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○これを撮影しておけばよかったと思ったシーンはありますか?

映画にしたいというのとは違うのだけれど、生涯、思い出し続けるだろう、という出来事があったんだよ。ある夜、衣裳部屋で、舞台装飾を話し合っていたんだ。と、マイケルが「ケニー、ケニー、、、」と最初はごく小さな声で、言う。「何してるんだい?」と尋ねると、彼は「名前を言ってみてるんだよ。これで発音あってるかな?」と言うんだ。マイケルはインディアナ州出身で、僕の名前を独特な発音で言っていたんだよ。多分、彼に名前を呼ばれるたびに僕がニンマリするので、尋ねたんだろう。で、僕は言ったんだ。「もちろん、マイケル、きみは僕の名前をちゃんと言ってるよ。僕は、君が僕の名前をいう言い方が気にいってるんだ。君に名前を呼ばれると、にっこりしたくなるよ」ってね。するとマイケルは言ったんだ、「よかった、、、。僕が"ケニー"っていうとき、それは"友達"っていう意味なんだよ」とね。

http://www.time.com/time/arts/article/0,8599,1932162,00.html

○「Entertainment Weekly」のTHIS IS IT特集の中の記事で、マイケルがリハーサルを頑張り過ぎているのと、あまり食べない事を心配したオルテガ監督に言った言葉。

「Don't worry. Just put the people all crushed up against the stage.
They're my fuel. They're my food.Their love will get me to the end.」
「心配しないで。ステージに押し寄せてくる人たちさえ、呼んでくれればいいんだ。
彼らは僕の燃料なんだ。僕の糧なんだ。彼らの愛があれば、僕は最後までやり抜くことができるんだよ。」


○朝日新聞に掲載されたインタビュー
 ――12年ぶりとなる本格的な公演が50回も予定され、しかもチケットは瞬く間に完売しました。改めて人気のすごさに驚きました。

 「私も驚いた。私は『50回が売り切れだ。驚いたか?』と尋ねたが、マイケルは『全然。僕のファンはすごいんだ』とちっとも驚いてなかった。彼は、世界中のファンは自分を見捨てない、と確信していたようだ」

 ――しかし、健康面で懸念はありませんでしたか。

 「やせていたから『もっと食べて。睡眠もとって。水もしっかりと飲んで。体を気遣うことは大切だ』と何度も言い聞かせた。マイケルは『心配ない。すべて快調だ。僕はできる。何も怖くない』と答えた。信じるしかなかった」

 ――映画では、公演で予定された約30曲分のリハーサルなどの映像が使われています。ジャクソンさんはどんな世界をつくろうとしたのでしょう。

 「ショーの中のショーをつくろうとした。人々の度肝を抜き、愉快にし、興奮させ、しかも挑発する。人間として地球への責任を負っていることを意識させる。とても壮大なコンセプトだ。マイケルは『コンサートの後、家に帰っても眠れず、一晩中、語り合ってしまうようなショーにしよう』と話していた」

 ――しかし、突然の死によって幻に終わりました。

 「信じられなかった。拒絶。苦痛。恐れ。家族の身を案じ、世界を案じた。想像を超える苦しさだった」

 ――公演は中止になり、映画製作の依頼が来ました。

 「最初は、できないと思った。心の痛みが大きかった。でも、だんだん心境が変わった。ゆっくりと自然に集まってくるように、世界中のファンやマイケルの家族、コンサートをつくっていたチーム、みんなが助け合い、前向きになり、悲しみの底からはい上がろうとした。失ったものは大きかったが、(映画製作を)やろうと思った」

 ――マイケル・ジャクソンとは何だったのでしょう。

 「マイケルは、この星を駆けまわった天使だった」

http://www.asahi.com/showbiz/movie/TKY200910240166.html
最終更新:2009年12月24日 20:56