#contents() *真系 **真・女神転生Ⅳ ***大天使 ミカエル >天使のヒエラルキーの頂点に立つ四大天使の >一者であり「神の如き者」を意味する名を >持った最高位の天使。 > >神自身が右腕とたのむ最も優れた存在で、 >手には、いかなる刃と斬り結んでも打ち克つ >神秘の武器を握るという。 セラフ >天使のヒエラルキーの最高位である熾天使。 >神に最も近いとされる。 > >捉えがたい存在で、人間の意識で感知できる >ことはめったに無いが、4つの頭と6枚の >翼を持った、人間に近い姿で現れることも >できるという。 ガブリエル >天使のヒエラルキーの頂点に立つ四大天使の >一者。聖母に受胎を告知したという聖告天使。 >名は「統括する者」を意味する。 >顔立ちは少女のようであり、天使の中で >ガブリエルだけは性的に中立でなく女性だと >する解釈もある。 メタトロン >天使の中で最も偉大で最も謎に満ちている者。 >神の顔、契約の天使など多数の異名を持つ。 > >世界を維持する務めを担っているとされる >反面、人々に残虐な行為を為す側面も併せ >持つという。 ラファエル >天使のヒエラルキーの頂点に立つ四大天使の >一者。名は「癒す者」を意味する。 > >エデンの園で知恵の樹と一対を成す生命の >樹を護る存在だとされる。 マンセマット >ヘブライ伝承で悪を告発するといわれる天使。 >刑罰の執行者として神のために働くという。 > >彼は人間を誘惑し、信仰心を試すことを >神から許されているとされる。神に頼み込み、 >悪魔を配下として従えてさえもいる。 >「サドクの断片と死海写本」には、彼は >災いの天使で、全ての悪の父であり、神に >へつらう者だとも記されている。 ウリエル >天使のヒエラルキーの頂点に立つ四大天使の >一者。名は「神の炎」を意味する。 > >最後の審判の日に復活と裁きを執行する天使 >とされる。また、天の星の運びを管理する >役割も担う。 ハニエル >美の天使。その名は「神の優美」の意である。 >愛の星である金星と深く関わり、 >女神イシュタルと同様の役目をするとされる。 > >人々に愛の心をわき上がらせ、若い男女を >愛の絆で縛るという役割を持つ。 スラオシャ >ゾロアスター教では、人間の叫びを聞く >アフラ・マズダの耳の役目を果たす。 > >悪を討つために太陽が沈んだ後に地上に降り >立つ大天使。その名は「耳を傾ける」という >意味を持つ。 アズラエル >イスラム教の死の天使。 >4つの顔と4枚の翼を持った姿をしている。 > >アズラエルは全ての人間の名前が載った >リストを持ち、アラー神の命を受けては、 >生まれてくる人間を加えたり、死んだ人間を >消したりしている。 >また、彼の体には無数の目が付いており、 >これらのどれかが、ひとつまばたきすると、 >地球上のどこかで誰かが死に瀕するとされる。 カズフェル >罪深く、「契約の長」として伝えられている >天使。本来の名前は「善き人」の意のビクァ >とされる。 > >堕天し、「神に嘘をつく者」という意味の >カズビエルに改名したという。 >またミカエルに神の秘密の名前を尋ねたこと >があったが、ミカエルはそれを拒んだという。 イスラフィール >音楽を司るイスラムの天使。最後の審判の >日に終末のラッパを吹く一人とされる。 > >四つの翼を持ち、地に足が着いた状態で、 >天を突き抜けるほとに巨大な姿をしていると >いわれる。地獄の監察を任務とし、昼に3回、 >夜に3回ずつ地獄で苦しむ人間を見ては、 >巨大な涙を落としていき、神が地獄での罰を >やめない限り涙を流し続けるといわれている。 ヴィクター >アイルランドにキリスト教を広めた >聖人パトリックに啓示を与えた天使。 > >ヴィクターの役目は、指導的役割を担う >人物に、神の意志を伝えることであったと >される。 ライラ >ユダヤ伝承にある夜の天使。 >人々の懐妊を司る役割を持つとされる。 > >懐妊した女性と神との間をつなぐのが役目で、 >人間の女性が懐妊すると、その精液を神の >前に差し出す。神はこれを元に、やがて >生まれくる子供の性別や美醜、裕福になるか >貧乏になるかなど、運命に関する一切の >事項を決定し、その女性の子宮の中に >新たな魂を入れるとされる。 ***女神 ラクシュミ >インド神話における、美と幸福の神。 >ヴィシュヌの妃であり、愛の神カーマの母。 > >女性の理想像を具現化した容姿を持ち、 >大変な美貌を誇る。 >妖艶な踊り手としても知られ、多くの神々を >魅了したとされる。 ノルン >北欧神話の運命の女神たち。 >巨人族であるといわれる。 > >世界樹イグドラシルの根の下に湧く井戸を >住み家としており、彼女たちの決定する >運命には、神々も従わざるを得ないという。 イザナミ アナト >生誕と死を司るオリエントの女神。豊饒の神 >バアルの妹であり妻でもあるといわれる。 > >アナトはバアルと同じく豊饒の神であったが、 >同時に死の呪文を司る恐ろしい女神でもある >とされている。 >天界の父であるエルでさえ、彼女の呪いを >恐れ、逆らうことができなかったという。 >彼女は息子であり婿でもある冥界の支配者 >モトに、毎年死の呪いをかけることによって >大地に豊饒をもたらしたといわれる。 >男性の血液によって受胎したとされる彼女の >祭祀には多くの若者が生け贄とされ、流血が >絶えなかったと伝えられる。 トラソルテオトル >古代アステカ神話の不浄の女神。肉欲と淫行 >を司ると共に、罪の贖いを助けるといわれる。 > >トラエルクァニという異名を持つが、これは >「排泄物を食す者」という意味で、彼女が >贖罪と浄化に関連する神であることを表した >ものだといわれる。 パラスアテナ >ゼウス神の娘で、戦いを得意とする処女神。 >アテナの名で呼ばれることも多い。 > >彼女はゼウスの額から武装した姿で生まれた。 >ただしゼウスのみを親としているわけでは >なく、ゼウスに飲み込まれた女神メティスを >母とする。 >彼女は自分の国家や家庭を守るために戦いは >するが、戦いのための戦いをすることは >なかったという。 >また彼女はアテネ市の守護者で、オリーブを >自身の木としている。 イシュタル >アッカドの愛欲と戦争の女神。 >「天の女王」と呼ばれ、金星と同一視された。 > >「ギルガメシュ叙事詩」では、彼女は多くの >英雄を愛人にするが、しばらくすると >殺したり、動物に変えてしまうとされている。 スカアハ >ケルト神話の戦いの女神。 >「影の国」なる異界を統べる女王でもある。 > >呪術師ながら武芸にも秀で、武勇でその名を >轟かせた。自分の所へ来た若者に対しては >修行をさせ、戦いの秘術を授けた。 >かの英雄クー・フーリンも彼女の修行を >受けた一人であり、彼が免許皆伝の腕前と >なった時、彼女は魔槍ゲイボルグを授けたと >いう。 ブリジット >ケルト神話の火の女神。工芸や学問、 >詩や治療などを司る神でもある。 > >その姿は、火鉢を象徴する魔法のカップを >携えた姿で描かれる。 >ブリジットという名前自体が「女神」と >同義語として使われるほどに権威があった >女神で、民衆の厚い信奉を得ていたとされる。 >アイルランドにキリスト教が広まった際も、 >彼女があまりに民衆に崇拝されていたので、 >教会は彼女を聖人とし、キリスト教に >取り込んだといわれている。 パールヴァティ >インド神話における、シヴァの妃の一柱。 > >その姿は非常に美しく、あらゆる美の象徴と >される。常にシヴァの傍らにあり、シヴァの >第三の眼を開かせる一助を担ったという。 ハトホル >エジプト神話の豊穣の女神。 >子供の誕生の世話をし、美や愛、結婚の >守護神と見なされてきた。 > >太陽の円盤を持った雌牛、あるいは角の間に >太陽の円盤を持つ、雌牛の角を持った女性 >として表現される。 フォルトゥナ >ローマの幸運の女神。 >運命の車輪を司るといわれる。 > >元々は家畜や穀物の多産・増殖をもたらす >神であったとされる。またギリシャ神話の >女神デュケーと同一視されている。 ***霊鳥 ガルーダ >インド神話の聖なる鳥。 > >ナーガ族の陰謀で捕われた母を救うため、 >不死の甘露を狙って一度は天界を襲った。 >この際、多くの神々を退けた力をヴィシュヌ >に買われ、不死の獲得と引き換えに、以後 >ヴィシュヌの乗り物となる。 ヤタガラス >日本神話に伝わる霊鳥。3本の脚を持った >聖なるカラスで、アマテラスが人間に >遣わしたという。 > >戦で道に迷った神武天皇の東征軍を導き、 >勝利させたといわれる。 >高い神格ゆえ、資格の無い者が直視すると >気がふれてしまうという。 スザク >中国の多くの神話や思想に語られる >「四聖獣」の一柱。 > >方角の南、季節の夏、五行思想の火を司る。 >ウズラに似た姿の巨鳥で、五色の美声で >さえずるという。 サンダーバード >北アメリカ先住民の神話に登場する、 >天界の精霊である巨大な霊鳥。 > >鷲に似た姿で、空の高みに棲んでいると >いわれる。鳴き声や羽ばたきは雷となり、 >眼から発する光は稲光になるとされる。 >また湖全体を背中に乗せて運んだとも、 >クジラを丸ごと食べてしまったともいわれ、 >その巨大さが伝えられている。 ヴィゾフニル >北欧神話の光り輝く牡鶏。 >世界樹イグドラシルの頂上に棲むという。 > >「木の蛇」という意味の名を持つこの >ヴィゾフニルは、イグドラシルの頂上にて >自ら光を放つが、その輝きを浴びることで、 >イグドラシルはその姿を空に浮かび >上がらせるとされている。 フェニックス >不死鳥として有名な、エジプトの聖なる鳥。 >炎の中より生まれるという。 > >深紅の体を持った鷲くらいの大きさの鳥で、 >青い尾にはバラ色の羽毛が飛び出していたと >伝えられる。 >500年ほど生きると、自身を火の中に投じ、 >幼鳥となって再生したという。 >これが、フェニックスが不死鳥だとされる >ゆえんである。 スパルナ ハンサ >その背中にブラフマー神を乗せる、 >インド神話の聖なる白いガチョウ。 > >インドでは冬になるとガチョウが渡ってくる。 >その空を飛ぶ堂々とした純白の姿は、知恵の >神であるブラフマーに到達しようと修行する >バラモン僧の気高さの象徴とされた。 >ハンサがブラフマー神の乗り物となった >背景には、こういうイメージがあったものと >考えられる。 ***神樹 イグドラシル >北欧神話の世界樹とされるトネリコの大木。 > >その枝は全世界に広がり、幹は天を突き抜け、 >天上の妖精の国アールヴヘイムを支えている。 >三本の根はそれぞれ、霧の巨人たちが住む >ヨツンヘイム、死者の国ニヴルヘイム、 >そして天界アースガルドへと伸びており、 >神々の黄昏ラグナロクの後もなお生き続ける >といわれる。 ハオマ >ペルシャ、ゾロアスター教の植物の神。 >生命力を与える神であり、大地と天空とを >媒介する者でもあった。 > >元々は強い興奮剤の原料となった神聖な植物。 >ただそれがどのような植物であったかは、 >現在では不明である。 >興奮剤としてのハオマは、神の命令を >よりよく伝える助けになるとして、 >宗教儀式で用いられたという。 ククノチ >「古事記」や「日本書紀」に登場する >樹木の神で、クグノチともいわれる。 > >ククノチはトヨウケヒメ神とともに >屋船神と称する家屋の守護神とされ、 >上棟祭や新宅祭の祭神の一柱とされる。 マヤウェル >アステカの伝承に登場する若い女神。 >酒の原料となる竜舌蘭を地上にもたらしたと >される。 > >ツィツィミトルの孫とされる彼女は、人間に >酒の楽しみを与えようとケツアルカトルと >共に下界に降り、大樹の枝となったが、 >孫娘を連れ出され怒ったツィツィミトルに >見つかり、体をばらばらに引き裂かれ >食べられてしまった。 >元の姿に戻ったケツアルカトルは、彼女の >遺骨を集め簡素な墓を作ったが、そこから >最初の竜舌蘭が生まれたと伝えられる。 ナルキッソス ダフネ >ギリシア神話で、アポロン神の求愛から >逃れるために、その姿を月桂樹に変えられた >妖精の乙女。 > >元々は狩りをして日々を過ごす少女の妖精で >あったが、愛の神エロスが放った矢によって、 >執拗に追い回して捕らえようとする >アポロンから逃げ続ける運命になる。 >ペネイオス川の岸で遂にアポロンに捕まりそ >うになるが、ダフネは父である河神に願をか >け、その姿を月桂樹に変えてもらったという。 ***天使 ケルプ >神学に基づく天使のヒエラルキーにおいて、 >第2位「智天使」に数えられる上級天使。 >複数形はケルビム。 > >4枚の翼と4つの顔を持った姿で表され、 >神の&ruby(みくら){御座}を運んだり、神の戦車を駆ったり >する。聖書においては、エデンの園の門番 >として知られる。 >彼らは炎の剣を持って、命の樹を守っている。 ソロネ >神学に基づく天使のヒエラルキーにおいて、 >第3位「座天使」に数えられる上級天使。 >名は「車輪」の意。 > >物質の体をもつ天使としては最上級に当たり、 >神の玉座を運ぶ者とされる。 ドミニオン >神学に基づく天使のヒエラルキーにおいて、 >第4位「主天使」に数えられる中級天使。 >名は「統治」の意。 > >天界の行政官として、天使たちの働きを >統制する役割を担うとされる。 >彼らの行動は、神の意思の表れであり、その >統治が宇宙に行き渡ることを望んでいる。 ヴァーチャー >神学に基づく天使のヒエラルキーにおいて、 >第5位「力天使」に数えられる中級天使。 >名は「高潔」の意。 > >実現象としての奇跡を司り、それをもって >人間に勇気を授けるとされる。 パワー >神学に基づく天使のヒエラルキーにおいて、 >第6位「能天使」に数えられる中級天使。 >名は「神の力」の意。 > >天界への悪魔の侵入を防ぐため、 >常に前線に立ち、天の回廊を巡るとされる。 プリンシパリティ >神学に基づく天使のヒエラルキーにおいて、 >第7位「権天使」に数えられる下級天使。 > >国家や文明の盛衰を司るとされる。 アークエンジェル >神学に基づく天使のヒエラルキーにおいて、 >第8位「大天使」に数えられる下級天使。 > >神の意志を人間に伝える役目を担っている。 >また天界の戦士でもあり、闇の軍勢との >戦いでは天の軍勢を率いるという。 エンジェル >神学に基づく天使のヒエラルキーにおいて、 >最下である第9位「天使」に数えられる >下級天使。 > >神の使いである天使の中で、最も人間の >近くにいる存在。 >人間個人の守護を担い、その人間が正義を >なすよう監視し、また悪に向かう心を戒めて >いるとされる。 ***妖鳥 タイホウ >中国の伝説上の巨鳥。 >漢字では「大鵬」あるいは「大鳳」である。 > >「荘子」に登場するこのタイホウは、 >何千キロメートルあるか分からないほどの >体長があると伝えられる。 >9万里、すなわち3600キロほどの上空を >飛んでおり、大空いっぱいに広げた翼は、 >雲のように空を覆うという。 ルフ >アラビア伝説の、鷲に似た姿の巨鳥。 >ロックの名でも知られる。 > >「アラビアンナイト」の中のシンドバットの >冒険に登場することで知られ、インド洋の >とある島に棲むといわれる。 >その巨体ゆえ、食物とするものもケタ違いで、 >象をひと呑みにする蛇を食べるだとか、 >象そのものを爪で抱えては空から落とし、 >その死骸を食べるなどと伝えられる。 タクヒ カラドリウス >病気の兆候を読み取ったり、病気そのものを >治してくれたりする、不思議な力を持つ鳥。 > >カラドリウスはそのくちばしで病気を >吸い取り、治療してくれる。しかしそれは >まだ助かる場合に限った話であって、既に >手遅れである場合は、関心すら示さない。 >姿については諸説あり、チドリの一種とも、 >セキレイに似ているともいわれるが、体の >色が白いということだけは確かなようである。 コカクチョウ >中国に伝えられる、鬼神の類だともされる >妖鳥で、人間の少女をさらっては自分で >育てるといわれる。 > >普段は鳥の姿をしているが、羽毛を脱いで >人間の女性と同じ姿にもなれるといわれ、 >この時のコカクチョウは「天帝少女」とも >呼ばれる。 >人間の少女を好んで養女にし、養女として >さらわれてきた子供は、コカクチョウに育つ >という。 ハーピー >ギリシア神話に登場する風の精。 >元はクレタ島の女神であったといわれる。 > >ハーピーとは英語名で、神話上では >「ハルピュイア」と呼ばれる。 >アエロ(疾風)、オキュペテ(速き者)、 >ケライノ(黒雲)の三姉妹で現れるという。 >性格は臆病で、戦闘を嫌う半面、意地が悪く >悪戯好きな性格でもあるとされる。 タンガタ・マヌ ***妖魔 ガネーシャ >インド神話の象頭神。 > >元来は夫シヴァに入浴を見られまいとした >パールヴァティが護衛の為に垢から作った。 >しかしたちまちシヴァに首をはねられ、 >その遺骸を最初に発見した象の頭を代わりの >首として与えられ、現在の姿になったという。 