オレステース

【元ネタ】ギリシャ神話、ギリシャ悲劇
【CLASS】アヴェンジャー
【マスター】
【真名】オレステース
【性別】男性
【身長・体重】179cm・78kg
【属性】混沌・悪
【ステータス】筋力A 耐久B 敏捷B 魔力D 幸運B 宝具C
【クラス別スキル】
復讐者:A
 復讐者として、人の恨みと怨念を一身に集める在り方がスキルとなったもの。
 周囲からの敵意を向けられやすくなるが、向けられた負の感情はただちにアヴェンジャーの力へと変わる。

忘却補正:B
 人は多くを忘れる生き物だが、復讐者は決して忘れない。
 忘却の彼方より襲い来るアヴェンジャーの攻撃はクリティカル効果を強化させる。

自己回復(魔力):B
 復讐が果たされるまでその魔力は延々と湧き続ける。
 魔力を微量ながら毎ターン回復する。

【固有スキル】
神々の弁護:A
 アポロンやアテナからの弁護を受け、神々からの免罪を受けたことに由来するスキル。
 神々にアヴェンジャーが正義であると看做される限り、精神異常のバッドステータスを無効にする。
 また属性を真逆のものとして表示し、特定の属性を対象としたあらゆる効果を撹乱する。

復讐神の糾弾:B
 復讐の女神エリーニュエスからの告発。
 アヴェンジャーが他者を攻撃する度に糾弾する声が聞こえ、与えたダメージ量に応じたランクの狂化を付与する。
 神々の弁護スキルが効果を発揮している間は慈愛の女神エウメニデスとなり、デメリットが消え恩恵のみを享受出来る。
 ……しかし他の神々すら彼を見限るようなことがあれば、言い包められいいように利用されていたことに気付いた女神は再び復讐の歌を謳い上げ彼を破滅へと導くだろう。

啓示:A
 “直感”と同等のスキル。
 直感は戦闘における第六感だが、“啓示”は目標の達成に関する事象全て(例えば旅の途中で最適の道を選ぶ)に適応する。

【宝具】
『因果報う復讐譚(オレステイア)』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1人
 アヴェンジャーが自身の母クリュタイムネーストラーとその情夫アイギストスを殺した際に使用した斧。
 この斧は元々アヴェンジャーの実の父アガメムノーンが母とその情夫に殺された時に使用されたものであり、それが巡り巡って彼の手へと渡ったという。
 トロイア戦争をめぐる罪過を清算したアヴェンジャーの人生を象徴するかのようにこの斧は罪を犯した者に対しての特攻能力を持つ。
 ただし罪の基準はアヴェンジャーの判断に依るため、悪なる者以外に対しても特攻が働く場合がある。

【解説】
 トロイア戦争においてギリシャ軍総大将を務めたアガメムノーンの息子にしてミュケーナイの王子。
 姉にイーピゲネイア、エーレクトラーを持つ。

 幼少期に母とその情夫によって父を殺され、自身も命を狙われるもののエーレクトラーの手引きで窮地を脱する。
 成長したオレステースは父の仇を討つも、母殺しの罪によって復讐の女神たちの呪いを受け狂人となってしまう。
 その後、アポロンの助力によって正気を取り戻し、殺人の正否を問うため神々の裁判を受け、無罪となったオレステースはさらなる復讐の旅に出る。

 『父を10年に及ぶ戦争に連れ出し、家族崩壊の原因を作った不義の女を成敗する』という理由のもと、トロイア戦争のきっかけとなったヘレネーを殺した。
 幼少時の恋人であったヘルミオネーがアキレウスの息子ネオプトレモスに嫁いでいることを知ると、決闘を申し込み殺した。
 ネオプトレモスは、トロイア戦争でトロイアの王プリアモスを殺し、ヘクトールの遺児アステュアナクスを惨殺、寡婦アンドロマケーを戦利品にしていた。
 オレステースにその意図があったかはともかく、彼はその復讐によってトロイア戦争をめぐる因果を清算したのであった。

 その後オレステースはミュケーナイに戻り王となり、スパルタの王である義父メネラーオスの死後はスパルタ王も兼任した。
+ タグ編集
  • タグ:
  • 実験産
  • アヴェンジャー
  • ギリシャ神話
最終更新:2023年10月31日 18:42