Barvainis, 1992,ApJ,400,502B

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  • ABSTRACT

1978年からの10年以上、クエーサーFairall 9のUVフラックスが
  1. Clavel, Wamsteker, & Glass 1989
によって観測され、30のファクターで変光していた。
赤外も同様に変化していたが、形は同じものの、UVに対して約1年の遅延があった。
Clavel et al.は、データは、ダストによるUV光のIRでの再放射とconsistentであると提案している。
この論文では、中心の可視光/UVの光源によって加熱されたダストがFairall 9からの赤外放射を担っているという詳細なモデルを述べる。
4つの主な赤外波長(J,H,K,L)での光度曲線がフィットされており、IRのスペクトルと一時の振る舞いの両方に一致している。

放射するグレインが高いUVフラックスに対して生き残るか、そのようなあとに速いタイムスケール(数ヶ月)で再生成できるかするクラウドに配置されていれば、よいフィットが得られた。
詳細な扱いは、かなりのUVとIRの光学的厚みを持ったクラウドからの放射で与えられる。
典型的なグレインのemissivity則を使うことで、グレインの推測される昇華温度は1300-2000Kにあり、仮定したクラウドのopacityに依存している。
この範囲は、グラファイトやシリケイトやその組み合わせとconsistentである。

Fairall 9の変光の性質のために、ダストが球状かディスク状かを区別することができる。
半径方向の分布は制限され、直接UVに照らされているクラウドは、0.3光年から1.3光年までの間にあるようだ。
可視光/UVの連続光の変化部分は、近赤外まで広がったフラットなスペクトルを持っているようで、光学的に厚い降着円盤というよりは、光学的に薄い降着円盤の機構のようだ。
最終更新:2013年05月02日 23:15