身した姿で >あるドゥルガー女神が、アスラ軍に対する >怒りに顔を黒くした時、その顔から >カーリーが出現し、瞬く間にアスラたちを >倒してしまったとされる。 >黒い肌を持ち、生首や骸骨で作った首飾りを >着け、4本あるいはそれ以上ある手には、 >血まみれの武器や生首を持つという。 ランダ >インドネシア・バリの神話に伝わる魔女。 >バリ・ヒンドゥーの悪の側面を象徴する。 > >魔法使いの女性で、人を恨んだりして悪の >道に進んだ者が、このランダになるという。 >ランダは黒魔術で疫病をまき散らし、災害を >引き起こし、また人々に呪いをかけ、悪霊を >遣わしたりするという。 >善を象徴する神獣バロンとは互いに宿敵で、 >たとえ倒されても必ず転生し、永遠に戦い >続けるとされる。 ダーキニー >インド神話における、情愛と交歓の女神。 >カーリーに従う存在。 > >人肉を喰らうとされ、夜毎に墓場や火葬場で >集会を開くという。 >またその名は「空に遊ぶ者」を意味する。 ターラカ >インド神話に登場する鬼女。 > >森に棲み、毎晩闇の中を駆け回って男を >求めるという。 >もし気に入った男であれば交わって精気を >奪い取り、そうでなければ頭からむさぼり >喰ってしまうという。 アトロポス >ギリシャ神話で、主神より運命の司を >任されたとされる三姉妹「モイライ」の一柱。 > >運命の糸を、ラケシスが定めた長さに従って >断ち切る。右手には、そのためのハサミを >握っている。 ラケシス >ギリシャ神話で、主神より運命の司を >任されたとされる三姉妹「モイライ」の一柱。 > >クロトが紡いだ糸を測り、長さを定める。 >その長さこそは、生命に与えられる寿命の >長さであるという。 クロト >ギリシャ神話で、主神より運命の司を >任されたとされる三姉妹「モイライ」の一柱。 > >運命は糸に象徴されるが、彼女はその紡ぎ手 >としての役割を担っている。 メデューサ >ギリシア神話に登場する怪物で、 >ゴルゴーン三姉妹の三女である。 > >髪の毛は蛇であり、肌は青銅の鱗で覆われ、 >背中には大きな黄金の翼、口からは鋭い牙が >生えており、その瞳は覗き込んだものを石に >変えてしまうとされる。 >また一説では、髪が蛇である以外は美しい >女性の姿であるともされる。 >女神アテナの助力を得た英雄ペルセウスに >よって、その首を切り落とされたという。 ユキジョロウ >雪女郎。豪雪地帯に伝わる女の妖怪で、 >雪の降る夜に現れるとされる。 > >いわゆる雪女の一種で、人々を凍りつかせて >殺す妖怪である。 >赤ん坊を抱いて現れることもあり、出会った >男に赤ん坊を抱いてくれるよう頼むが、男が >抱くと赤ん坊はみるみる重くなる。それに >耐えきれないと彼女に殺されてしまうが、 >逆に耐えきれば、怪力を授けてくれるという。 ヨモツシコメ >&ruby(よもつしこめ){黄泉醜女}。黄泉の国に棲む醜い鬼女で、 >黄泉の神々に従っている。 > >イザナギが亡き妻イザナミを黄泉の国から >連れ戻そうとするも、その醜い姿を見て >逃げ出した際、怒ったイザナミが放った >追っ手のひとつがヨモツシコメであり、 >各々がヨモツイクサの軍勢を束ねるという。 >追われるイザナギが、自分の黒髪や櫛を >地に投げると、黒髪は野ブドウに、櫛は >タケノコに変わり、ヨモツシコメは追っ手の >任を忘れ、これを食べ始めたという。 ストリゲス リャナンシー ***夜魔 マーヤー >インド神話の人格化された魔術的な力。 >地上の物質が起こす作用、すなわち >「現象」を、人間に知覚・理解させる力で >あるといわれる。 > >世界を構成する重要な力と考えられていて、 >偉大なカーリー女神と関連付けられる存在 >でもある。