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れ/FT - (2009/04/17 (金) 01:40:44) の編集履歴(バックアップ)
レン:
……………………。
シエル:
現れましたね。
この夢とも現実ともつかない境界は貴方の
仕業ですか?
レン:
………………
シエル:
―――自分は元凶ではないが、
原因は知っているという顔ですね。
ですが―――
レン:
………………
シエル:
わたしに教える気はない、と。
ま、いいでしょう。幸い、
貴女のせいで夜は長いのです。
ゆっくりと真相を暴かせてもらいます
七夜:
やあ。いい夜だね、お嬢さん
レン:
………………!
七夜:
俺に用があったんだろう?
七夜:
随分と寄り道をしているようだから、
わざわざ出向いてあげたんだが―――
こっちの俺には用がないらしいね
レン:
………………
七夜:
ああ、別に文句はないんだ。
人違いはお互いさま、こっちの目的は
白いほうでね。
半端なオマエは要らないよ
白:
いまさらなんのつもり、レン。
貴女がわたしを消しに来るなんて、
矛盾してると思わないの?
レン:
………………
白:
返せっていうの?
わたしは貴女のものだから?
白:
―――ふざけないで。
わたしは貴女に捨てられた知性。貴女
が使っていなかった "コトバ" よ。
白:
どうせ持っていても使わないのなら、
貴女には必要ないでしょう
レン:
………………
白:
無理よ。貴女もわたしも、所詮は人を
エサにするモノ。見ないフリでやって
いけるワケないじゃない。
白:
わたしがカタチにならなくても、
いつかはこういう日が来るわ
レン:
………………けど、それはイマじゃない。
わたしとあなたが朽ち果てた後のユメよ
白:
! 話はここまでね。貴女はタテマエ、
わたしはホンネ。
どちらが存在(にくたい)を支配するか、
決着をつけましょう