深海の帝王編 - 豆腐の入ったプリン同盟ウィキ

深海の帝王編

登場人物

• 笠木　涙（ｶｻｷﾞ　ﾙｲ）…いたって普通の男の子、ある日曲がり角で

　　　　　　　　　　　　空き缶を蹴飛ばしてから、人生のすべてが変わった。
　　　　　　　　　　　　一応主人公。

• ルミン・メリーナ…自分の事を僕と呼ぶ変わった女の子。

　　　　　　　　　　ルイに空き缶をぶつけられた次の日から
　　　　　　　　　　ルイを深海の帝王を殺すまでの協力者とする。

• ルィーズ・メリーナ…ルミンのお兄さんで、名前以外は謎に包まれている。

消え去った？
…消え去った？
………私は…全…。
……そうでしょ？
私を…海に沈めた神よ。

第一話　失われた宝

舗装された道路を缶蹴りをしながら進む、男の子。
学校帰りのかばんを持って詰まらないとつぶやいている。 「変わったことでもいおきねぇかな」
そういい、歩いていく。
少年は缶を蹴り飛ばした。
「痛ッ！」曲がり角で声をする。
少年は逃げた。
「あれれ…僕に缶が当たったのです」
出てきたのは、白く見える少女だった。
「誰もいないのです。でも、痛いのです」
少女は意味もなく独り言をしゃべった。