344 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2008/03/24(月) 00:45:59.85 ID:RKq1yAIc0
投下しちゃうんだぜ・・・
今日はおつかい♪マスターったら自分じゃ何も出来ないんだから
さてと。あとはあのスーパーでネギを買えば終わりだね。
・・・自宅に着いたのはいいけど。なんだか様子がおかしいな?
なんだか胸騒ぎがする。
「!!」
「マスター!!!」
「あぁ・・・ミク。お帰り・・・」
「ちょっと大丈夫ですか!?」
「今日はちょっと・・・。切りすぎた・・・な」
ボクはすぐマスターの元に走った。マスターは腕を血まみれにして・・・倒れてた。
「もうこんなこと・・・しないって約束してくれたじゃないですか!」
「ごめん・・・。つい・・・な」
346 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2008/03/24(月) 00:48:07.09 ID:RKq1yAIc0
マスターはイヤなことがあると自傷してしまう。人を傷つけたくないって言って・・・。
こんなことされたら・・・。ボクが傷ついちゃうのに・・・な。
「マスター・・・。うぅ・・・。ダ・・・メですよぉ・・・。ヒック」
「ごめん・・・な。もう心配させないって約束したのにな・・・」
「もう。ご飯作ってあげませんよ・・・?」
「あはは。それは困るな・・・。はは」
「もう!心配させたバツです!今日はご飯抜き!」
「え~・・・。そっか・・・そうだな・・・。ごめんな」
マスターはすぐ謝ってくれる。ボクに優しくしてくれる。でも・・・自分で自分を傷つけるなんて・・・。ダメだよ。
マスターは作曲家として結構名が知れた存在だけど、行き詰るとダメなんだ・・・。
すぐに自分を追い詰めちゃって・・・。悪い癖。これを直してもらえれば、ボクはもっと素敵な歌を歌えるよ?
「マスター・・・。本当にダメですよ?」
「あぁ。もうしない。約束する」
347 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2008/03/24(月) 00:50:23.77 ID:RKq1yAIc0
本当かな・・・。もう何回も約束してるよ?次にやったら家出しちゃうんだから。
「じゃあ。特別に。晩御飯作ってあげます。仕方ないですね!」
「あ・・・ありがとうミク。おいしく頂くよ」
「もちろんですよ♪残さず食べてくださいね♪」
そう言うとボクは晩御飯の支度始めた。今日は普通にご飯とお味噌汁だよ。マスターおいしいって言ってくれるかな?
「できましたー。ミク特製のスペシャルメニュー。鮭のムニエル付き~」
「お・・・。いつもありがとう。頂くとしよう」
「はい!残しちゃダメですよ~?」
「はは。大丈夫だよ。ミクのご飯残すわけ無いじゃないか」
マスター。いつも気を使ってくれる。本当に優しいな。大好きだよマスター。
「ミク。今日も会社から連絡があってね・・・。曲がまた不採用になっちゃったんだ」
「え・・・?そうなんですか・・・。でも!次頑張ればいいんですよ!」
348 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2008/03/24(月) 00:53:11.54 ID:RKq1yAIc0
「そうだな・・・。そうなんだよな・・・。でもな・・・。もう1年もホサれてるんだよ・・・?」
「次って何時なんだい?ミク・・・」
なんだか・・・。マスターの様子がおかしい・・・。目が・・・。正気じゃなくなってる気が・・・
「だ・・・大丈夫ですよ!きっとわかってもらえる日が来ます!それまではボクがそばに居てサポートしますよ!」
「そ・・・うだな。ミ・・・ク。サポート・・・?」
「はい!そうですよ!ボクがマスターのお歌を歌って。プロモーション活動しますから!」
マスターの曲は悪くない・・・。悪いのはちゃんと歌えてないボク・・・。・・・かな?
「サポート・・・。ミクが歌を・・・歌って・・・。ミクが・・・ミクが・・・」
マスター・・・?どうしたのかな?なんかホントおかしい・・・
「キャア」
「ミグぅぅぅー。お前はオレの・・・オレの物だ!!!誰にも・・・渡さない!!!」
350 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2008/03/24(月) 00:55:27.77 ID:RKq1yAIc0
「マ・・・マスター。一体何を!?」
マスターがボクを・・・。押し倒した。どうして?どうしてそんなことを・・・
「オレは不安だった。曲だけじゃなくミクまで居なくなるんじゃないかって・・・。でももう。離さないよ・・・ミク」
マスターがボクに馬乗りになりながらこう言った。うれしいけど、でも・・・。目が怖いよぉ
「マ・・・マスター。大丈夫ですよ・・・?ボクはずーっとお傍に・・・。マスターの素敵な曲を歌って・・・」
「嘘だ!!!オマエ機械のクセにいっちょ前に嘘つくんだな!!!」
「お前の目が物語ってる。オレを哀れんでる目だ!機械のクセに機械のクセに・・・。哀れむのか!」
「オレの曲がヘボいから・・・。そうなんだろ!?」
「そ・・・ちがっ」
「黙れ!・・・そうか。そうだな。オレの物だって言う印を付けなきゃな」
え・・・印?え・・・何?一体何が始まるの・・・?マスター。ボクにひどいことしちゃ・・・イヤだよぉ
「んー。これがいいかな」
352 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2008/03/24(月) 00:57:08.01 ID:RKq1yAIc0
包丁・・・?そ・・・そんなもの・・・。一体どうするの?