マスターテリオン >魔術師アレイスター・クロウリーが自称した >といわれる獣。本来は黙示録に記述される >テリオンと呼ばれる存在である。 > >黙示録によれば、テリオンは人類の敵であり、 >サタンの力と権威を得た獣であるという。 >その獣は海から上がってきて、10の角と >7つの頭を持ち、身体は豹のようで、 >足は熊のようにがっしりしているとされる。 >また、もう一頭の獣は小羊の角を持ち、 >先の獣を崇拝するように人々に強要し、 >獣の刻印、またはその名か数字がなくては >何も売買できないようにするという。 >この数字とは666であり、 >俗に「獣の数字」として知られている。 シウテクトリ >アステカの神話で、巨大な火柱、または緑の >羽根飾りをつけた裸形で表現される火の神。 > >全ての家の炉で燃える火はシウテクトリに >よるものとされ、古代メキシコの人々は、 >毎朝この神に1切れのパンと1杯の酒とを >捧げたという。 >人間の死に際しては、魂の導き手として、 >死霊が大地に帰る助けをするとされる。 >シウテクトリの祭儀は残酷で、犠牲となる >人間は、生きたまま燃え盛る石炭の中に >放り込まれたと伝えられる。 ヴァルキリー >北欧神話の主神オーディンの娘たち。 > >その名は「死者を運ぶ者」の意で、来るべき >神々の黄昏ラグナロクに備え、人間の勇士の >魂をヴァルハラ宮に導く役を担うとされる。 >鎧兜をまとい、駿馬を駆り、自らも空を駆け >戦ったという。 シワンナ >北アメリカのプエブロ族の間に伝えられる >精霊。名前は「雲の人」の意。 > >死者と関係するとされ、「雲の人」の >「雲」が精霊と死者を表しているとされる。 >池または泉の下にある山の中や、海辺の町の >中などに住むといわれている。 ディース >北欧神話において、 >人間の霊的な随伴者とされる存在。 > >農耕牧畜の守護者とされる一方、戦運の司者 >ともいわれ、ヴァルキリーに付き従う霊、 >ないしは同等の役割を果たす者と見なされる >ことがある。 >また低級の女神と見る解釈も存在する。 カラステング >天狗の同族。 > >天狗の象徴とされる高い鼻を持たず、 >一説には、その名の通りカラスに似た鋭い >クチバシを隠し持つともいわれる。 >人に取りついて堕落させようとする邪悪な >性格を秘めている。 コッパテング >天狗の同族。 > >霊力において他の天狗に劣るため、姿は小柄。 >長寿の狼が化身して生まれるといわれ、 >変化の後はカラステングと同様の姿を得ると >される。 アガシオン >人間などに使役される使い魔で、実体のない >精霊。真昼にだけ現れるとされる。 > >アガシオンについて伝えられる容姿は >一定しておらず、獣や人間のような姿の他、 >小鳥の姿をしているともいわれる。 >主に壺や瓶の中に封じられるが、他にも >指輪や魔方陣、護符の中に封じられることも >あるという。 >またアガシオンという言葉自体が、使い魔の >総称として用いられる場合もある。 ヴォジャノーイ ケンタウロス >ギリシア神話に登場する、半人半馬の怪獣。 >馬の首から上が人間の上半身に置き換わった >姿をしているとされる。 > >賢者もしくは人格者であるとされ、英雄に >戦いを教えたりするという。 >名前の由来は「&ruby(センチュリア){Centuria}」という >ギリシャ語だとされ、意味は「百人隊」。 >東方の騎馬民族と戦ったギリシャ人が、 >彼らを怪物と見間違えたか、擬人化したもの >だと考えられている。 ***天女 ペリ >ペルシアの、白い鳩のような翼を持つ妖精 >あるいは精霊。美しい女性の姿で描かれる。 > >ジャコウなどのかぐわしい香りを食べて生き、 >その血は固まると、宝石になるといわれる。 >魔術を使うことにも長けており、変身や >空中飛行、予言などをすることができる。 >英雄や勇者たちを自らの魔術で助ける話が >よく知られ、時にはその妻になったとも >伝えられる。 サラスヴァティ >インド神話の女神で、ブラフマーの妻。 > >河の化身とされ、その名は「水をもつ者」の >意である。 >一方で技芸の神としても知られ、64もの >音楽や芸術を自在に使うとされている。 キクリヒメ >&ruby(くくりひめ){菊理姫}。白山姫とも呼ばれる白山の女神。 > >イザナミの言葉を取り次ぐ巫女が神格化 >された神で、イザナギとイザナミが黄泉の >国で争った時、仲裁役として&ruby(よもつひらさか){黄泉平坂}に >現れたとされる。 >愛と縁結びの女神であり、縁をつなぐという >意味で「ククリ」の名が付いたと考えられる。 センリ >長命の山猫が化身して生まれるという妖怪。 >美女に化けては人間の男から精気を集める。 > >ネコマタに類する化身の最高位とされる。 >獣の化身たちが皆、精を集めるのは、 >センリになることを目指すからだという。 アプサラス >インド神話の水の精。 >その名は「水の中で動くもの」を意味する。 > >歳若く妖艶な女性の姿で、苦行の成就を阻む >煩悩の例えに用いられる。 >また、戦死者の霊をインドラの待つ天界へ >運ぶ役目も担うとされる。 ***邪神 デミウルゴス >グノーシス主義では、ひねくれ者の天使で、 >神の存在しない物質世界を創り支配していた >とされる。 > >ローマ帝国時代の世界的宗教 >グノーシス主義は、旧約聖書での善悪を >逆転させて解釈しているが、そこでは >ヤハウェを気取るデミウルゴスが世界を >支配し、アダムとイヴが蛇に「知恵」を >授けられると、怒って楽園から追放して >しまった、としている。 >デミウルゴスは、全ての人間の魂が永遠に >地上の物質世界に囚われていることを >望んでいるという。 セト >エジプト神話の悪神。元は上エジプト地方で >崇拝された主神であった。 > >兄であるオシリス神を謀略により殺害し、 >神々の支配者となるが、オシリス神の息子 >であるホルス神に討たれる。 ヤソマガツヒ >&ruby(やそまがつひのかみ){八十禍津日神}。災厄の源である不浄、凶、 >不幸、悪などを象徴する神とされる。 > >黄泉の国から現世に戻ったイザナギは >死の穢れを洗い落とすために禊を行ったが、 >その時に落ちた穢れから2つの神が生まれ、 >そのうちの片方がヤソマガツヒであった。 パレス アルシエル >カルデア人における冥界に住む「黒い太陽」 >で、奈落の底にいるとされる暗黒の神。 > >本来の名はアシーエルだが、ユダヤ人の >記者たちがこれを「ゲヘナの王」とし、 >アルシエルと転訛したといわれる。 >オリエントの宗教では、万物は冥界の暗黒の >中で初めて再生できるとされ、そのため >アルシエルは必ずしも悪しきものとは >限らなかったという。 トウテツ >古代中国で「四凶」と恐れられた怪物の一柱。 >その姿は人面の羊で、鋭い牙を隠し持つ。 > >夢幻の食欲で全てを喰らい尽くし、不毛に >帰するといわれる。 >また自分より弱い者からは財宝を奪い、 >強い者にはへつらうという。 パチャカマク >大地の精霊にして創造を司っていた神。 >海岸沿いに住む人々には、海の神ともされる。 > >大地から生まれ出るものに生命と活力を >与える霊であったパチャカマクは、創造神と >されると共に、地震を司る神ともされた。 ミシャグジさま >大和政権の勢力が入る以前から、信濃地方で >信仰されていたとされる土着の神。 > >石や岩に神霊が宿るとする古代の信仰形態 >から生まれた神だといわれる。 バフォメット ***凶鳥 フレスベルグ >北欧神話において、世界樹イグドラシルの >最も高い梢にあり、全世界を見渡すとされる >全知の大鷲。 > >世界に風を起こす役割を担うとされる。 >また幹を挟んで反対側、最も深い根元に棲む >大蛇ニーズホッグとは常に対立している。 カウ >&ruby(かう){火烏}。中国に伝わる、太陽の中に棲むと >される烏で、その足は3本ある。 > >太古の中国には10個の太陽があり、 >1個ずつ順に天空を旅していたとされるが、 >ある時10個の太陽が一度に空に現れ、 >地上は灼熱の焦土になったという。 >これをゲイという男が9個まで射落としたが、 >それらは太陽に棲むカウに他ならなかった。 >かくして太陽は1つとなったが、10個で >あった頃の名残りは、十干十二支の十干や、 >10日を一旬とする暦法に見ることができる。 アンズー >バビロニアの伝承に登場する邪悪な巨鳥。 > >鷲の体にライオンの頭を持つとされる。 >神々の王になりたいという邪念から、 >主神エンリルが体を水で清めているスキに >天命のタブレットを盗み出した。 グルル >スリランカの神話に伝わる巨鳥の姿の悪魔。 > >思想的に敵対するインド神話の霊鳥 >ガルーダが、スリランカ神話において >悪魔として解釈された存在である。 チン >中国の伝説に語られる、猛毒を持った鳥。 > >銅に似た色のクチバシを持ち、蛇を好んで >食べる。また強力無比の毒を持ち、チンが >耕地の上を飛べば作物は全て枯死し、 >羽毛を酒に浸せば、一口で死に至る毒酒に >変わるという。 イツマデ >疫病や飢餓で見殺しにされた人間が、 >妖怪変化してなったとされる怪鳥。 > >昔の日本では、疫病の流行や飢饉が起こる >度に多くの死者が出て、普通なら葬られる >はずの死体も、そういった時には放って >おかれるだけだった。 >こういう死体の場所にイツマデは現れ、 >葬ることすらされなかった自分をあわれむと >共に、見殺しにした者に恨みを込めて、 >「いつまで(放っておくのか)」と >鳴くのだという。 モー・ショボー >モンゴル系のボリヤド民族の伝承の魔物。 > >愛を知らぬまま死んでしまった少女の霊が >なるといわれる悪しき鳥。 >美しい娘の姿をして旅人を誘惑し、 >隙を見せるとくちばしで頭をつつき、 >穴をあけ、脳みそを吸い取るという。 カマソッソ >マヤ神話の地下界シバルバに棲むという >悪しきコウモリ。 > >マヤの双子の英雄であるシュバランケと >フンアフプが死神たちの住むシバルバに >赴いた際、最後のコウモリの館にて、 >フンアフプの首をはねたとされる。 フケイ >中国に伝わる凶鳥。 >フケイと鳴くことからこの名が付けられた。 > >古代中国の地理書である&ruby(せんがいきょう){山海経}の西山経で >その記述を見ることができる。 >雄鶏のような姿で、頭は鶏冠のついた人間、 >耳は尖っているとされる。 >フケイの出現は凶事の先触れであり、 >まもなく戦争が起こるものとされる。 ***妖樹 アールキング >ドイツのシュバルツバルト(黒森)に >現れるという悪しき樹霊。 >人々を惑わし、破滅に導くとされる。 > >その名は「ハンノキの王」という意味で、 >シュバルツバルトに自生する樹木ハンノキの >支配者であるとされる。 >ハンノキは湿った土壌に生え、痩せた土地 >でも成長するとされる樹木で、その中でも >アールキングは最も強い生命力を >持っているという。 アルラウネ ザックーム >イスラム教の地獄に生えるといわれる木。 >悪魔の頭のような実をつける。 > >ザックームはイスラム教の聖典コーランに >記述が見られる木で、ジャハンナムという >地獄の底に生えているとされる。 スクーグスロー >スウェーデンの妖精伝説に登場する森の精の >一種で、美しい女性の姿をした樹木。 > >前面は美しい女性の姿だが、背中は樹木 >そのものであるとされる。 >狩人の銃に息を吹きかけ幸運を授けたり、 >森の中で旅人が眠っている際に炭焼きの火を >守るという。またその見返りとして男に愛を >求めてくるが、前面の美しさに惑わされた >男は、背面の姿を知った途端に逃げ出して >しまうのだという。 マンドレイク >その根が二本足の人間の姿である異形の植物。 >男女の性別がある。 > >万病に効く貴重な霊薬だとされるが、土から >引き抜かれる時にとてつもない叫び声を >上げて人を殺してしまうため、入手が非常に >困難であったという。 サンショウ >中国の山中に棲む樹木の精。鬼の一種だとも >いわれ、人里に現れては人間を襲うとされる。 > >梁に届くほど背が高く、熟したウリのような >顔色で、眼光はらんらんと輝き、口は盆の >ように大きく、三寸ほどのまばらな歯が >生えているとされる。 >また一本足だとする説もある。 >民家の戸をつかんだ際に、五本の指で穴が >開くほどの怪力を持っているという。 ***魔神 ヴィシュヌ >インド神話の創造神で、三主神の一柱。 >宇宙の維持を司り、ヒンドゥー教では >最高神とされる。 > >世界の守護者である彼は、地上が危機に >陥ると、アヴァタールと呼ばれる化身で >地上に現れるという。 ハチマン >武家の守護神とされた神。日本の八百万の >神の中でも広く信仰される。 > >「八幡」と表記され、総本宮である大分県の >宇佐神宮の縁起では、応神天皇がハチマン神 >ということになっている。 >しかしながらハチマン神は道教や仏教などの >大陸文化の影響を受けつつなったとする説も >あり、その正体ははっきりしない。 >源氏一族の守護霊であったため、鎌倉時代の >頃から広く武家の守護神となった。 アプスー >メソポタミア神話で「水をたたえた深淵」 >として伝えられている存在。 > >アプスーは時間の誕生と共に存在し、大地を >取り巻き支えていた「真水の海」とされる。 >知識や英知の源であり、地上に幸福と豊饒を >広めたという。 >アプスーの水は「原始の塩水の海」とされる >ティアマトと混ざり合い、様々な神を産み >落としたという。 バアル >西セム人に主神として長く崇拝されたという >豊饒神。その名は古代セム語で「主」の意。 > >狭義ではカナアンの主神であるといわれ、 >女神アナトの兄にして夫であるとされる。 >一説では、神々は全てバアルのようなもので >あったともいわれ、ソロモンの魔神バエルや >ベルゼブブ、ベルフェゴールやベリトなどは、 >このバアルから派生した悪魔とされる。 >また、かつてヤハウェと神殿を共にしていた >ともいわれる。 マハーマユリ >インド神話に登場する、すべての障害を >滅するとされる神。仏教では「孔雀明王」と >呼ばれている。 > >蛇毒を始め、一切の諸毒、畏怖、災難を >取り除く神であるとされるが、これは孔雀の >持つ、毒蛇を食うという性質が神格化された >ものだといわれている。 >孔雀に乗り、蓮華や孔雀の羽を持った姿で、 >菩薩のような優美な表情をしているとされ、 >他の明王のような荒々しい存在とは異なった >姿で表されている。 >また空海の開いた密教では、釈迦如来が >人々を教化するために孔雀明王に変化したと >解釈されているという。 オーディン >北欧神話の主神。武人にして魔術師であり、 >知識の探求者でもある。 > >魔槍グングニルと増殖する指輪ドラウプニル >を手に、八脚の神馬スレイプニルを駆る。 >また世界中の泉の水を飲み知識を得るために >片目を失くすなど、知識を得るにはどんな >犠牲も惜しまない。 >戦士の魂を迎え入れる神でもある。 オメテオトル オシリス >エジプト神話に登場する、死の主神にして >冥界の神。女神イシスを妻とし、ホルス神を >息子に持つ。 > >かつては豊饒の神とされ、太陽神ラーに次ぎ、 >王として地上を支配した最後の神でもあると >いわれている。 >弟セトの裏切りによって殺害されるが、 >イシスの秘術によって復活し、冥界の神と >なったという。 >オシリス信仰では、恐れを抱かせる冥界の >神としての側面はなく、正しい統治を行う >オシリスによって永遠に幸福な来世が訪れる >とされ、善の神として崇められていたという。 ナントセイクン >南斗六星の神格化した存在で、 >生前の人間を司る星座神。 > >北斗七星のひしゃくの近くの6つの星を >南斗六星と呼び、道教においてこの星を >神格化した神がナントセイクンである。 >ホクトセイクンと同様に、人間の生死や貧富、 >あるいは貴賤を司る神であるが、 >ホクトセイクンが死後の人間を司るのに対し >ナントセイクンは生前の人間を司るため、 >より優しい性格の神として崇められている。 プロメテウス >ティターン神族の神。その名の意味は >「予想」や「先見の明」とされ、優れた >知性を持つ神である。 > >ティターン神族は、大神ゼウスをはじめと >するオリンポスの神々の前に世界を支配 >していた神々で、巨人族とされる。 >その一柱であるプロメテウスは、泥をこねて >人間を作り、火を授けたという。 >ゼウスに度々逆らったプロメテウスは、 >山の頂に縛られ、毎日鷲に肝臓を食われる >という責め苦を、英雄ヘラクレスによって >解放されるまで受け続けたという。 インティ >インカの太陽神。インカ人を作り地上に >遣わした存在として崇拝された。 > >人類の創造者で、天空の星を支配する >太陽神インティは、月の女神である妻 >ともども、慈愛に満ちた寛大なk枚とされ、 >インカの民衆に愛された。 >またインカの王はインティと同一視される >ようになり、王とその妻のミイラは金色の >輿に乗せられ、インティの大神殿に安置 >されたという。 トート >エジプト神話に登場する全能の神。 >ヒヒの頭を持っている。 > >悪神セトとは常に反目する立場を取り、 >オシリス、イシスといった善性の神々に >従って行動したとされる。 ***神獣 バロン >バリ島の森に住む偉大な神獣。かつては >凶暴な存在であったが、人々の鎮祭により、 >その守護者となった。 > >善の象徴であるバロンは、悪の象徴である >鬼女ランダと、永遠に決着することのない >戦いを続ける運命だとされる。 アヌビス >ジャッカルの頭を持つ、 >エジプト神話の死者を導く神。 > >死者の魂を裁く「オシリスの法廷」で死者の >心臓の重さを量り、天国に行けるかどうかを >判断する役目を担う。 >またミイラ化の技術を司るとされる。 ウカノミタマ >日本記紀神話に登場する神で、 >稲の精霊が神格化されたものである。 > >「&ruby(うかのみたま){宇迦之御魂}」あるいは「&ruby(うかのみたま){倉稲魂}」と記され、 >古事記ではスサノオとカムオオイチヒメの、 >日本書紀ではイザナギとイザナミの子供だと >される。 >本来は五穀・食物を司る神だが、現在では >商売繁盛あるいは家内安全などにも御利益が >あるとされている。 >全国の稲荷神社の祭神の多くが、 >このウカノミタマであるといわれている。 キマイラ >ギリシャ神話に登場する怪物。獅子と >&ruby(おやぎ){牡山羊}の首、それに蛇の尾を持つという。 > >元来は季節を表す聖獣であったが、 >ギリシャ神話に取り込まれる中で >凶暴な魔物と見なされるようになった。 >父は風の巨人ティホン、母は蛇神エキドナ。 カイメイジュウ >開明獣。天界の王である天帝が住む >コンロン山の正門を守護する神獣。 > >「&ruby(せんがいきょう){山海経}」では、九つの人面をした頭を持ち、 >虎のような体をしているとされ、開明門の >門前にある岩の上で威風堂々と立ちはだかる >姿が描写されている。 >開明という名の通り、知能が高かったとも >いわれるが、これに関する伝承は残されて >いない。 マカミ >日本神話の神獣。狼が神格化した存在。 > >厄除け、特に火難や盗難から守る力が強いと >され、古くから絵馬などに描かれてきた。 >しかし一方では、人を喰らう獣として恐怖の >対象でもあったとされる。 カマプアア >豚の姿をした勇猛な神。 >マントを羽織った人間の姿にも変身する。 > >敵に対して容赦のない戦士であり、人間の >ような手で武器を振り回して戦い、豚鼻で >敵の収穫は根こそぎにし、また敵の貴重品は >戦利品として奪ったという。 >好色な神であったらしく、女神たちを口説く >こともしばしばであったが、火の女神ペレを >口説いた時には「ブタの息子のブタ」と >侮辱され、戦いにまでなったという。 シーサー >沖縄に伝わる、獅子のような姿をした聖獣。 >あらゆる魔から家を守り、福を与えるという。 > >魔除けの力を持ち、その姿の焼き物が家の >屋根に置かれることで知られる。 >沖縄では、死者の霊魂は火の玉となり、その >一部が家に住みつき火災を起こすとされるが、 >シーサーはこの火の玉を追い払ってくれると >いう。 ***聖獣 スフィンクス >ギリシャ神話の怪物。女の顔と胸、 >獅子の胴体、そして翼を持つとされる。 > >大地の女神ヘラにより、テーバイ市の災い >として送られ、海辺の道を通る者すべてに >謎かけをした。しかしオイディプスが正しく >応えると、海へ身を投げて死んだという。 >エジプト神話では太陽神の象徴であり、 >ギザ高原の像のように、人間の頭に >ファラオの頭飾りを着けて横たわる獅子の >姿とされる。 スレイプニル >北欧神話に登場する八脚の駿馬。 >主神オーディンが所有する。 > >空中をも駆けることができるとされ、 >父はスヴァディルファリという牡馬、 >そして母は牝馬に変身したロキである。 >この馬は、死のシンボルでもある絞首台の >木にもなぞらえられ、オーディンが冥界から >ルーン文字を手に入れるために首を吊った >木も「スレイプニル」といった。 ビャッコ >中国の多くの神話や思想に語られる >「四聖獣」の一柱。 > >方角の西、季節の秋、五行思想の金を司る。 >古代中国における百獣の王は虎であり、 >ビャッコはその頂点に立つ存在とされる。 アイラーヴァタ >インドラ神の乗り物で、4本の牙を持つ巨象。 >その体は雪のように白いとされる。 > >神々が混沌の乳海をかき混ぜた時に、他の >宝物と一緒に生まれた象で、象の王とされる。 >その白く巨大な姿は、シヴァの天国が >置かれるというカイラーサ山に例えられる。 セイギュウカイ >青牛怪。太上老君が乗り物とした仙牛で、 >下界に降りては多くの災いを引き起こしたと >される。 > >太上老君が不在の際に下界の西域の大秦国に >降り、王とすり替わって宮廷を支配した。 >後に本物の王が見つかると、正体がばれた >セイギュウカイは暴れ回り多くの死傷者を >出したが、最後には捕まり、太上老君の元へ >連れていかれたという。 パピルサグ >バビロニアのサソリの獣人。知性に優れた >美しい聖獣として人々に崇められた。 > >世界の果てにあるというマーシュ山の、 >太陽が出入りする門にいて、この世と >暗黒世界の境を警護しているとされる。 アピス >エジプト神話の創造神プタハの聖獣である >牡牛。メンフィスで実際に崇拝された。 > >生涯に1度しか子供を産まない牝牛が、 >体の上に降った天上からの光線で身ごもって >産むのがアピスである。 >眉間の白い斑点、背中の鷲の形の模様など、 >アピスには29のはっきりした特徴があった >という。 ヘケト ***幻魔 ヘイムダル ハヌマーン >インド神話の勇猛な猿神。 >非常に敏捷で、並外れた知識を備えている。 > >その名は「顎骨を持つもの」の意で、金色の >肌にルビーのように赤く輝く顔を持ち、 >尻尾は途方もなく長いとされる。 >風神ヴァーユの息子であるため空を飛ぶ力を >持ち、また変幻自在であるともいわれる。 >叙事詩「ラーマーヤナ」で、ヴィシュヌ神の >化身であるラーマ王子を助けて活躍した。 ヤリーロ >スラブの春の豊穣神。春の再生のイメージ >から、愛欲の神ともされる。 > >白馬に乗り、白いマントを着た美しい若者の >姿をしている。また右手に人間の頭、左手に >麦の穂を持ち、頭には野の花の冠をかぶって >いるという。 >スラブの幾つかの地域では、春の最初の >種蒔きの時にこの神の祭りを行っていたが、 >キリスト教が広まるにつれて、この祭りも >次第に消えていったという。 クルースニク >光の力の加護を受けた、善なる吸血鬼始末人。 >その名は「十字架」に由来する。 > >同じスロベニアの吸血鬼であるクドラクを >宿敵とし、比類無き闘いを繰り広げる。 >両者は豚・雄牛・馬などの動物に変身して >闘うが、彼が変身した動物は白い色を >している。神の敵であるクドラクは決して >光の使者には勝てないとされ、両者の闘いは >常にクルースニクの勝利で幕を閉じる。 クー・フーリン >ケルト神話の美しき英雄。太陽神ルーグの >息子で、魔槍ゲイボルグの使い手である。 > >幼少の頃より並外れた力を持っており、 >戦いとなれば、その容貌は恐ろしく変貌し、 >一人で大軍を撃破するほど勇猛で優れて >いたとされる。 >戦いの女神モリーアンの求愛を断ったため >死の呪いをかけられ、自らの槍に貫かれたが、 >その時も石柱に体を縛り、決して倒れること >なく死んだという。 クラマテング >京都の鞍馬山に棲んでいたとされる天狗。 > >日本の伝承に残る天狗の中でも、最大の力と >知名度を誇るもののひとつで、除厄と招福に >関して絶大な力を持つという。 >ビシャモンテンの夜の姿だともいわれる。 トラロック フロストエース >ジャックフロストがアイスベストを装着して >ヒーローに変身した姿である。 > >素性は一切謎に包まれているが、風の噂では、 >過去に何らかの悲しい事件があったらしく、 >その心は復讐に燃え、悲しみに凍てついて >いるのだといわれている。 >宿命にもてあそばれるダークヒーローが >選ぶ道は、復讐か、それとも不殺なのか。 >未だ答えを出せぬその苦悩を、おなじみの >クールでキュートなフェイスの下に隠し、 >彼は戦い続けるのだという。 バルドル >北欧神話の光の神。オーディンとフリッグの >息子である。