ブッダを生んだマーヤー妃と >同一視されることもある。 >彼は、世界を覆う幻影マーヤーから >「目覚めた者」なのだという。 リリス >旧約聖書でアダムの最初の妻となったと >される女性。堕落により楽園を追放され、 >後に夜魔と化した。 > >一般にアダムの妻とされるエヴァが誕生する >記述は『創世記』2章22節に見られるが、 >これより前の1章27節で、神が女性を >創ったと読める記述があるため、その女性が >アダムの最初の妻リリスであると、一節には >信じられている。 >総じて不貞の象徴として描かれるが、元来は >バビロニアの地母神であったとされる。 >ある伝承では、リリスはサマエルの妻で、 >エヴァを誘惑した蛇を放ったとされ、後世の >図案でも、彼女はしばしば蛇を伴った姿で >描かれている。 クイーンメイブ ワイルド・ハント >夜な夜な空を駆けるという、怒れる亡霊たち。 >ケルトとゲルマンの民間伝承に伝えられる。 > >馬に乗った狩人の亡霊が、猟犬の幽霊の >群れを引き連れている霊団で、彼らは悪魔の >烙印を受けた異教の女神に率いられていると >される。 >山野を駆け巡っては各地を荒廃させ、姿を >見てしまった者はその身を異界へ移され、 >話しかけてしまった者は死を運命づけられる >という。 サキュバス >ヨーロッパ各地の伝承に残る女性型の夢魔。 >男性型のインキュバスと対をなす。 > >眠っている男性の夢に忍び込み、性的関係を >結んで精を集める。素顔は醜い老婆だが、 >夢に現れるサキュバスは大変な美貌を備える。 キウン リリム インキュバス >ヨーロッパ各地の伝承に残る男性型の夢魔。 >女性型のサキュバスと対をなす。 > >眠っている女性の夢に忍び込み、子供を >身篭らせるという。また生まれた子供は >悪霊や魔女などであるとされる。 >インキュバスに取りつかれたら教会で祈祷を >受けると良いとされるが、それでも追い払う >だけで、退治まではできないという。 キキーモラ ザントマン >ドイツ民間伝承の妖精。 >その名は日本語で「砂男」と訳される。 > >背負った袋の中には魔法の砂が入っており、 >これを人間の目に振りかけ、眠らせるという。 >無理やりに眠りをこらえる人間には、 >まぶたに座ってでも強引に眠らせるという。 >それでも眠ろうとしない悪い子供は、彼に >目玉をえぐり取られるといわれるが、この >物騒な性格だけは、ドイツの母親たちの >創作だと考えられる。 フォーモリア >ケルト神話の悪の巨人。山羊や馬の頭を持つ >獣面の蛮族として描かれることが多い。 > >アイルランドに太古から棲み、インデッハや >邪眼のバロールといった王に率いられ、西方 >から訪れた種族の侵入を再三に渡って阻んだ >という。 モコイ >オーストラリアの原住民アボリジニの伝承に >古くから伝わる妖怪。 > >フクロウと共にジャングルに生息し、人間に >よく似た姿をしているが、頭が異常に大きく、 >舌を持っていないため、言葉を話すことが >できないと伝えられている。 >人間の「影の魂」の生まれ変わりであるとも >いわれ、人間の女性と交わることもあれば、 >産まれた子供を喰べたり、人間と戦ったり >することもあるという。 ***魔王 マーラ >インド神話で悪霊を従えるとされる魔王。 >死を運ぶ者とされる。 > >恐怖をかきたてる術を得意とし、修行する >ブッダを誘惑しようとしたこともあるという。 >その強大な力は世界各地へ及び、メアや >モーラなどの闇の悪魔を産んだとされる。 ルキフグス >偉大なる地獄の宰相。ルキフゲ・ロフォカレ >とも呼ばれ、意味は「光を避けるもの」。 >悪魔王ルシファーと対を成す存在だとされる。 > >禿頭に3本のねじれた角を生やし、大きな目、 >山羊の下半身と長い尻尾を持った姿とされる。 >世界の財宝や富の管理をルシファーから >任され、その配下にはバエル、アガレス、 >マルバスを置くとされる。 >また契約の導師でもあり、後年に魂を奪う >条件で、召喚者の願いをかなえるという。 シュウ >中国の古代神話に登場する魔王。牛の頭に >8本あるいは6本の手、4つの目という姿で >描かれる。 > >武器の発明者でもある彼は戦闘を得意とし、 >連戦連勝を誇る強大な軍勢を率いていた。 >天下を取ることを望んだ彼は、偉大な帝王で >ある黄帝の軍勢と戦い、互角以上に渡り >合ったが、太母神である西王母の助力を得た >黄帝の前に敗れた。彼の体はバラバラにされ、 >二ヶ所に分けて埋葬されたという。 スルト >北欧神話で、火の国ムスペルヘイムを支配 >する巨人の王。 > >手には炎の剣「レーヴァテイン」を持つ。 >神々の黄昏ラグナロクに際し、軍勢を率いて >アスガルドへ攻め上り、アース神族を討ち >滅ぼしたとされる。 ツィツィミトル >アステカ神話にて、夜と恐怖を司る女神。 > >神たる太陽と争い続け、災いの日食を引き >起こす死と悪の象徴で、52年ごとに生贄を >求める、嫉妬深く邪悪な神である。 ベルゼブブ >地獄に君臨する魔王。 >その名は「蝿の王」という意味を持つ。 > >蝿を手下として遣い、魂を運ばせ支配すると >いう。悪霊の頭として聖書に記されたこと >から、キリスト教世界における有力な悪魔 >としての地位を確立したとされる。 >カナンの主神バアルが貶められた姿である >ともいわれる。 アザゼル アバドン >黙示録に記された奈落の主。 >害虫の大群や疫病を率いる魔王だとされる。 > >最後の審判を告げる第5の天使のラッパと >共に現れ、イナゴの群れを放って人々を >苦しめるとされる。 >名はヘブライ語で「破壊」「滅亡」「深淵」 >といった意味を持ち、奈落自体の名としても >使われる。 >イナゴが大発生して人里を食い荒らす天災が >神格化されたものだと考えられている。 ロキ >北欧神話の悪神。邪悪なだけの神ではないが、 >気まぐれで悪知恵に長けるという。 > >神々の敵である巨人を両親とするが、主神 >オーディンと義兄弟の契りを交わし、神々の >一員に加わったとされる。 >しかしオーディンの子バルドルを殺すなど >幾多の悪行の末、遂に罰を受けて洞窟に >捕縛された。 >世界の終末ラグナロクを迎える時、彼はこの >縛から解き放たれ、神々と戦うとされる。 ベリアル >ソロモン王72柱の魔神の一柱。 >50もの軍団を率いる大いなる王である。 > >元来はセラフィム(上級天使)だったが、 >天上界の政争に敗れ、自ら堕天したという。 >炎の戦車に乗った美しい天使の姿で現れ、 >召喚者に高位の社会的地位を与える。 >その名は「無価値」「邪悪」の意味を持ち、 >性格は悪辣。人々を堕落させ、ソドムと >ゴモラの町を滅びへと導き、イエスを告発 >したとされる。 アスモデウス >ソロモン王72柱の魔神の一柱。 >堕天する以前は智天使であったとされる。 > >頭は牛と人と羊で、足はガチョウ、尾は毒蛇、 >また翼は醜悪で、手には軍旗と槍を持ち、 >地獄の竜に跨り、口から火を噴くとされる。 >その姿を恐れず敬意をもって接すると、 >彼は喜び、指輪やガチョウの肉をくれたり、 >幾何学や天文学の秘術を教えてくれるという。 >グリモワールなど後世の俗説においては、 >キリスト教の「七つの大罪」のひとつである >「色欲」に結びつけられる。 アスタロト >ソロモン王72柱の魔神の一柱。 >地獄の公爵といわれる美しき堕天使。 > >40の悪霊の軍団を率いるとされ、大蛇に >乗った貴公子の姿で現れ、過去と未来を >見通す能力を持つという。 >元来はフェニキア、今のシリア付近の女神 >アスタルテだった存在が、ヘブライの神に >貶められた姿であると考えられている。 >またキリスト教では、座天使が堕天した >もので、人間に怠惰な生活を送らせると >されている。 バロール >ケルト神話の一つ目の魔王。その視線を >浴びた者はたちまち戦う力を失うという。 > >神々の敵であるフォーモリア族の首領。 >その恐ろしい魔眼で名を轟かせ、彼の率いる >軍勢は神々にとって脅威であったという。 キングフロスト >ジャックフロストの王。 >その名に違わぬ巨大な雪ダルマの体を持つ。 > >無数のジャックフロストを従え、世界を雪と >霜で凍てつかせる力を持つが、その性格は >至って無邪気であるという。 シェムハザ >『エノク書』に記された堕天使。 >数々の神の知識を人間に授けたとされる。 > >人間を教育するため地上に降りた天使たちの >集団「グリゴリ」は、人間の娘たちと交わり >子を成したため、神に堕天使の烙印を押され、 >またその子供たちは争いや破滅を好んだため、 >神の怒りに触れ、大洪水で滅ぼされた。 >シェムハザは、このグリゴリの統率者の >ひとりであったとされる。 >また全ての魔法使いの育ての親であるという。 オーカス >ギリシャ・ローマ神話を起源とする死神。 > >中世には、豚の頭を持ち死体をむさぼる、 >邪悪な悪魔とされたが、これはその信仰の >生贄に豚が供えられていたことからだと >思われる。オーカスは獰猛な邪鬼である >オークたちの王であるともいわれる。 ミトラス >1世紀から4世紀のローマ世界を中心に崇拝 >された太陽神。人々を苦難から救済する >英雄的な神として崇められた。 > >その宗教儀式は、他者に内容を明かさない >密儀であったといわれるが、生贄とした羊や >牛の血を浴びる形式だったらしいことは >伝わっている。死しても復活する神であった >とされ、その復活を象徴する冬至には、この >ミトラス神を称える大祭が行われたという。 モラクス >ソロモン王72柱の魔神の一柱。 >牡牛の頭を持つ人間の姿で現れるという。 > >魔術師の召喚儀式に応じて現れるとされ、 >その際には、魔法の石や薬草に関する知識、 >天文学や占星術といった学問なども教えて >くれるとされる。 >またその召喚した魔術師に、使い魔を与えて >くれることもあるという。 アエーシェマ >ゾロアスター教に伝わる悪神で、 >その名は狂気を意味する。 > >凶暴な行いを司り、激情や復讐心、欲望を >煽るとされ、この悪魔に魅入られた人間は、 >平素とはかけ離れた乱暴をはたらくという。 >そのためゾロアスター教では、酒に酔って >暴れる者は、アエーシュマに魅入られた者 >だとされた。 >アフラ・マズダやスラオシャとは敵対関係に >あり、最終的に打ち負かされたという。 >旧約聖書外典のトビト書に登場する悪魔 >アスモデウスは、このアエーシュマが取り >入れられたものだとされている。 ***邪龍 ヴァスキ >インド神話の古き龍。神々が混沌の乳海を >かき回す際、その身体が使われたという。 > >かつて神々は、混沌の乳海をかき回して >不死の霊薬アムリタを作ることを思い立ち、 >巨大なマンダラ山を棒として、そして棒を >引っ張るための縄としてヴァスキを使った >という。 >ヴァスキの一方を神々が、もう一方を >アスラが引っ張り、あまりの苦しさに >ヴァスキは毒を吐いた。アムリタはこの毒に >冒されそうになったが、シヴァが急いで毒を >口に入れたため無事だったとされる。 ピュートーン ファフニール ヤム >パレスチナ地方のウガリット神話の龍。 >豊饒神バアルと敵対する。 > >水中に住み、海や川を支配することで魔力を >得ており、洪水を引き起こすとされる。 >バアルによって倒されるが、その話は、 >バビロニア神話で主神マルドゥークが >ティアマトを倒す話と共通する部分が多く、 >ヤムとティアマトを同一視する説も存在する >ようである。 ニーズホッグ >世界樹イグドラシルの根に棲みついてると >される北欧神話の悪龍。 > >一緒に住むたくさんの邪悪な蛇たちを統べ、 >神々の最終戦争であるラグナロクの後も >流れ着いた死体を喰い、生き延びるという。 ティアマト >バビロニア神話の、龍の姿をした原初の女神。 > >海水を司る存在で、夫である淡水の巨神 >アプスーと交わって多数の神々を生んだ。 >やがて神々との戦争が起こった時、彼女は >11の怪物を産み出して戦ったが、神々の >代表であったマルドゥーク神に討たれた。 >死した彼女の体は引き裂かれ、そこから >世界が造られたとされる。 ムシュフシュ >奇怪な容貌をした、バビロニアの怪獣。 >名はシュメール語で「怒れる蛇」の意味。 > >蛇の頭と胴、ライオンの前足、鷲の後脚、 >サソリの尻尾という姿をしている。 >ティアマトに従う11種の怪物のひとつで、 >主神マルドゥークらと戦ったという。 >しかし後世では、なぜか背にマルドゥークを >乗せた姿で描かれている。 キングー バジリスク >アフリカ北部に住むといわれる邪龍。 >名は「蛇の王」という意味。 > >王冠状の鶏冠と翼を持った姿で、吐く息と >視線には猛烈な毒があり、人間や動物を >たちどころに殺害するといわれている。 ハクジョウシ >中国に伝わる白蛇の精の物語「西湖三塔記」 >のヒロイン。人間の女性の姿で現れるという。 > >人間の若者を次々と誘惑する、残虐な人喰い >妖怪だとされるが、後の戯曲「三言二拍」 >では、人間の若者に恋をし、種族の違いから >悲恋してしまう女性として描かれている。 トウビョウ >四国や山陰地方に伝わる、小さな蛇の姿を >した憑き物。その首には「金の輪」という >黄色い輪が巻かれている。 > >人に憑く蛇神で、土製の瓶で飼われ、人間と >同じ食べ物や酒が与えられた。 >恨む者に対してこれを送れば、苦しませる >ことができるが、粗末に扱うと飼い主自身を >襲うとされる。 >蛇は富をもたらすと考えられているためか、 >トウビョウを大事にすれば、家が栄えると >いわれている。 チョトンダ ***悪霊 ガロット >腰掛け式の首締め具が悪霊と化したもの。 > >この拷問具はヨーロッパ各地で使用されたと >いわれ、柱の台に犠牲者が座ると、その首に >ロープまたは鉄の首輪が取り付けられ、 >ネジで締め付けられる仕組みになっている。 >ロープを用いる場合は窒息死、鉄の首環を >用いる場合は、更に首の骨を折ることをも >目的としているという。 レギオン >聖書・マルコ福音書で「我、多数なり」と >記される存在。同じような苦痛を味わう >悪霊が集合したものとされる。 > >悪霊たちは、自分と同じく悩み苦しむ悪霊を >自らの分身と見なすことで、自己と他者の >区別を失い、やがて集合してひとつの存在に >なるのだという。 >その名の由来は、当時のローマで用いられた >軍隊用語で、五千人規模の兵団を指す >「連隊」の意味だとされる。 ピシャーチャ インフェルノ >炎の中から恨みの念を送る悪霊。 >その名はイタリア語で「地獄」を意味する。 > >燃えさかる炎で包まれる恐ろしくも痛ましい >姿が、地獄の業火のイメージと重なるためか、 >この名が付いている。 マカーブル >中世ヨーロッパの宗教劇に登場した >「死神」と同じ名前と姿を持つ悪霊。 > >人間を一瞬にして死に導く強い呪力を持つ、 >まさに「死神」のような悪霊で、白い骸骨が >描かれた黒い服を着て、人間の霊魂を刈る >ための長柄の大鎌を振り回すという。 >偉大なる「死」のためにダンスを踊るが、 >それは「死の舞踏(ダンス・マカーブル)」 >と呼ばれ恐れられている。 