- あのアイドルをこういう形で絡めてきたのが非常に面白いですね。Pはかなりの敏腕だと思いますが、芸能歴の長い桃子先輩も流石だなって感じで、楽しく読ませて頂きました。 -- (Cな人) 2019-06-20 10:53:54
- 恐らく周防桃子の核をなすであろう『役者からアイドルになった理由』 がテーマのお話。これは誰もそうですが、公式で語られているアイドルのエピソードは断片的です。周防桃子は特にそれが顕著で、彼女が強すぎる故にその辺のバックグラウンドを吐露してくれません。だからこそ、このお話は作者様が周防桃子と真正面から向き合われた末にできた物語なのだと感じることができて、鼻息荒く読んませていただきました。
11歳という年齢で背負うべきでない荷物を背負ってしまった周防桃子のモヤモヤした気持ちがひとつひとつの文章から伝わってきて、読んでて私もなんだか苦しくなってしまいました。特に彼女が役者にならなかったifの世界を考えるシーンは、無自覚にちょこっとだけそこに逃げ込みたい彼女の願望が垣間見えるようで、心が痛かったです。泰葉の言葉がなかったら、きっと桃子は無自覚にもっともっとたくさんの荷物を背負っていたと思うと、桃子が泰葉と出会えて良かったなぁと思います。
凄く気になったのは、なぜPがあそこまで桃子に肩入れをしたのかです。表面的な部分はP自身が語っていますが、奥底にまだまだ熱い気持ちを隠しているような気がして、少し野暮な気もしてしまうのですが、P目線のお話も読んでみたいなぁなんて思いました。 -- (タオール) 2019-06-22 17:12:23
- アイドルとプロデューサーの出会いを描いたお話は多いですが、呼び名にまつわるお話というのは新鮮でした。
子役として活動する中で、桃子が悩み苦しんできたこと、そんな自分や環境を変えるために選んだ道、二次創作だからこそ出来る魅力溢れるお話でした。
本当にあったエピソードと思うような、とても素敵なお話でした。 -- (uskP) 2019-06-22 20:12:21
- 桃子の子役とアイドルの両方の想いをテーマに、非常に感情を揺さぶられる作品でした。それでいて説得力もあり、読み込めば読み込むほど唸るような表現が出てきて読んでいて楽しかったです。ありがとうございます。 -- (かめぴP) 2019-06-23 11:24:28
- 子役現役の桃子に新しい世界を示しに行くやり方は、完全引退していたり勘違いでオーディションに来るグリーやミリシタより素敵だなと思います。 -- (もりやりりを) 2019-06-24 06:49:02
- 色々闇を抱えている桃子ですが、こんな素敵なスカウトされたら落ちてしまいますな。しかしこのPいいなぁ。うんと年下の桃子を子供扱いせずに敬語で丁寧に、でも裏表なくまっすぐに話しに来てるのがまたよし。これは出来るP。アイドルに付き合って水着になったり絵本の朗読をせがむ男はいないようですな。 -- (伊丹) 2019-06-25 09:58:40
- こういうスカウト話めちゃ好き術師なので好きでした。
桃子ちゃんめっちゃ健気だすね。プロデューサーはちゃんと導いてあげて欲しいです。 -- (フワピッ僧) 2019-06-30 16:33:55
- この話が抵抗なく頭に入ってくるのは違和感がないからです。それはキャラ(今回は桃子)への理解が深いことと、話の流れに不合理な点がないことを意味します。物書きとしての力量の差を見せつけられてしまいました。 -- (まとりーる) 2019-07-07 00:36:39
- 桃子の過去を否定するでもなく、ましてや押し付けるでもなく
プロデューサーが、桃子にとって信頼できる人間……って感じられる進み方が好きです -- (荒野の渡り鳥) 2019-07-15 19:59:50
- 桃子が桃子らしくあるために、というテーマを感じました
デレの人が出てきたのもPの言動もです
Pも初対面そして仕事相手ということで距離感あっていいですね。このPすきです
そして話の展開にもPの話にも説得力を感じた。ありそうありそう
それで桃子が子役をやってく上で大人が望む子どもになっていくのも納得。でもそれでは自分らしくはないですよね。子どもらしいと現実の子どもは違うのだから。
桃子はミリの中で一番ありそうなロリだと思ってます。他の子はいい子はすぎたり奔放すぎたり、まぁその子らも好きなんですが。
話がそれました。結局なにが言いたいかというと桃子がこの話に出てくるPみたいな大人に会って自分らしく生きていけるならそれが私の本望だということです。新しいステージで頑張れ桃子。
面白かったです -- (シマ) 2019-07-15 20:05:53