またフォルセティの父親で、 >妻はナンナ、兄妹にヘズとヘルモードを持つ。 > >神々の中で最も美しく万人に愛されたが、 >悪夢を見るようになり、心配したフリッグは >世界中の生物・無生物と、彼を傷つけない >契約を交わした。しかし若すぎるヤドリギ >だけは契約できず、これを知ったロキはヘズ >をたぶらかし、彼をヤドリギで貫き殺した。 >冥界の女王ヘルは、全世界の者が彼のために >泣くならば生き返らせると約束したが、 >巨人の女セックだけが泣かなかったため、 >彼は戻らなかった。セックの正体はロキで、 >神々はロキを捕らえ罰した。 >バルドルの死で光を失った世界は、やがて >ラグナロクを迎えたという。 ナタタイシ >永遠に少年の姿をしているとされる英雄神。 >「西遊記」では孫悟空を相手に激しい戦いを >繰り広げた。 > >乾坤圏という武器を手に持ち、混天綾という >真紅の布を身にまとった姿で産まれてきたと >いわれ、この2つを装備した姿のままで >龍王や魔王と戦い、退治していくとされる。 >産まれてすぐに戦い始めたともいわれる。 >父の裏切りによって一度は自害したが、 >釈迦の慈悲によって復活を遂げ、天軍の長に >なったという。 イクティニケ >北アメリカの先住民族であるスー族に伝わる >機知に富んだ英雄。 > >父である太陽神の機嫌を損ねたため天界から >追いやられた彼は、地上で悪戯をしたり、 >嘘をついたりして暮らした。しかし創造神と >されるビーバー、ジャコウネズミ、リス、 >カワセミたちを欺こうとして仕返しを受け、 >痛い目にあったという。 >また一方で彼は、スー族の人々に戦い方を >教えたとされる。 タム・リン >スコットランドの妖精騎士。妖精の宮廷 >シーリー・コートに属し、カーターホフの >森の番をする。 > >元はこの地に住む人間であったが、9歳の時 >妖精に誘拐され、自らも妖精として暮らす >ことになったという。 ***妖精 デモニホ >ジャックフロストが、オリジナルの小さな >デモニカに身を包んだ姿である。 > >素性は一切謎に包まれているが、風の噂では、 >かつては世界各地の作戦にこっそり参加し、 >任務遂行率100%の伝説的な功績をあげて >いたらしい。 >最初は憧れだけでデモニカを着ていたが、 >過酷な訓練の末、最強の兵士へと成長したと >いわれている。 >ジャックフロストおなじみの愛嬌ある外見を >しているが、ナメてかかった者は、泣いたり >笑ったりできなくされるという。 ティターニア >月夜の森の支配者であり妖精王オベロンの妃。 >起源はローマ神話の月の女神ダイアナにある >といわれる。 > >後にイギリスで妖精として解釈され、 >シェイクスピアの「真夏の夜の夢」により、 >女王としての認知が定着したとされる。 オベロン >妖精たちの王。女王ティターニアを妻とし、 >妖精の間に起こる全ての祭事を司る。 > >年長者だが、幼少時に受けた呪いにより >体の大きさが少年のまま止まっている。 >しばしば人間の女性と恋に落ちては、妻に >たしなめを受けているのだという。 ヴィヴィアン >アーサー王伝説の美しい女性の精霊。円卓の >騎士の一人ランスロットを守護したという。 > >「湖の貴婦人」とも呼ばれ、フランスにある >蜃気楼の湖の中の館で、多くの騎士や >召使いと共に住んでいるという。 >アーサー王に聖剣エクスカリバーを与えた >精霊で、ランスロットの守護精霊だとされる。 ローレライ >ライン川の、同名の巨岩に棲む美しい女の >水魔。歌声で人々を誘い、溺死させるという。 > >ハイネの詩でも有名なこの水の妖精は、 >古代には川の女神と同一視された。しかし >巨岩とラインの流れが作りだす大渦の恐怖は、 >次第にこの女神を、人々を水の中へ引き込む >魔女に変えていったという。 ナジャ >謎多き妖精族の少女。緑の瞳と褐色の肌で、 >白く短い服をまとい、首からは骨の飾りを >さげている。 > >その名の由来には諸説あり、フランスの作家 >アンドレ・ブルトンの小説に登場する少女、 >ロシア語で「希望」を意味するナジェージダ、 >あるいはその英語・フランス語形である >ナディアなどが挙げられるが、特に定まった >解釈は存在しないようである。 シルキー >イングランドとスコットランドの国境付近で >多く見られるという女性の家霊。 > >家の者が寝静まった後、家庭内の雑用を >片付けてくれるとされ、伝統的に >ありがたがられている妖精である。 >家事を行う際、さやさやと衣ずれする音が >聞こえるという。また家を守護することも >あり、害を及ぼそうと近付く人を殺して >しまうこともあるという。 ケルピー >スコットランドの民話に語られる水辺の妖精。 >馬に似た姿をしている。 > >誘いに乗った者を溺死させる恐ろしい面を >持つ一方で、もし従わせることができれば >最高の駿馬として忠実に働くという。 セタンタ >アイルランドの神話に登場する勇敢な若者。 > >獰猛な番犬を素手で打ち倒した後、自らが >その代わりの護衛を買って出たことから >「猛犬」の異名を受けたという。 ハイピクシー >妖精ピクシーの中でも上位にある存在。 >力が強く、兵士のような役割を担う。 > >ピクシーたちの住む遺跡や洞穴などで、 >外敵への警護を担っていると考えられる。 ゴブリン ジャックランタン >ハロウィンのかぼちゃ灯火のお化けで、 >その姿形は一般にもよく知られている。 > >元々はイギリスのコーンウォール地方の >ウィル・オ・ウィスプと呼ばれる鬼火で、 >さまよえる死者の魂とされ、日本でいう >人魂に近い存在である。 >夜に浮かび現れては、道行く人を驚かしたり、 >後に付いてくるよう誘っておいて道に >迷わせたりするという。 ジャックフロスト >冬になると現れる霜の精。雪と氷でできた >体を持ち、春になると溶けて消えてしまう。 > >可愛らしい外見とは裏腹に、笑いながら >冷気を吐き、人々を凍らせてしまう恐ろしい >性質を持つという。 >元々は雪男のような恐ろしい化け物だったと >され、それが現在の可愛らしい姿に >なったのは、より効率良く人々を凍らせる >ためだといわれている。 オレアード >ギリシア神話に登場する精霊あるいは >ニンフの一種。 > >ニンフたちは、住んでいる場所や守護して >いるものに従って、いくつかの集団に識別 >されており、それぞれに呼び名があった。 >オレアードはそのうちのひとつで、山と >岩屋のニンフのことである。 >ちなみに同じニンフでも、谷に住むものは >ナパイアと呼ばれた。 スプリガン >イギリス南西部のコーンウォール地方に棲む、 >醜い姿をした妖精。 > >古代の遺跡周辺に姿を見せ、埋められた >宝物の番と、妖精たちの護衛をしていると >される。 >普段の姿は小さいものの、ひとたび戦いに >なれば、たちまち巨大化するという。 >当時の伝承によれば、スプリガンの正体は、 >その昔に殺された巨人たちの幽霊だという。 ピクシー >イギリス南西部に棲む小型の妖精。 >陽気で悪戯好きな性格とされる。 > >各地方で伝えられる姿がやや異なるものの、 >その性格は概ね一致している。 >代表的な悪戯に「ピクシー・レッド」と >呼ばれるものがあり、人間に同じ場所を、 >輪を描くように延々と歩き続けさせるという。 >一方で農作業の手伝いをする面などもあり、 >全面的に良い妖精とされる。 ナパイア >ギリシア神話に登場する精霊あるいは >ニンフの一種で、谷に棲むとされる。 > >歌と踊りを好む美しい乙女で、透き通った >優美な衣装、古代ギリシャ風に束ねた長い髪、 >頭に金の輪をはめた姿で表される。 >恩寵を与える者として崇拝され、庭園や >牧場に花を咲かせ、家畜を見張り、狩りの >獲物を提供し、病を治したりするという。 >またナパイアの守護する泉の水を飲む者に >予言の力を授けるという。 >その一方で、悪意を持って人間を襲ったり、 >さらったりすることもあるという。 ***魔獣 ケルベロス >ギリシャ神話に登場する勇猛な巨犬。 > >風の巨人テュポーンを父、蛇神エキドナを >母に持ち、オルトロスの兄に当たる。 >蛇の尾を持ち、暗黒の大穴タルタロスで >番犬を務めるとされる。 アーマーン オルトロス >ギリシャ神話において、世界の果ての島に >棲む怪物ゲリュオンの牧場を守護したという >双頭の巨犬。 > >非常に優秀な番犬であったが、 >英雄ヘラクレスが12の難事を行う中で、 >一撃の下に殺されてしまったという。 ドアマース >ケルト神話に登場する犬の悪魔。 > >その名は「死の門」の意味で、死後の世界の >門番をしているとされる。 ショウジョウ >猿に似た姿形の&ruby(けもの){魔獣}で、人語を解し、 >未来を予知できたと伝えられる。 > >大きさは人の子供くらいで、犬の吠え声、 >あるいは子供の泣き声のような声だとされる。 >赤い顔をしていることから酒好きだと >考えられ、酔っ払わせれば、簡単に >捕まえられるという。 ネコマタ >長命の猫が力を得て妖怪に化身した存在。 >知恵に長け人語を解する。 > >得た力の大小によって操る現象の規模は >様々だが、中には人に化けたり死者を >使役したりする者もいるという。 ミノタウロス >ギリシア神話に登場する牛頭人身の怪物。 >名は「ミーノース王の牛」を意味する。 > >ミーノース王の妃パーシパエーは、呪いで >白い雄牛に性的な欲望を抱き、牛頭人身の >怪物を産んでしまう。 >この子供は当初「星・雷光」を意味する >アステリオスと名付けられたが、やがて >ミノタウロスと呼ばれるようになった。 >牛のように気性が荒かった彼は、成長するに >従って乱暴になり、手に負えなくなった王は >ダイダロスに命じて迷宮(ラビュリントス) >を建造し、そこに彼を閉じ込めた。 >そこで彼は生贄になった人々を喰べていたが、 >生贄に志願したテセウスによって倒された。 ヘアリージャック >イングランドに伝わる、バーゲストという >黒い妖犬の一種。たくさんの毛に覆われた >むく犬である。 >人気の無い寂しい農地や、荒廃した土地に >よく現れたという。普段の犬の姿から、 >人間の姿に化けることもあったとされる。 >まれに人間の手助けをしたといわれるが、 >どちらかと言えば危険な存在で、 >ちょっかいを出したりすると、物凄い力で >襲ってくるという。 アステリオス >ギリシア神話の怪物ミノタウロスのこと。 >アステリオスとは、その本来の名前であり、 >「星・雷光」を意味する。 > >海の神ポセイドンは、神の祝宴で生贄とする >ための特別な牛であるクレタの牡牛を作り、 >クレタ島の王ミーノースに渡した。しかし >彼は欲を出し、自分の飼う牛の群れから >替え玉を出して捧げた。 >これに激怒した神は、彼の后パーシパエーが >クレタの牡牛を愛するよう仕向けた。 >その結果生まれたのが、後にミノタウロスと >呼ばれる、牛頭人身の怪物アステリオスで >あった。 イヌガミ カブソ >石川県に伝わる子猫の姿をした妖怪。 >よく人間を化かすという。 > >先の太い尾を持ち、川などの水の中に棲む >ことから、河童の一種と考えられている。 >人間を化かすことが好きで、幻覚を見させて >石や木の根と相撲をとらせたり、美女に姿を >変えてたぶらかしたりしたという。 カソ >中国の原始伝説に登場する、火の中に住むと >されるネズミ。火の精であるともいわれる。 > >南海の果てにある火山に住み、その毛皮は >決して火に焼かれることがないとされる。 >日本では「かぐや姫」の物語で、求婚者の >一人である&ruby(あべのうだいじん){阿部右大臣}に「唐土にあるカソの >かはぎぬ」を持ってくれば結婚すると >かぐや姫が言ったことで知られている。 ストーンカ >かつてバルカン半島で暴れ回ったという >ひとつ目の牛の怪物。 > >雷鳴のような鳴き声で、稲妻のように速く >走り、牧場を襲っては鋭い角で牛や馬を >次々に突き殺して回ったという。 >青銅製の皮に包まれており、弓矢くらいなら >弾いてしまうとされる。 >また用心深い性格で、人間の姿が見える時は >決して近づかず、罠も魔法の力で察知した。 >馬の皮を被って化けた男が金の剣で突き刺し、 >ようやく倒すことができたという。 グリフォン >インド神話の怪物。鷲の頭と翼と前足に、 >ライオンの胴体を持つとされる。 > >砂漠や山間の洞窟に住み金を守っていたので、 >金鉱のある場所によく出現したという。 >また酒の神ディオニュソスの飼っていた >生物とされ、酒を守る怪物として酒蔵などの >番人にされたともいわれる。 ***地霊 ゴグマゴグ >太古のブリテン島に住んでいたとされる >巨人で、名は「敵対者」の意。 > >その体は、腕の一振りで帆船を破壊できる >ほど巨大であったという。島への侵入者を >ことごとく退けていたが、トロイア人の >ブルータスにより討たれたという。 トラルテクトリ >アステカの創世神話に登場する巨大な怪物。 > >天地創造を行おうとするケツアルカトルと >テスカトリポカの二人の創造神によって体を >切り裂かれ、上半身は大地に、下半身は >空中に投げられた後に天になったといわれる。 クエビコ >&ruby(くえびこ){久延毘古}。日本神話の物知りの神であり、 >田の神、農業の神、土地の神ともされる。 > >オオクニヌシの国づくりの説話において、 >海の向こうから来た小さな神がスクナヒコナ >であることを教えた。 >クエビコとは案山子が神格化されたもので、 >名は「&ruby(く){崩}え彦」すなわち「体が崩れた男」、 >これは雨風にさらされて朽ち果てた案山子を >表現したものである。 >案山子はその形から神の&ruby(よりしろ){依代}とされ、これが >山の神の信仰と結びついたと考えられる。 ティターン >ギリシャ神話でガイアとウラヌスの間に >生まれた3つの巨人族の1つ。 > >他の2族が怪物の姿であったのに対し、唯一 >ティターンだけが巨人の姿で生まれた。 >皆、青銅の鎧兜をまとい重装兵のような姿を >していたとされる。 ツチグモ >土蜘蛛。記紀神話における日本の原住の民が >貶められて成ったとされる。 > >&ruby(けっきょ){穴居}人であった彼らは、手足がひょろ長く >背が低かったが、その姿を蔑称して土蜘蛛と >呼ばれたという。 >時の朝廷からの討伐や迫害に遭い、山岳地帯 >へと逃れた彼らが、時代を経て妖怪として >解釈されたか、もしくはその怨念によって >巨大な蜘蛛の妖怪に変化したものと >考えられている。 カワンチャ スダマ カハク >中国の伝承で、複数の人間が首をくくった >木に宿るとされる木の精。 > >白装束をまとった美少女の姿をしているが、 >その体は人よりもずっと小さい。 >言葉を持たないが、声は小鳥のように澄んで >いるという。 ノッカー >コーンウォール地方の鉱山に棲む妖精。 >良い鉱脈のある場所を、コツコツと音を >立てて鉱夫に教えるという。 > >鉱脈を教えてくれる点では良い妖精だが、 >自分の気に入らないことをする者には敵意を >むき出しにするという。 >彼らは自分たちの姿を見られることを嫌い、 >無理に見ようとする者には仕返しをした。 >彼らは口笛も嫌いなので、坑道の中では >口笛を吹いてはいけないとされている。 ドワーフ >北欧神話で地下世界に棲むとされる小人。 >ドワーフは英語読みで、原語読みでは >ドヴェルガーとなる。 > >地下に穴を掘って街を造り、そこで暮らして >いる。様々な工芸に優れた種族で、装飾品の >細工や建築、石細工などを得意とする。 >鍛冶は素晴らしく上手で、神々の愛用する >魔力を秘めた武器や道具の多くが、彼らの >手によって作られたものであるという。 ***龍王 アナンタ >インド神話の世界蛇で、世界の始まりと >終わりに現れるとされる、ナーガの王。 > >果てしなく続く乳海に立つアナンタの上には >ヴィシュヌ神が眠っており、目を覚ますと >世界の創造を始めたとされる。 ペンドラゴン ヤマタノオロチ >「古事記」に登場する巨大な龍。 >8つの頭と8つの尾を持つ。 > >その巨体は、8つの谷と8つの山を越える >ほどもあり、苔むして杉や桧が生え、腹は >血で真っ赤であったとされる。 >毎年娘を生贄として喰らっていたが、 >罠として仕掛けられていた酒に酔った所を、 >スサノオ神の剣で切り裂かれて死んだ。 >この時に身体から出てきた剣が、天叢雲の剣、 >すなわち後の草薙の剣である。 ウロボロス >永遠を象徴する「世界蛇」である龍。 >自らの尾を噛んで、初めと終わりのない >「円」となった姿で描かれる。 > >ヘルメス神の秘術とされる錬金術では、 >賢者の石を生み出す重要な「質量」と >見なされた。 >世界蛇という性質は、ギリシャ神話の >オケアノスや、聖書のレヴィヤタンなどの >龍にも共通する。 ゲンブ >中国の多くの神話や思想に語られる >「四聖獣」の一柱。 > >方角の北、季節の冬、五行思想の水を司る。 >未来を見通して智恵を授け、時には人間に >化身して魔と戦うこともあるといわれる。 