■ミニプラ炎神合体エンジンオー 2008年3月発売 300円全3種
前年のゲキレンジャーロボシリーズが「可動」を徹底的に追求したシリーズだったが、今年はどういう切り口で攻めてくるのか?
そんな雰囲気で2008年のミニプラシリーズは始まった(と思う)。
蓋を開けてみると、2008年の戦隊はターボレンジャー、カーレンジャーに続く、戦隊の王道である「車」をモチーフとした戦隊で
ロボを構成するメカは車が中心となっている。ただ、過去作との差別化として動物モチーフも混ぜられており、それぞれ自我を持ち、
1つのキャラクターとして成立させている。
- 炎神バスオン
- 炎神スピードル
- 炎神ベアールV(ベアールVにはゴーオンソードが付属)
DX版はメインギミックとして「炎神ソウル」という音声ユニットを収納して遊ぶことができたが、ミニプラではそれは省略されている。
逆に、収納ギミックが要らない分、各マシンや部品の大きさをより自由にアレンジすることができたと考えられる。
DXと比べるとバスオンがやや大きい分、ベアールが小さくなっている。その為か、ベアールには
ロボ形態時の武器であるゴーオンソードが付属している。
なお、写真のベアールは黄色く塗装してあるが、実際の成形色は黒で、大量のシールで黄色く(誤魔化ように)なっている。
劇中で見せたスピードルの滑空形態も再現可能。
バスオンの背中には収納スペースが2ヶ所存在している。DX版では炎神ソウルとゴーオンソードを収納していたが、
ミニプラでは炎神ソウルギミックは省略されている為、通常使うのは片方だけになる。
ゴーオンソードが2本あれば、両方に収納することはできるが。
3機のメカがトーテムポールのように積み重なって完成する、シンプルながら面白いスタイル。
前年のゲキレンジャーシリーズと比較すると、ボールジョイントが採用箇所が減り、採用されて
いるのは足首くらいに。バスオンの股関節部分などには太い軸が使われており、安定性があります。
背中のゴーオンシールド(ベアールVのシャーシ)とゴーオンソードを装備することもできます。
エンジンオー単体ではあまりギミックが無く、前年と比較すると圧倒的な可動とまではいかないものの
全身の可動自体はそこそこ広く、安定した出来だと言えます。
この安定性を基盤にして2号ロボ、3号ロボ達との組み合わせによってエンジンオーは真価を発揮し、
ミニプラシリーズ最大の伝説を作り出すことになります。
最終更新:2013年08月01日 23:23