あらすじ(AMB)

 急速に進化を遂げていたインターネット技術は、ついに二次元世界の存在を証明する。
 インターネットを介して三次元世界の存在が二次元世界に干渉できる技術、LDIC(低次元情報化接続)システムによってインターネットは恐竜的進歩を遂げていた。

 二次元世界内に再現された仮想三次元世界─”仮想積分空間(VIS)”にダイブし、鎧や武器を作成して戦うLDIC使用オンラインゲーム”アーマービルドLDIC”には、”AB軍事部”と呼ばれる、アウェーなプレイをするプレイヤー集団が存在していた。

アーマードマインド=ビルダーズ

 軍事部員である”みのる”は、ある日三次元世界の街の上空で戦闘を繰り広げる二人の少女を発見する。
 しかし二人はみのるもよく知る、アーマービルド軍事部のプレイヤーだった。
 墜落した一人から、何故かアーマービルドのアバターから元に戻れないこと、アーマービルドの異世界から現実に移動ができること、AB軍事部のメンバーが異世界、現在両方で派閥を作り戦いあっていることを知る。
 不意なことから同じ状況に陥ったみのるは、混乱によって派閥化し争っていた各プレイヤーを仲間と共に纏め上げ、事態解決に向け奔走をはじめる。


アーマードマインド=ビルダーズ ブラインド・セルフ

 「LDIC境界線短絡事件」と呼ばれる事件から一年、平穏を取り戻したAB軍事部。
 各プレイヤー間の関係は、短絡事件をきっかけに修復に向かいつつあった。
 しかし、短絡事件によって有名となったAB軍事部は新規参入者が増加したことで、治安の悪化が深刻となる。
 加えて新規参入者に関わる思想の違いで、サークル間の関係はむしろ事件以前より悪化した。
 荒らしプレイヤーによってwikiの内情も悪化していく中で、みのるは管理メンバーに「荒らし・外交対策メンバー」として起用され、新アカウントによって荒らしプレイヤーや他サークルと真っ向からぶつかっていく。
 収まらない争いによって、短絡事件の影響でみのるが発症していたある病が再発する。


アーマードマインド=ビルダーズ コンフロント・シンメトリー

 ”LDIC依存症”によって暴走したみのるによってAB軍事部世界が壊滅状態となってより3日。
 全ての責任を負うため、また療養生活に入るため、みのるは自らをBANすることでAB軍事部を引退する。
 一方、AB軍事部各サークルはゆっくりながらも関係を修復していった。
3年後、wikiへの新規参入者、”ひなせ”は他者との交流をほぼ行わないプレイヤー、”ナオ”によって荒らしプレイヤーから助けられる。
この出来事をきっかけにひなせはなおに弟子入りする。
ある日、古参プレイヤーである”水城”がなおと一騎打ちしたいと申し出る。
 勝負後、水城はナオが過去、無差別な破壊を行い自らBANを行ったプレイヤーみのるであると見抜く。
 一方、ひなせこと「日生鈴子」は、みのること「松が谷みのる」と畿内高専LDIC研究室の後輩先輩の関係だったことが発覚する。
 日生は、みのるが”情報物質化システム(RIMsystem)”の実験を行っており、軍事部世界を実験場とするため、ナオとして密かに軍事部に復活していたことを本人より聞かされる。
 一方、AB軍事部@wiki管理人、ヘルツは自身の抱えるLDIC依存症の解決のために、軍事部世界を巻き込みかねない実験を行おうとしていた。


アーマードマインド=ビルダーズ イフライン!

 LDIC境界線短絡事件後解決後、事件前までのいざこざやしがらみが無くなった軍事部には平和かつ活発な活動が続いていた。
 短絡事件より三年後、軍事部を名乗る全てのサークルが集う大交流会が企画される。
 交流会当日、企画の一部である「サークル間連合戦」の最中、三つの試合会場のうちの一つ、軍事部@wiki運営本部周辺が謎の半透明ドームに覆われる。
 アーマービルド世界の各所に同時に大量発生した謎の半透明ドームは、やがて縮小し大きなクレーターを残し、中のプレイヤー、土地をもろとも消し去ってしまった。
ドーム内にいたみのる、ヘルツ、アルカトラズ、咲花、プリズムはドームの消失と同時に、まばゆい閃光を覚える。
気がついた時、4人は永遠に曇天の続く、現実の京都と瓜二つのVIS世界に放り出されていた。
 謎のVIS世界で出会ったナオと名乗る少女は、「この世界は二次元世界に食われた」と語る─。
一方現実世界に取り残された日生は、国連低次元世界管理局(ULAB)によって突然二次元世界に接触できなくなった事を不信に覚え、畿内高専、インターネットを駆使しみのる達の救出に乗り出す。

(イフライン!はアーマードマインドシリーズ第一部の終了後分岐した世界線という設定で、外伝モノとして考えているので、本編との整合性はやたら雑かつテキトーとなっています。)
最終更新:2018年11月16日 19:11