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"Gentle Reapers"

"Gentle Reapers" 
メインヴォーカル:葉山涼夜@死神のクローク
      ベース:財前 舞
     コーラス:ミユキ
      ギター:ミズキ

【1:00PM~ライブ会場アナウンス~】
『軽音部ジェントルリーパーズの演奏で「ゴッドスピード」です』

【4人組+αがステージの上で楽器と機材のチューニング中。】
【ギターのタカコとコーラスのミユキは・・・・魔女とバニーガール。】
【ドラムのミズキはペダルを踏むので・・・・ミニチャイナドレス。】
【アクアブルーのロングチャイナ姿・・・・私がマイクの前に立つ。】

え~。お花見会場にお越しの全てのみなさん!こんにちは!!
今日は来てくれてありがとう。
ENOZ・・じゃなかった。ジェントルリーパーズの舞です。
ステージセッティングの時間稼ぎを任されたんだけれど・・・・・。

≪ちょっと・・・その言い方ってどうなの?≫

はわわ~。ミユキ声、声!マイクに入っちゃってる。
お聞きの通りのミユキ嬢。見た目に似合わず声が大きいんです。
当学園の葉山僚長どの(?)とのツインヴォーカルをお楽しみください。

≪・・・舞ったらもう。知らない!≫

あはは・・・・。
実はメインヴォーカルが寝坊をしちゃっているみたいでして。
文化祭のライブ映像を見ながら待っててね・・・・・ふふ。さりげなく宣伝!
つ【http://www.youtube.com/watch?v=eefEr1TlpRg

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(演奏予定時間の二分前に舞台袖に駆け込んで来て)
遅刻の言い訳、どうしたもんかな…
…って。うあー。なんで財前のヤツが場繋ぎしてるんだよ。
だが―――ナイスフォローだっ!!


(舞台の中央でマイク・スタンドの高さを引き上げながら)
(気が付いたら仮装集団と化していた"Gentle Reapers"の楽器隊を確認して)
(各々の調整を終えたメンバー全員に、目線の合図を送る―――)
(兎ミミ、三角帽子、水色チャイナ、最後にミニスカチャイナに向かって頷き)

(観客のお前らに向かって)
待たせたな……おれの歌を聴きやがれ―――"God speed"!!



【ミズキがライドで2カウント。みんな良く聴いて。】
【何度も何度も練習をしたイントロがスタート。】

・・・・・っ!!

【リードギターが鳴り出して一気に会場が沸いた。】
【文化祭の長門さんほど完璧ではないけれど・・・。】
【タカコの弾くフレーズはもっとずっとずっと熱い。】


【リョーヤ・・・・後で覚えてなさい。】
【練習通りにお願い。アドリブは苦手だから。】
【くれぐれもヘンな行動はしないように!】



(十六小節間の前奏を聞きながら、身体感覚をサウンドに委ねていく。此処まで来ちまったら…)
(…マイクの前に立ったヴォーカルがやるコトなんて、一つしかない―――短く、深いブレス)

"渇いたココロが軋む夢 届かぬ想いを重ねて
痛みを分かち合うことより お前に伝えたい my heart beat
二度と戻れない昨日でも 腕広げて受け止めよう over long regret

瞳逸らさないで前を向いて 感じるまま走り出すよ すぐに答えがわかるから
深い闇を駆けて夜を裂いて 風の声を捕まえたらmy wing羽ばたいて未だ消えないGod's gift――"



≪痛みを分かち合うことよりアナタに伝えたいmy heart beat≫
【澄んだミユキのコーラスが耳に心地良く響く。】
【あ。でも今バッキングがチョット遊びだした。】
【ベースギターは冷静に行きましょう。】

≪消えないGod's gift≫
【神様がくれたベースが胸の中で鳴り出す。】
【だけど今は静まって私の心臓。】
【どきどきしてリズムが刻めなくなっちゃうから。】



"――お前だけを抱き寄せたい 何もかもが見えなくなった
時が過ぎて色褪せてもこの翼は――"

(『高音のシャウト』ではない)

"全てを越えて―――――!!!!"

(歌声のフリをした『魂の声』)

"そうさ――"

(プレイヤーとオーディエンスが最も緊張する瞬間―――だが、恐怖は感じない)

"おれが連れて行くよ どんな遠い地平の向こう側でさえ きっとお前が笑うから
遥か雲の彼方飛べるはずさ 心溶かす熱い想いmy soul加速して今――"

(感じているのは)

"貫く God speed―――――!!"



≪アナタだけを抱き締めたいアナタ以外見えなくなった≫
【聞こえない。】
【会場の音も。リョーヤの声も。タカコとミユキのギターも。】
【一瞬だけ。私のビートとミズキのドラムしか聞こえなくなった。】

≪だから≫
【遅れないで・・・・・・・・・・・・・・・今ココでフィルイン!!】

≪私離れないよどんな遠い地平の向こう側でさえ≫
【疾走するメロディ。】
【ステージライトの眩しさ。】
【胸の加速感を抑えられなくなる。】

≪my soul加速して今≫
【・・・・・私のベースがひとりでに歌い始める。】
【けれど演奏のリズムは決して加速しないのです。】

≪貫く God speed≫
【世界に音が満ちる。ステージに。会場に。】
【私達のライブが終わって・・・・・・お祭が始まる。】



(息を切らし、この空間に篭った熱気をしばし浴びて―――)
(舞台のメンバーを振り返り、素直な笑顔を見せる)

…お前ら気分はどうだ?―――おれは、悪くないぜ。

(もう一度、客席に向き直って)
大人しい客も騒がしい客も、最後まで聞いてくれてありがとよっ!

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最終更新:2009年03月31日 11:33
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