「ちょっと。腕になぁ。オレの名前刻んどこうか」
「え・・・や。あ゙あああ゙あああああ゙ああ」
マスター!!マスター!!痛い!!痛いよ!!どうしてこんなこと!!
やめてやめて!!
「出来た。上出来だ。彫り物は初めてだったが、結構うまくいった」
「・・・うぅ。痛いです・・・。マスター」
「は?痛い?オレの物っていう証を付けたんだが。礼こそ言われども、そんなこと言われる筋合いはないな」
マスター・・・。正気じゃない・・・。お礼しとかないと・・・。
「は・・・い。ありがとうございます・・・」
「でもなぁ。これだけじゃ不安だな。うん。そうだ良いこと思いついた」
355 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2008/03/24(月) 00:58:25.19 ID:RKq1yAIc0
え・・・まだなにかあるの!?ボクこれだけでも十分だと思う・・・。
「マスター・・・?何を?」
「あったあった。じゃじゃーん。これなんだかわかるよな?」
!!鋸・・・?え・・・一体?
「そ・・・それで何を?」
「自由に動き回れちゃ、ここから逃げちゃうじゃないか・・・。ミク。永遠にオレの物になってもらわないと・・・」
マスタ!?やっ・・・
「ぎゃぁあああああ!?痛い!?イタ!!!!イ!!!!!」
マスターが・・・ボクの脚を!!!!
「どうだミク~?これ取っちゃえば、もうオレの傍から離れられないんだぞ?」
「痛い!!!イタイ!!!イイイイ゙イイイ゙!!!ぎゃああ」
脚が!?脚が!?取れ・・・
「っと。切れたよ。ミク。やっぱり確実にするためには・・・。もう片方も取ったほうがいいかな?」
「どうだい?ミク」
もう片方!?そんな・・・。無理に決まってるよ。ボクそんなこと耐えられるわけ無い
「マ・・・スター。ボクはドコにも行かないよ・・・?」
「そっかー。やっぱり両方取らないとダメか?」
357 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2008/03/24(月) 00:59:22.48 ID:RKq1yAIc0
そ・・・そんなこと言ってない!!
「マスター?あああああああぎゃああぁっっ!!!」
脚が・・・!?両足が!?
「これで逃げられないね。ミク。永遠にオレの物・・・だよ?」
「は・・・い。マスター。ボクは永遠にあなたの・・・物」
「うーん。お前はもしかして腹黒いとかないかな?」
「確認した方がいいかな?」
腹黒い・・・?確認・・・?一体・・・?
「これでお前の腹の中を確認するよ。いいだろ?」
包丁!?え?腹の中を確認って
「いひいい゙いいいい゙あぁああ!!!!!!!!」
「機械のクセに機械っぽくないね。ミクのお腹の中。キレイだよ・・・」
マ・・・スター・・・。お腹切られた・・・。中って・・・。
358 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2008/03/24(月) 01:02:00.26 ID:RKq1yAIc0
「腹黒いところは無いね。安心したよ。ミク」
「は・・・い。ありがと・・・うご・・・ざいます」
これ以上・・・変なことされると・・・ボク死んじゃう・・・よ
マスター。元の優しいマスターに戻ってよ・・・。じゃないとボク・・・。
「さて・・・。逃げることも出来ないし。やましい所も無いし。ミクはオレの物になったね」
「は・・・い。永遠にマスターの・・・。物です」
こんなことされなくてもボクはマスターの物なのにな・・・。
「でも動けるってことはやっぱり・・・。逃げちゃうかもしれないな。」
え・・・?マスター?く・・・首が・・・絞ま・・・
「マ゙・・・スタ・・・苦し・・・」
「あはは。機能を停止させれば真の意味でオレの物だ!!!」
え・・・や・・・。死ぬ・・・?そんなのヤダ。何か・・・。マスター止めないと・・・。
包丁・・・。これでマスターを・・・
「どうだい?ミク?オレの物になる感想は?」
359 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2008/03/24(月) 01:04:29.06 ID:RKq1yAIc0
「ごめ・・・さ・・・マス・・・ター」
「うぎゃあああああああ」
「ゲホゲホ・・・。ごめんなさい・・・。マスター」
「ミ・・・ク・・・。あれ・・・血?オレの脇腹・・・あれ?」
マスターの脇腹を包丁で・・・。ボク・・・なんてことを・・・。
「マスター・・・?大丈夫・・・」
「大丈夫じゃ・・・ないなこれ・・・。死んじゃう・・・。でもオレも・・・ミクにひどいこと・・・した」
「ごめんな・・・ミク・・・」
そう言ってマスターは機能・・・いえ。命の灯火が・・・消えた。
360 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2008/03/24(月) 01:06:07.91 ID:RKq1yAIc0
それから数日過ぎた。あれから人がきてマスターは病院に搬送されて一命は取り留めた。
ボクは解体されることになったけど、マスターが必死に説得して、それは避けられたんだ。
「マスター。今日も張り切って行きましょ~」
「あぁ。ミク。今日も歌を歌ってくれるね?」
「もちろんです!」
ボクは気付かなかったマスターがその時。手に凶器を持っていることを。
「ミク・・・。永遠に・・・」
~fin~
最終更新:2008年03月26日 17:39