空魚

pixiv作品リンク 空魚
作者 瑞名子路氏(pixivプロフィール)
ジャンル1 ほのぼの
ジャンル2 数年後
メイン登場キャラ 天空橋朋花ロコ
作品説明 19歳のロコさんが、同じく19歳の朋花さんの空魚に触れます。

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  • 機微というのはそもそも文字化できない
    そんなに直情的でないから
    だからそれに限りなく寄り添っていった作品 -- (kbt) 2019-12-08 13:49:13
  • 朋花がロコに毒を盛ったと告白するところから始まるお話。
    不思議の国のアリス感。物語を読み進めていっても、映像がまったく頭の中に成立してこない。
    文章で描かれる風景は確かにあるのだけど、ソレを映像に落とし込もうとすると、どこかで非日常的な何かを浮き上がらせる。ような感じです。
    朋花が「毒を盛った」に対する回答もあえてわかりにくく書いてあり、難解です。
    個人的には非常に苦手な文体なのですが、こういったシュール系絵画のようなお話は好きな人はすごい好きなのではないかと思います。 -- (kotobuki) 2019-08-22 05:27:22
  • アニメ映画を見ているかのようで面白かったです。 -- (蓮見) 2019-08-08 21:41:14
  • 知ったかぶりたくないので正直な感想を言ってしまうと「イマイチよく分からなかったけど何だか物寂しい話」というのが第一印象で。会話の八割方はちんぷんかんぷんだったのですが、雨の中の電話ボックスとクルクル回る傘の描写、最後に悠々と泳いでいく空魚(鯉のぼりと竜の中間みたいなイメージですが、実際にはきらめく鱗しか見つけられないのかも)の様子は想像するととても綺麗で、特にガラスケースの中の空魚(恐らくは朋花なのでしょうが)に対面するロコのシーンは読んでて印象に残ります。……しかし、まぁ、そうなってくると、このお話って朋花が劇場を去る前触れか何かのようにも感じられて、その背中を後押しするというか、同じ立場になった場合に肯定する(付き添っていける)のがロコって事になるのかなー…とかとか勝手に考えちゃったりして。

    というのも朋花には聖母になる夢が、ロコにもアートを極める夢があります。極端な話、二人はいつか劇場を離れる存在です。その辺が十代最後の年に掛かっていたり、どんな側面(選択)を見せる事になっても個人が個人である事には違いが無いとか何だとかにょにょにょにょにょ~ってお話だったのかな? とか、内容を理解出来ているかの自信は無いなぁ。

    ただ朋花が無限のキャンバスで、そこに彩色を施すロコって構図はとても好きです。傘を使った物理的なモノもそうですけど、ラストでボールの投げ方をレクチャーするのもある意味着色してるワケで。そういうやり取りの出来る彼女が同い年でいるという事が、朋花にとってのある種の救いみたいにもなってるのかな、なんて色々考えられた作品だったと思います。 -- (餡煮詰め) 2019-07-31 20:36:00
  • 「毒を盛りました」
    この書き出しから、「あっ、この作品はなんかヤバイな?」という予感があり、そして的中した次第であります。
    生々しい描写、取り分け視覚的な表現が、多彩かつ精密さをもって描かれており、まさにその光景が、目の前に広がる様子を見ているようでした。
    また、ロコの描き方も大変興味深かったです。「空魚」の正体を模索しつつも、決して人に直接的な答えを求めようとしなかった彼女の「鋭さ」、またその答えを朋花に提示する表現として選んだ手段も、正に「芸術家・ロコ」の真髄を表しているようでした。
    ロコが導いた答えは、雲のような曖昧さで輪郭を形作っていました。同じように、この作品に万人が納得するような、厳密な答えを求めることは、無粋なのかもしれません。それが自由というものです。しかし、ロコは自分の力で、ある種の答えを導いたのです。この作品の幅と奥行きの広さから、自分だけの答えを見つけ出す。それもまた、自由なのでしょうね。 -- (直球) 2019-07-17 02:43:39
  • 例えば美しい映像って、理解する必要がなくてただ美しいと感じればいいんだと思うんですけど、この作品もそうなのかなと思いました。
    言葉の通りに想像するだけで頭の中で美しい映像が次々描かれるのが快感でした。
    -- (azuu) 2019-07-16 00:30:04
  • 不思議な世界に連れて行かれたようでした。
    下手に理解をしようとすることは、きっと野暮なのだと思います。
    強いて言うなら、天空橋朋花だなぁと思いました。 -- (ビンゴ) 2019-07-13 15:50:18
  • 変わってないようで変わってしまった少女たちの物語と感じました。でも変わらないところは変わらない、そこが良いです。 -- (もりやりりを) 2019-07-12 00:32:35
  • 様々な解釈ができる作品ですね。空魚とは何か、どうして朋花はロコに「毒を盛った」と言ったのか、どうしてそんな嘘をついたのか。筆者はおそらく答えを持っているのでしょうが、読み手としては色んな回答が出てくるのではないかと思います。だからこそ、こういうお話は読んでいて面白い。
    そして文章がとても綺麗。多彩な表現を用いてますが、すんなり頭に入ってくるし、描写がパッと鮮やかに脳内に出てきます。だからこそ、この素敵な世界観がより魅力的に映し出されているのでしょうね。
    良いお話でした。ありがとうございます。 -- (ペテロ) 2019-07-09 20:27:36
  • 一言で言えば『ぐぬぬ』という感想です。無知で浅学で無教養の私には、このお話の核を理解するのは難しい...。読み進めていくたび「?」が積み重なっていくものの、それでもなお先を読まずにはいられなくなるのは、作者様の確かな力量あってのことだと思います。参りました。

    ラストの描写、未来をどう彩っていくかというお話に見えたのですが、ならなんでこの物語が4年後の世界なんでしょうと疑問に思いました。不確実でまだ色付けられていない未来を表現するのであれば、本編の15歳の設定でも良いはずです。そこに何かこのお話の核があるような気がしました。それを前提に考えると、『毒』という表現、何故朋花はロコに毒を盛ったのか、ロコの出した答え、ロコが聞き取れなかった朋花の言葉、などなど様々な描写が強く意味を持つなぁなんて感じました。

    そんな感じでお話を分解して、繋ぎ合わせて、普通ならすっごく認知的にコストのかかる作業が楽しくて仕方がなかったです。それほどの作品をありがとうございました。
    -- (タオール) 2019-07-06 11:45:01
最終更新:2019年07月04日 18:50
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