【元ネタ】史実、仏典
【CLASS】アヴェンジャー
【マスター】
【真名】アジャータシャトル
【性別】男性
【身長・体重】180cm・75kg
【属性】混沌・悪
【ステータス】筋力C 耐久A 敏捷C 魔力B 幸運D 宝具B
【クラス別スキル】
復讐者:B+
復讐者として、人の恨みと怨念を一身に集める在り方がスキルとなったもの。
周囲からの敵意を向けられやすくなるが、向けられた負の感情は直ちにアヴェンジャーの力へと変化する。
度々苛まれる頭痛により、アヴェンジャーの中で負の感情はより増幅された物へとなっていく。
忘却補正:A
人は多くを忘れる生き物だが、復讐者は決して忘れない。
忘却の彼方より襲い来るアヴェンジャーの攻撃はクリティカル効果を強化させる。
生まれ変わろうとも消えぬ怨嗟。
自己回復(魔力):D
復讐が果たされるまでその魔力は延々と湧き続ける。魔力を微量ながら毎ターン回復する。
【固有スキル】
思想鍵紋:B+
西洋魔術とはまったく異なる、東方における思想魔術にまつわる思想鍵紋を有する。
紀元前500年頃の人物であるが、転生により思想盤の特権領域へのアクセス権限は失われている。
しかし、かつて仙人だった大本の自分自身をバイパスすることで限定的なアクセスを可能とする。
頭痛持ち:A
父王を殺したことで受けた呪い。或いは怨念と罪悪感の板挟み。
慢性的な頭痛持ちのため、精神スキルの成功率を著しく低下させてしまう。
アヴェンジャーのクラス別スキル「復讐者」の影響により、悔悟の念を懐こうと忽ち憎悪へと変わる。
提婆達多の讒言:A
釈迦の敵対者デーヴァダッタの讒言を受け、父王を幽閉した事に由来するスキル。
聖者に属する存在に対しての特攻効果及び、アヴェンジャーの他者に与えるダメージ値増大の効果を持つ。
仙境の智慧:A-
前世から引き継いだ、仙人として永い時を生きた故に得た経験と智慧。
英雄が独自に所有するものを除いたほぼ全てのスキルを、B〜Aランクの習熟度で発揮可能。
転生直後に高所から投げ捨てられた時はこの智慧とスキル「思想鍵紋」をフル活用し辛くも生き延びた。
しかし、スキル「頭痛持ち」の影響により十全には発揮されにくい。
【宝具】
『阿闍世・七重牢(アジャータシャトル・サプタカーラーガーラ)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:1〜30 最大捕捉:1人
アヴェンジャーが父を幽閉した牢が宝具となった物。
対象を破壊されても時間経過と共に再生する七重の障壁によって閉じ込める。
また宝具内の対象は徐々に魔力を削られ、消耗していく。
脱出するには時間を掛けずに七つの障壁全てを破壊する事が必要である。
運用方法としては応用が効き、閉じ込める他、七つの障壁を物理的に敵対象にぶつける。
あるいは障壁を裏返すような形で防壁としてアヴェンジャーの身を守らせる事が可能である。
【解説】
紀元前5世紀初頭頃のマガダ国王。ビンビサーラ王の子。
北西方のコーサラ、北方のヴリジを征服し、パータリグラーマに築城。
パータリプトラとして発展する基礎を築いた。
また仏陀死去の際、遺骨を得て王舎城(ラージャグリハ)に仏塔を建立した。
仏典においては父を幽閉死させ王位に就いた事が知られる。
仏典に曰く、ビンビサーラは子がいない事を憂い神に祈った。
時にある占い師から、毘富羅山に住する仙人が近々死んで托生することを告げられ、ビンビサーラは待ちきれず殺した。
間もなく夫人が懐妊したが、占い師に占わせると、生まれてくる子は怨を懐き父王を害すだろう、と告げた。
ビンビサーラはこれを信じ、楼上から我が子を投げ捨てた。
アジャータシャトルは一指を折ったのみで死ななかった。
その後アジャータシャトルは仏陀の敵対者デーヴァダッタに唆され、父を七重の牢獄に、父を助けようとした母を宮殿に幽閉した。
ビンビサーラは餓死したが、その後アジャータシャトルは後悔し、頭痛を感じるようになった。
そして医者であるジーヴァカ大臣の勧めにより仏陀に相談した所、頭痛がおさまった。
そうして仏教に帰依し教団を支援するようになった。
最終更新:2024年08月10日 10:03