- 周防桃子の物語に岡崎泰葉を登場させる。私見ですが、桃子のSSを書こうとした人でこの二人の絡みを想像しなかった人はいないんじゃないか? その位二人の組み合わせにはシナジーがあって、本作はそうした"かもしれない"の一つの形だと思っています。
タイトルにある『人形』の意味は読み進めて行けば分かる事ですが、答え自体は結構早めに登場してて。テレビを隔てて泰葉の知らない一面を目撃(だって私は言いたい)するシーンはそのまま桃子自身にも当てはまり、彼女の中にも彼女の知らない、見せられないでいた姿や表情があるんだと暗に示す…実に印象に残るシーンだと読んでて感じました。
そうして桃子がPと出会ってから、スカウトの話が進むにつれて彼女の気持ちも動き出します。繰り返し語られる割り切れない好き嫌いと今後への不安、理解者と成り得るかもしれない救済の誘いを経てラスト、遊歩道のシーンまで来るとこちらも勝手が分かってきて、Pの説明と前半の事務所の評判が噛み合う瞬間に「これは彼女が大人になる話なのだ。そうなれる環境に引っ張り込まれるきっかけ話なのだ」と膝を打って痺れたりするワケですね。
ただ…私の中では桃子ってクソ生意気な子役時代があって、それから社長の手で事務所に引き取られたってイメージを持ってたので、本作の桃子は最初から素直な良い子の分、読む人によっては「なんか違くない?」と思われる要素もあるにはある。でも、そういった解釈の違いが新しい視点を授けてくれるのもまた事実なので。(グリマスとミリシタでの設定の相違みたいなもんです)今作においてはアイドルになる=大人になるがまさしくでした。読後、読んで良かったと頷ける"あったかもしれない彼女の話"、可能性の一編だったと思います。 -- (餡煮詰め) 2019-07-16 23:11:13
- 桃子のエピソード0の話。
ミリシタの桃子もグリマスの桃子もプロデューサーにスカウトされるところから始まらないのですが、このお話は、プロデューサーにスカウトされるところから、お話が始まります。
いきなり設定の改変から始まる物語。
個人的には、あまり設定の改変をするのは好きじゃないのですが、読み進めると、このお話はこの設定の改変は必要だったと感じました。
なので、設定改変によるマイナス印象はありませんでした。
この話で良かったなと思ったのは、岡崎泰葉の存在です。
アイマスのアイドルたちが一つの世界線でアイドルをしているとしたら、
桃子の子役人生に絶対登場するであろう人物なんですよね。
個人的にはがっつり絡むモノを読みたいと思いますが、クロスオーバーは相手を知らないとおもしろさが半減するので、ミリオンP向けのお話として、
泰葉はあくまで桃子に対する味付け。
泰葉を知っていようがいまいが、どっちでも良い程度なのも良かったです。
あとは
「だから、お兄ちゃんはお兄ちゃんなの!」
の桃子が可愛かったです。 -- (kotobuki) 2019-07-18 02:42:27
- 読んだ。
すごく桃子だと感じた。プロデューサーも敬意と配慮を忘れない大人で良かった。
設定改変らしいけど、個人的にはこういう出来事が事前にあったからこその、オーディションでのふてぶてしい態度の桃子になったんだと思うくらいにストンと腑に落ちたエピソードだった(ミリシタのメモリアルコミュ1)。 -- (someP213i) 2019-07-22 18:52:54
- 芸能界の世界に身を置き、他の同世代の子供達に比べてずっと大人な桃子。しかし、本人はそのことに何処か引っ掛かりを持っていて、本当に今のままでいいのかと思い悩む姿。この物語を経て今の桃子があると言われてしまえば、確かにそうだなと思ってしまうほど、説得力のあるお話でした。
最後の桃子とプロデューサーのシーン、可愛らしいやり取りだなと思うと同時に、「今の周防桃子」と上手く繋げる役割も果たしていて、ただただ見事でありました。 -- (直球) 2019-07-25 11:25:53
- 面白かったです。桃子の性格にも話の運びにも説得力があって、桃子じゃないですがこの作品なら身を任せてもいいなと直ぐに感じました。
個人的に一番好きなシーンは桃子が食事の支度をする場面です。1人で食事をする子供はかわいそうという古い先入観がなく、特別幸せでも不幸せでもない桃子の素の表情が垣間見える良いシーンだと思いました。 -- (azuu) 2019-07-26 03:20:48
- 桃子らしい
桃子が気になっている人は読むべき
桃子沼に落ちるから -- (kbt) 2019-12-08 13:40:24
最終更新:2019年12月08日 13:40