捕われた 行き場のない心
動けなくなる
自分のキモチさえみえない
目を背けてる
手のひらに 包まれている
蝶のように
飛びたくても 飛べない翅が
都合のいいように 生きればいいよ
苦しいなんて 言わせないから
耳元で聞こえる 誘惑
自由を求めては 辿り着けず
居場所のない 現実に
思い通りにならない地図を
眺めている
身体が切り裂かれ
痛みに 消えていく
記憶も願いも 切なく色づき
左手に 忘れられぬ傷
ボクハ パラノイア
繋がれた 手足
隠された 瞳の中に
思い出す あの面影は
幻なのか
全部捨ててしまえば 楽になれるよ
痛みが快感に 変わっていくよ
手渡される禁断の 赤い実
自分らしさなんて わからなくて
過去に縛られ 繰り返す
時の過ちに 気付かずに
あの実をください
手に入れたいものを 掴めなくて
消えない傷を 増やすだけ
気付いてしまった
見知らぬ世界に 残された
ボクハ パラノイア
うなだれる首
聞こえない耳
叫べない喉
動けない足
これが夢か現実か わからない
でも君は確かに 僕を見ていた
暗い闇の中で もがきながら
何度も自分を 見つけてる
右手に残る 赤い色
バラバラの 蝶々
このまま眠らずに 歩き続ければ
いつかは辿り着ける?
行く手に君の 足跡が見える
もう戻れない
ボクハ パラノイア
最終更新:2009年10月01日 16:56