■ミニプラ獣拳合体ゲキトージャ 2007年春発売 300円 全3種

2007年、ミニプラに可動革命が起こった。

  • ゲキチーター、ゲキタイガー、ゲキジャガー(各300円)

獣拳戦隊ゲキレンジャーは久々の3人スタート戦隊であった為、1号ロボのゲキトージャも300円3種類での発売となった。
DX版は電動回転ギミックをメインとしている事から、ミニプラは差別化を図る為に可動を重要視したようだ。
特に原作自体が拳法をモチーフとしているだけに、そのイメージにも一致していた。

  • 獣拳合体ゲキトージャ(武器のゲキセンコツはタイガー、チーター、ジャガーの尻尾を合体させたもの)

上半身をレッドのマシンが担当、両足をそれぞれイエローとブルーのマシンで構成するというオーソドックスな合体パターンで、
一見するとスタンダードな戦隊ロボという印象しか受けない。だが…


驚くべきはその内部構造にある。なんと、股関節が単なるボールジョイントではなく前後にスライドする仕組みになっている。
一昔前のガンプラもびっくりの二重構造により、足回りの可動範囲は驚異的なものである。

更に驚くべき事に、前代未聞の交換用の手首パーツまで付属している。普段は無くさないようにゲキジャガーとゲキチーターの
胴体内部に収納しておけるという親切設計で、完全に高年齢層を意識している事は間違い無いだろう。


ゲキタイガーの肩の部分も引出し式の二重関節になっており、手首の付け替えなどを加えることでそれまでのミニプラでは
到底不可能だった複雑なポーズや劇中再現も思いのままである。


ゲキトージャの可動域は2013年現在までにおいても圧倒的であり、未だにこれを上回る可動を実現したミニプラは無いと言える。
「可動」というミニプラの特徴を最大限に高めた歴史的ロボとして今後も語り継がれていく事は間違いない。

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最終更新:2013年08月07日 23:14