クイックシルバー >悪戯好きな騒がしい女性の精霊。家具や窓を >壊し、物体が飛び回る現象を引き起こす。 > >ポルターガイストの女性版とされ、壁や鏡、 >窓など至る所に、セッケンや口紅、クレヨン >などで「Q」の文字を書き残すという。 >通常のポルターガイストと違う点として、 >10代の子供がいない家に現れ、破壊的な >行為はせず、純粋に悪戯のみを好むとされる。 >人を脅すことを目的とするため、同じ場所に >長く留まることはなく、悪戯が終われば >現れなくなり、危険性は少ないといわれる。 ポルターガイスト >家の中に現れ、酷い悪戯をする悪霊。 >名はドイツ語で「騒がしい霊」の意。 > >家の中に現れ、音を立てるだけの無害な悪戯 >から、放火や暴行などの、悪戯と呼べぬ破壊 >活動までを行うとされる。 >ポルターガイスト現象は、思春期の子供が >いる家庭だけに起こるとされ、子供たちの >不安定な精神が原因だとする説もある。 ウィッカーマン >古代ケルトのドルイド僧が人身供儀の際に >用いた木製の巨大な人型が、悪霊へと変化 >したもの。 > >ドルイドたちはこの人型の中に多くの人間を >押し込んでは、焼き殺したといわれる。 >彼らの人身供儀は他にも、水を満たした >大樽の中に人をつめ込んで窒息死させる方法、 >木につるし上げた後、矢を射って殺す方法 >などがあったと伝えられている。 ディブク >ユダヤ伝説の邪悪な精霊。人の体と魂に >取り憑いて支配し、悩ませ苦しめるという。 > >彼らは過去に罪を犯したために新しい体を >与えられず、それで生きている人間に無理に >取り憑く魂であるともいわれる。悪魔払いの >やり方次第で、地獄に投げ込まれるか、この >世に再び舞い戻ってくるかのどちらかである >という。 ***外道 マッドガッサー >未知の毒ガスをまき散らして人々を苦しめる >といわれる怪人。 > >その姿は黒ずくめで、頭にツバのない帽子を >かぶり、やけに背が高いとされる。 >まき散らすガスは甘い臭いを持つが、吸うと >激しい頭痛と吐き気に見舞われるとされる。 >人々が忘れかけた頃になる度に姿を現しては、 >毒ガスをまき散らすのだという。 >人前に現れることは滅多にないともいわれる。 タトゥーマン ナイトストーカー >社会の裏側で活動を続ける悪魔崇拝者。 >悪魔主義者と呼ばれることもある。 > >数々の凶悪犯罪に手を染め、裏社会で活動 >している彼らは、悪魔に忠誠を誓っており、 >誘拐してきた犠牲者を生贄として悪魔に >捧げるといわれる。 >その犠牲者の多くは子供であるとされるが、 >これは神が愛するとされる子供達を汚し、 >殺すことによって、神を憎む悪魔の欲求を >満たそうと考えているからだという。 フーリガン ジャック・リパー >19世紀末のロンドンに実際に出没した >連続猟奇殺人犯「&ruby(ジャック・ザ・リパー){切り裂きジャック}」のこと。 > >ロンドンの貧民街で娼婦を次々に殺害し、 >その手口は残忍を極めたという。 >事件はマスコミなどで盛大に取り上げられ、 >人々は犯人推理に熱中し、ロンドン警察は >綿密な捜査により何人もの容疑者を浮上 >させたが、結局事件は迷宮入りとなった。 >この怪事件は現在でも人々の心を引き付け、 >犯人推理に挑むマニアがいるという。 >悪魔としてのジャック・リパーが、果たして >事件の犯人そのものだったのか、それとも >人々が思い描いたジャックが悪魔の形を >成したものなのかは、定かではない。 スライム ***幽鬼 ヴェータラ デュラハン クドラク グール エンク チュレル モウリョウ オバリヨン ガキ ストリゴイイ

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