ユルング ヴィーヴル >コウモリの翼にワシの足、毒蛇の尾を持った >女の龍。美しい女の精霊とされることもある。 > >その力の秘密は、額の小さな割れ目にある >ガーネットで、これをなくしたり盗まれたり >すると一切の魔力を失い、そのガーネットの >所持者の言い付けを全て聞かなくては >ならないという。 ノズチ >日本記紀で古くから山に住むとされる蛇の >精霊で、地脈を司るともいわれる。 > >「野槌」と表記されるその名の由来は、 >日本の古語の「野の神」だとされる。 >山奥の木の陰や藪の中に住み、頭の先には >大きな口があるものの、目や鼻はないと >いわれる。 >邪悪ではないが気性が荒く、人間を見ると >危害を加え、喰らうこともあるという。 ナーガ >インド神話においてコブラが神聖視され >半人半蛇の神となったもの。再生や復活を >司るとされる。 > >河川、湖、海などの底にあるという楽園に >棲んでおり、戦いのない時は、歌と踊りに >明け暮れているという。 ***死神 モト >ウガリット神話で冥界の王とされる、死と >不毛の神。豊穣の神バアルの宿敵である。 > >バアルが神々の王となった時、彼はモトの >力である「死」を認めないと宣言した。 >これを聞いたモトは、バアルを陰謀に陥れて >殺したが、その妹アナトによって報復を >遂げられ、討たれたという。 ネルガル >シュメール神話の冥界神。元々は天界に住む >戦争と病気の神であったとされる。 > >かつて天界に住んでいた時、冥界の女王 >エレシュキガルが送った使者に敬意を表さな >かったネルガルは、冥界に呼びつけられた。 >彼は&ruby(ふしん){父神}エアから14体の護衛を貰って >冥界に降り、エレシュキガルを短剣で殺そう >としたが、彼女が妻となり冥界の主権を渡す >約束をしたので、その命を助けたという。 イシュタム >マヤ神話の自殺の女神。選ばれた人間の魂を >天の楽園に連れていくとされる。 > >首にロープを巻き付けてぶら下がる、首吊り >死体そのままの姿でイシュタムは描かれる。 >その両眼は閉じられ、顔は腐り始めている。 >彼女が天の楽園に連れていくのは、首吊り >自殺した者、戦死した者、いけにえの犠牲者、 >神官などであるとされる。 >その楽園は、宇宙樹ヤシュチェの木陰となる >心地良い所で、人々はあらゆる苦しみから >解放されて暮らすという。 ケルヌンノス >ドルイド僧に崇拝されたケルト神話の獣神。 >名は「角を持つもの」を意味する。 > >牛や羊の頭に、人間の胴体、蛇の足を持ち、 >牡鹿の角を生やした姿で表される。 >冥府や狩猟、多産を司り、地下の世界や >死後の世界を支配し、生死の間にあるという >扉を開く者だとされる。 >死を刈り取り次の生へと導く性質から、 >豊穣神と見なされることもあるという。 ゲーデ >ブードゥー教の死の神。 >黒い山高帽と黒い燕尾服を身に着けている。 > >ブードゥーの神話では、死んだ人間の魂は、 >神々の住む土地ギネーに行くための長い道を >進むとされ、その途中に「永遠の交差点」 >という場所があり、ここにゲーデは立ち、 >魂たちを見張っているという。 >死の神として、生きてきた全ての人間に >ついて知っているため、ゲーデは誰よりも >賢いとされる。 ペルセポネー >ギリシャ神話で冥界の王ハデスの妻となった >女神。大地に豊饒をもたらすとされる。 > >オーケアノスの娘たちと野原で花を摘んで >遊んでいた所、目の前の大地が裂け、 >そこから現れたハデスによって地下の国へ >連れていかれたという。 >彼女が去った大地は枯れ果てたが、これを >悲しんだ神々の声を受け、彼女は1年の >3分の1を地上で暮らすようになり、 >大地には豊饒が蘇ったという。 オルクス >古代イタリアのエトルリアで信仰された、 >死をもたらす悪魔。 > >エトルリア人の墳墓や壁画には、この悪魔の >巨大で恐ろしい姿がよく描かれた。 >後にローマ神話で、プルートやディース・ >パテルなどの冥界の神と同一視されていく。 ヘル >北欧神話の冥界の女王。その名から英語の >HELL(冥界・地獄)が派生したとされる。 > >一説には、中世の伝説でブリュンヒルデと >呼ばれており、「燃えさかるヘル」を意味 >するその名は、ヴァルキリーたちの首領の >名でもあるという。 >また古代においては豊饒とも関連づけられて >いたという。 ***妖獣 フェンリル トウコツ カブラカン カトブレパス マンティコア フォービ ピアレイ ヌエ ライジュウ カクエン チャグリン ***邪鬼 ヘカトンケイル ギリメカラ グレンデル オーガ ラクシャーサ じゃあくフロスト ウェンディゴ イッポンダタラ グレムリン ラームジェルグ ***妖虫 アルケニー オキクムシ ウブ モスマン ミルメコレオ ***破壊神 シヴァ スサノオ 公の影 カルティケーヤ マサカド ホクトセイクン セイテンタイセイ チェルノボグ アスラ トナティウ アレス ***地母神 セイオウボ スカディ ブラックマリア イシス アシェラト ダイアナ ハリティー セドナ ズェラロンズ ペレ ***龍神 コウリュウ コウガサブロウ ケツアルカトル ショクイン イルルヤンカシュ セイリュウ グクマッツ パトリムパス マカラ ***鬼神 トール マリシテン ビシャモンテン ジコクテン ショウキ コウモクテン ゾウチョウテン ***堕天使 サマエル ボティス バルバトス シャックス ムールムール ゴモリー ミスラ デカラビア ネビロス オセ ダンタリアン オリアス ハルパス ビフロンス メルコム ***妖鬼 オンギョウキ ヤクシャ ベルセルク スイキ フウキ キンキ ヨモツイクサ ヤマワロ モムノフ アズミ オニ ビルヴィス ***鬼女 カーリー ランダ ダーキニー ターラカ アトロポス ラケシス クロト メデューサ ユキジョロウ ヨモツシコメ ストリゲス リャナンシー ***夜魔 マーヤー リリス クイーンメイブ ワイルド・ハント サキュバス キウン リリム インキュバス キキーモラ ザントマン フォーモリア モコイ ***魔王 マーラ ルキフグス シュウ スルト ツィツィミトル ベルゼブブ アザゼル アバドン ロキ ベリアル アスモデウス アスタロト バロール キングフロスト シェムハザ オーカス ミトラス モラクス アエーシェマ ***邪龍 ヴァスキ ピュートーン ファフニール ヤム ニーズホッグ ティアマト ムシュフシュ キングー バジリスク ハクジョウシ トウビョウ チョトンダ ***悪霊 ガロット レギオン ピシャーチャ インフェルノ マカーブル クイックシルバー ポルターガイスト ウィッカーマン ディブク ***外道 マッドガッサー タトゥーマン ナイトストーカー フーリガン ジャック・リパー スライム ***幽鬼 ヴェータラ デュラハン クドラク グール エンク チュレル モウリョウ オバリヨン ガキ ストリゴイイ ***精霊 サラマンダー ウンディーネ シルフ ノーム フレイミーズ アクアンズ エアロス アーシーズ ***魔人 マザーハーロット トランペッター ペイルライダー ブラックライダー レッドライダー ホワイトライダー マタドール ケムトレイル プラズマー デイビッド ***秘神 カンギテン カーマ キンマモン アメノフトタマ カンバリ ***フード イナバシロウサギ クダ チュパカブラ マメダヌキ カタキラウワ オンモラキ ***狂神 テスカトリポカ アティス アラミサキ ディオニュソス オグン ***威霊 アリラト ***神霊 エンシェントデイ ***天津神 オモイカネ アマテラス タケミカヅチ アメノウズメ ***国津神 オオミツヌ アラハバキ ヒトコトヌシ クシナダヒメ オオクニヌシ タケミナカタ ***英傑 ヤマトタケル コウテイ ミチザネ トキサダ テンカイ ラーマ カンテイセイクン ジークフリード ハゲネ ジャンヌ・ダルク ラリョウオウ ヨシツネ ***混沌王 サナト ***屍鬼 アリス パトリオット コープス サムライコープス ゾンビコップ サムライゾンミ サムライゾンビ ***御魂 ニギミタマ アラミタマ クシミタマ サキミタマ ***人間 ガイアウーマン アシュラウーマン アシュラマン ガイアマン ***マシン Pアーミー ***軍勢 天使の軍勢 悪魔の軍勢 マシンの群れ 猛者の群れ カチコミの群れ 死者の群れ 堕天使の群れ 妖精の群れ バビロニアの群れ 女帝警護隊 ゴロツキの群れ 地霊の群れ デモ行進 悪霊の群れ 野火の群れ 恨みの群れ