……とうとう私の出番が来てしまった。
仕方ない、清水の舞台から飛び降りる覚悟でかかる。
(ステージ上に駆け上がるやいなや、ギターの流麗なイントロが奏ではじめられる)
…AKINOで――“創聖のアクエリオン”。
――世界の始まりの日 いのちの樹の下で
鯨たちの声の遠い残響 二人で聞いた――
(マイクで増幅される、メゾソプラノの、透き通っているが抑揚のない歌声)
(…なんと、珍しく気分が高揚したのか突然上着を脱ぎ払った)
一万年と二千年前から愛してる
八千年過ぎた頃からもっと恋しくなった
一億と二千年たっても愛してる
君を知ったその日から僕の地獄に音楽は絶えない――――
(歌い終わるとおもいっきり深呼吸……)
二曲目……こちらが本命。
「松原みき」で、“THE WINNER”。
(ギターとキーボードの前奏が流れ始める)
――眠りのない夜を 数えきれず過ごした
傷ついた痛みが ただ一つの思い出
I don't want 優しさはいらない
I don't want もう二度とは――
(いつものシェフィールド卿とは打って変わって熱っぽい歌声)
(――大人の事情で歌詞は中略――)
――I got a burnin' love
胸を貫くスリルを ただ追いかけて走り続ける 今日も
I got a burnin' heart
愛は虚しい戦い 何故 心まで奪い尽くすのか――――
(歌い終わると、照明の色調が暖色から寒色へと変化する)
「未」成年の主張…………。(フッ
(何かがキレた音)
「多弁で悪いかよォーーーーッ!!!無口キャラがなァーーーッ!!」
(地獄から響いてくるような凄まじい絶叫、空気を戦慄させるシャウト)
次はパーソナルネーム・桐生拓登! 君に決めたァーーーッ!!
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桐生拓登】
最終更新:2009年03月31日 19:19