■ミニプラ ウルカイザー(2005年春発売 500円全2種)

マジレンジャーロボシリーズ第2弾は、戦隊ロボとしては珍しく純粋な悪役ロボとしてウルカイザーが登場した。
5体合体ロボなどであれば5分割して販売することができたが、今回は全体の7割を占めるバリキオンと3割を占める
ウルザードという変則的な合体である為、開発側の苦心が見て取れる。

  • ウルザード&バリランサー
ウルザードはウルサーベルとジャガンシールドを装備。バリランサーは完全にバリキオンを買う事を前提
としているが、2分割のボリューム差を埋めるための苦肉の策としてウルザードとセットで販売ている。

それでもウルザードとほぼ同サイズのマジフェニックスがマジフェアリー付属で300円という事を
考えると、やや割高感は否めない。


なお、ジャガンシールドは展開することが可能。また、ウルサーベルを収納することもできる。

  • 魔導馬バリキオン
バリキオン自体は500円1箱で完成し、500円としてはかなりのボリュームを誇る。
しかしバリキオン付属の頭部パーツはダミーパーツとなっており、あくまでバリキオンとして
飾ることしかできない。


バリキオンとウルザード&バリランサーを揃えることでバリランサーを頭部に変形させ、完全なバリキオンが完成する。
この場合、ダミー頭部パーツは不要となる。

ウルザードは単に乗せるだけではなく、専用ジョイントでバリキオンに固定するため簡単には落ちない。

  • ウルケンタウロス
劇中第1話で初登場したバリキオンとの合体形態も再現可能。

  • ウルカイザー
ウルザードを格納するような形で合体する構造上、可動箇所を増やすことができなかったのか、前年のデカレンジャー
のミニプラと比較すると可動が大幅に減っている。動かせるのはほぼ腕と足の向きだけで、DXとあまり大差はない。


なお、ウルカイザーの欠点としては背中の伸縮部分が非常に緩く、持ち上げた拍子に伸びてしまい不恰好になる
という点が挙げられるが、写真のようにウルサーベルを挟み込むことで伸縮を防止することもできる(当時のミニプラスレより)

(本来、ウルサーベルは腰の裏側に取り付けることができる)

  • 友情合体ファイヤーカイザー
ウルザードとマジフェニックスはほぼ同じ構造の為、それらを入れ替えることが可能である。単なるコアチェンジという玩具の
ギミックだけに留まらず、劇中でも印象的な登場をしたファイヤーカイザーも再現可能。



前年のデカバイクロボが819円という高額から極端に入荷店が少なかった事への反省なのか、ウルカイザーはミニプラに
「500円」という新しいラインを作り出した。これは当時としては画期的だった。
…しかし、500円という値段は玩具を買い与える親の立場としてはまだまだ高額なのであろう。後のシリーズでも
極力500円ラインは作らないようになり、近年では無理矢理分割してでも300円ラインを維持しようとしていることがその
証拠である。



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最終更新:2013年08月04日 00:19