【元ネタ】史実
【CLASS】ランサー
【マスター】
【真名】ウィリアム・マーシャル
【性別】男
【身長・体重】182cm・78kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力B 耐久B 敏捷A 魔力E 幸運B 宝具A-
【クラス別スキル】
[[対魔力]]:D
一工程(シングルアクション)による魔術行使を無効化する。
魔力避けのアミュレット程度の対魔力。
【固有スキル】
[[無敗の武勲]]:A+++→(―)
生涯500以上の決闘で無敗を誇ったランサーの偉業。
このスキルが機能している間、彼自身が持つ勇猛、見切り、心眼(真)等の効果に加えて
ランサーは全パラメーターに“+”の戦闘力ボーナスと逃走及び敗走以外の判定時に大幅な補正を得る。
ただし、ランサーが敗北した瞬間、このスキルは消滅する。
[[守護騎士]]:B
騎士道における理想の騎士として、今もなお讃えられるランサーに与えられた希少スキル。
他者を守る純粋な使命感によって、その防御力は短時間ではあるが、凄まじい上昇を見せる。
[[友誼の証明]]:C
敵対サーヴァントが精神汚染スキルを保有していない場合、
相手の戦意をある程度抑制し、話し合いに持ち込むことが出来る。
聖杯戦争においては、一時的な同盟を組む際に有利な判定を得る。
[[騎乗]]:C+
騎乗の才能。幻想種や野獣を除き、大抵の乗り物を人並み以上に乗りこなせる。
更に騎馬を乗りこなす際、有利な補正が掛かる
【宝具】
『騎士は馬上にて屈さず(バウンティ・アーマメント)』
ランク:D 種別:対人宝具 レンジ:2~4 最大捕捉:1人
馬上槍試合で無敗を誇り、財を築き上げ、108の捕虜を得た逸話に由来する宝具。
装備が失われた際、魔力を通すことで即座にストックされた新たな騎馬・武器が出現する。
いかなる体勢からでも使用でき、瞬時に新たな馬に乗り移り武器を持ち直すことで不利な状態を仕切り直す。
ストックの数は108まであるため事実上、ランサーを落馬させた状態での戦闘に持ち込むのは不可能に近い。
『五王の忠臣(アール・マーシャル)』
ランク:E~A- 種別:- レンジ:- 最大補足:-
5人の王に仕え、信頼を勝ち取ったランサーに与えられた恩恵。
王の威光たる宝具を借り受け、一時的に使用することが可能となる。
○その懺悔を肉親に捧ぐ(エターニティ・アリエノール)』/対人宝具
若ヘンリー王の、熱病による死の床における懺悔と願いの再現。
ランサーはDランク相当の「命の遺産」スキルを獲得する。
○地を均せ、猪首の王(ブルネック・コモンロー)/対城宝具
現在のイギリスの諸制度の礎となった、ヘンリー2世の治世が昇華したもの。
自身のスキルの発動率及び効果にプラス補正の他、敵陣営の陣地への与ダメージが
大幅に上昇し、破壊した陣地を自身の物として「占領」することが可能となる。
○永久に遠き獅子の咆哮(エクスカリバー・ライオンハート)/対軍宝具
極度のアーサー王フリークであったリチャード獅子心王は剣を初めとした
道具に「エクスカリバー」と名付けたという逸話に由来する宝具。
手に持った武器を聖剣に見立て光の斬撃を放つ。ただし、その武器が衝撃に耐えられるかは別。
威力は本来の聖剣には劣るが、加護のない通常の防御では一撃のもとに斬り落とされるだろう。
○王は憲章の下に在りて(マグナ・カルタ)/対人宝具
イングランド史上最悪の君主、ジョン失地王が持つ「唯一の功績」。
発動後、生前王であったサーヴァントの能力を大幅に制限し、
宝具及びのスキルの発動に関する判定ロールが強制的に実施される。
しかしこれは本来の所有者が自身の存在を否定することで行使されるものである為、
代行者であるランサーもその例外に漏れず、霊核を喪うこととなる。
○我は王を守り、道を修むる騎士なり(ナイツ・テンプラー)/対人宝具
幼き王ヘンリー3世を護った老兵のランサーに赦された「神殿騎士団」への「入団」。
宝具を発動している間、一時的にスキル「守護騎士」のランクに「++」が付与される。
また「神殿騎士団」の特性と共鳴することでBランク相当のカリスマを獲得する。
【Weapon】
『無銘・馬上槍』
『騎士は馬上にて屈さず』より持ち出した、殺傷力の低い馬上槍試合用のランス。
ランサーはこれ以外にも殺傷力の高い様々な武器を多く所有しているが、
敵の力量を見極め、攻撃を凌ぐ第二の盾となりうるこの槍を好んで使用する。
『無銘・騎馬』
『騎士は馬上にて屈さず』より持ち出した、武装した軍馬。
調教が為されており、ランサー以外が乗ってもその脚は鈍らない。
【解説】
初代ペンブルック伯。
騎士としての活躍は目覚しいもので、生涯500以上の試合をし、
無敗という伝説を残しており、キリスト教圏最高の騎士とも言われている。
プランタジネット朝の若ヘンリー王、ヘンリー2世、リチャード1世、ジョン王、ヘンリー3世の5人の王に仕え、
卑賤の身分からイングランドの摂政、そしてヨーロッパで最も有力な人間の一人となった。
ジョン王がマグナ・カルタに調印した際、貴族達との調整役を務め、イングランド王家に忠誠を尽くした。
ジョン王の遺言によりウィリアムは摂政として幼いヘンリー3世に仕えることになったが、
マーシャルは既に70歳近くの老齢となっていた。
しかしイングランド王位を狙うフランス王太子ルイ(後のルイ8世)と
反乱貴族達を相手に精力的に戦い、リンカーンの戦いでは、
若い騎士達と共に先頭に立って戦い、勝利に貢献した。
1217年には、ルイや反乱した貴族達を厳しく非難することもなく、寛容の心で許している。
だが、ウィリアムの狙いはむしろ早期の和解にあったという記録が残っている。
節制と相手への譲歩はウィリアムの政策の中心であり、若いヘンリー3世に対する安全と平和を望んだ。
1217年にマグナ・カルタが再発行された際、証人としてサインしており、
ウィリアムの存在なしには、イングランドはジョンの悪政によって
崩壊していた可能性もあるとされる。
フランス王と反乱貴族達は王の言葉でなく、ウィリアムの方を信用していた。
最終更新:2017年06月01日 17:31