■ミニプラ アバレンオー (300円・全2種 2003年春発売)
ミニプラの転機となるデカレンジャーの前年度の作品ということで、全体的に可動に関しては控えめである。
特筆すべきは値段の安さであろう。なんと600円で完成する。
ハリケンジャー以前のロボは200円×5個の計1000円で完成するものが多かったが、前年のハリケンジャーに続き
1号ロボが3体合体で完成する為、2箱で完成できて揃えやすい。しかし、ロボ自体のサイズは昨年の旋風神よりも
遥かに小さい。
全体的にディティールが甘く、シールも少ない為、塗装しないと映えないだろう。
安全を考慮してなのか、トリケラトプスの角などが非常に丸い。プテラノドンの兜と本体を接続するピンは
非常に細く、折れやすいので要注意。
DXではティラノ頭部から引き出すようにして出現するアバレンオーの頭部だが、ミニプラでは余剰パーツ
というか差し替え変形になっている。普段は無くさないように口の中に収納しておこう。
兜は取り外し式の為、プテラ無しでの合体も可能。
3体揃って完成!アバレンオー!
足首にせっかくボールジョイントを採用しているというのに、股関節が前後にしか動かないのでほとんど意味を為さない。
首も回転させられるのだが、兜が固定なので事実上頭部を動かす事ができない。
…というなんとも矛盾した設計である。逆に言えば、この試行錯誤が翌年の進化の起爆剤となったのかもしれない。
当然ながらDX版のように電動でドリルが回転したりはしないが、DXでも再現可能な尻尾と盾を持つギミックは再現可能。
今見るとやや粗い作りではあるが、最安値1号ロボということで、あまり玩具を買って貰えない子供達にはありがたい
商品だったのではないだろうか?
最終更新:2013年08月01日 00:04