レン: ……………………。 シエル: 現れましたね。 この夢とも現実ともつかない境界は貴方の 仕業ですか? レン: ……………… シエル: ―――自分は元凶ではないが、 原因は知っているという顔ですね。 ですが――― レン: ……………… シエル: わたしに教える気はない、と。 ま、いいでしょう。幸い、 貴方のせいで夜は長いのです。 ゆっくりと真相を暴かせてもらいます 七夜: やあ。いい夜だね、お嬢さん レン: ………………! 七夜: 俺に用があったんだろう? 七夜: 随分と寄り道をしているようだから、 わざわざ出向いてあげたんだが――― こっちの俺には用がないらしいね ----